【喉の痛みの治し方8選】実は病気が原因?薬や食べ物など痛みを和らげるポイントとは?
のどの痛みってどうやって治してますか?
「喉の痛み」を一度は経験したことがある方も多いのではないでしょうか?喉の痛みには風邪など日常生活で起こりやすい様々な事が原因になっている事が多い反面、恐ろしい疾患が隠れていることもあります。
今回は喉の痛みを招く様々な原因やそれに合わせた対処法を幅広くお伝えしていきます。
喉が痛むときに考えられる病気とは?
のどは鼻の奥から声帯のすぐ下までのところを指します。鼻や口の奥を咽頭、声帯の辺りを喉頭と呼びます。そして、喉の痛みの原因は咽頭や喉頭に何か異変が起こって生じているケースが多いです。
ここでは喉の痛みを招く8つの病気について紹介していきます。
1.咽頭がんと食道がん
喉の痛みを招くがんとしては咽頭がんと食道がんがあります。咽頭がんは初期には無症状なこともありますが、進行に伴い様々な症状が見られ始めます。喉の一定の場所の異物感や違和感、食べ物を飲み込む時の痛みや飲み込みにくさを訴えられる方も多いです。
また、がんが耳管と呼ばれる箇所を締め付けたり圧迫する影響から片側の耳のつまった感じや難聴、中耳炎などを招いてしまうというケースもあるようです。
食道がんは食道の上の方にできた場合にのどの症状が出ることがあるそう。食事がのどを通らない際や食事の際に痛みがある場合は食道がんの可能性もあるため注意が必要です。
2.咽頭炎(いんとうえん)
咽頭炎は風邪などにより起こる急性咽頭炎と生活習慣などが原因で持続的なのどの痛みが起こる慢性咽頭炎の2つがあります。風邪などが原因で起こる急性咽頭炎に関してはこの後の風邪の項目で解説します。
そもそも咽頭炎とはのどの入り口の部分である咽頭が炎症を起こし痛みを出している状態です。そして、慢性的に咽頭炎を起こすには様々な原因があります。
代表的なものだと喫煙や飲酒、大気汚染(PM2.5、黄砂など)、喉頭アレルギー、逆流性食道炎、慢性的な鼻炎で鼻水が常に喉に落ちる状態、急性咽頭炎の繰り返しなどがあります。特にアレルギーがある方や喫煙、飲酒の習慣がある方は注意が必要です。
3.風邪
風邪になると急性咽頭炎を招きのどの痛みが生じることがあります。急性咽頭炎を招く原因の多くはウイルスです。代表的なものとしてはアデノウイルスなどがあります。また、ウイルスに感染した後、細菌感染が起きのどの痛みを招いてしまうというケースもあります。
急性咽頭炎になると喉の痛みだけではなく痰や咳、熱が出たりすることもあります。原因がウイルスの場合は基本的にはウイルスへの特効薬が無いため身体を休養させ免疫力を回復させつつ、喉の炎症を抑える薬で対処する方法が取られます。
4.クラミジアなどの性病
性病の中で喉の痛みの原因として多いのは咽頭クラミジアと淋病です。咽頭クラミジアは「のどが痛い」、「腫れる」、「熱が出る」、「不快感」など非常に風邪によく似た症状が出ます。しかし、実際はクラミジアに感染しているケースがあるため、思い当たる場合はしっかりと病院で検査をして再発予防のためパートナーにも伝えることが大切です。
クラミジアは非常に感染力が強く、オーラルセックスだけではなくディープキスなどで感染することもあるので注意が必要です。
一方で淋病もオーラルセックスなどが原因で喉に感染することがあります。喉に感染してしまうと喉の痛みや腫れ、発熱など風邪のような症状が出ると言われています。一方で無症状のこともあるため、淋病に感染しても気づかないケースもあるそうです。
5.インフルエンザ
インフルエンザも風邪と同じように頭痛が出ることがあります。風邪とインフルエンザは同じような症状が出ることがあると言われていますが、この2つの見分け方の一つに症状の始まり方があります。
風邪の場合は最初に喉の痛みや腫れなどが出現し、その後頭痛や身体のダルさがみられることがあります。一方でインフルエンザに感染すると始めに高熱や痛み、食欲不振などが出ることが多いと言われています。
6.急性声帯炎
急性声帯炎とは急性喉頭炎の一種です。喉頭の中で声帯にだけ炎症が起こったものを急性声帯炎と呼びます。原因としてはウイルスの感染によるものが多く、後々細菌の感染も起こり症状が長続きすることもあると言われています。
喉の痛みの他に声のかすれや声の出しづらさが見られることもあります。急性声帯炎になった場合は声を余り使わないようにして、喫煙者は禁煙するなどの対応が必要になることもあります。
7.声帯結節(せいたいけっせつ)
声帯結節は声帯にポリープのようなもの(本当のポリープではありません)ができた状態のことです。これにより声帯が上手く動かなくなり声のかすれなどの症状につながることがあります。喉の痛みが出る方もいらっしゃいますが主な症状としては声のかすれを訴えられる方が多いです。
歌手の方や保母さん、小学校・幼稚園の先生、子供などに多いと言われています。声を出す機会の多い方はそれだけ声帯を酷使しやすいので注意が必要です。
8.慢性扁頭炎(まんせいへんとうえん)
喉には扁桃と呼ばれる箇所が存在します。これはリンパ組織の塊で本来は細菌などが入ってきた際にここで細菌などを撃退してくれます。しかし、同時にここは細菌の繁殖が起こりやすい場所でもあります。
扁桃で細菌が繁殖してしまうと常に扁桃には細菌がいる状態となってしまいます。そして、疲れが溜まった際や新たな病原菌が侵入した際に扁桃炎を再発させやすくなってしまいます。
慢性扁桃炎の症状はのどの痛みや発熱、顎の下や首のリンパ節の腫れなどがみられます。治療としては炎症が強い場合は抗生物質などの薬が必要となるケースもあります。また、症状の再燃を防ぐためにも規則正しい生活を意識しましょう。
喉の痛みと熱を伴う場合の対処法
風邪の可能性が高い
喉の痛みに加えて熱がある場合の原因の多くは風邪です。風邪の代表的な症状としては鼻づまり、喉の痛み、発熱があります。これらの症状がある場合は風邪を疑いましょう。
ただし、発熱に加えて咳が同時に出た際は要注意です。咳と熱が同時に出た際は8割方インフルエンザと言われています。また、熱も風邪は徐々に微熱が出るのに対してインフルエンザは最初から熱が出ることが多く高熱が出るということもよくある症状の一つです。
風邪とインフルエンザは薬の種類や対処法も全く異なるのでこの2つをしっかり見分けて適切な治療を行うことが大切です。
また、子供の場合は溶連菌感染症にも注意が必要です。溶連菌感染症も発熱とのどの痛みを伴いやすく保育園や幼稚園、学校などで流行することがあります。また、咳も合わせて出ることがあり風邪と勘違いされてしまうこともあります。
どんな薬を服用するべき?
風邪に関しては市販薬が販売されていたり、病院に行って薬が処方されることもあります。しかし、薬を飲ませることは効果がないという意見も最近は増えてきています。というのも薬を服用しても治るまでの期間は変わらず症状も楽にならないというのが既に分かってきているためです。
このため、最近は病院でも風邪薬などを処方せず水分補給を促して経過観察をするように伝えるところも増えてきています。
インフルエンザに関しては薬を飲むほうが良いという意見と飲まなくても良いという意見があります。インフルエンザ治療薬のタミフルは服用することで異常行動などが報告されていますが実際に効果はあるので使うべきという意見と、インフルエンザは放っておいても3日前後で治るので使わなくても良いという意見があります。
ただし、どのようなケースでも飲まなくても良いというわけではなく症状や年齢などにもより異なると言われています。インフルエンザで薬を飲むか悩んでいる場合は一度病院で相談してみましょう。
溶連菌感染症の場合は細菌が原因になっているため、抗生物質が有効になりやすいです。薬を飲むことで症状は2~3日で軽快すると言われているので病院で薬を処方された場合はそれを飲むようにしましょう。
病院は何科に行くの?
風邪やインフルエンザの場合は基本的に内科を受診しましょう。ただし、子供の場合は少し対応が異なる可能性がある為、まずはかかりつけの小児科に相談してみるようにしましょう。
喉の痛みの治し方とは?
喉の痛みには様々な病気が関係していることがありますが、ここからは実際に喉の痛みがある際の8つの対処法について紹介していきます。喉の痛みが辛いという方はまずはここに書いてある対処法を実践してみてください。
(ただし、喉の痛みの中にはがんなどの恐ろしい病気が潜んでいることがあります。また、インフルエンザなどで高熱が出た際は薬を投与することが有効になるケースもあります。喉の違和感が気になる方や他に気になる症状がある方はまずは医師に相談してからここに書いてある方法を実践してみてください。)
1.喉を温める
喉を温めることは喉に付着した細菌の繁殖を防ぐ効果があると言われています。これは喉が痛い原因の一つとして細菌やウイルスが付着して喉で繁殖して炎症を起こしてしまうためです。
特に風邪の場合はウイルスが原因になって喉が炎症を起こすケースが多いです。ウイルスは温度を上げると活発に活動することができず力が弱まると言われているため、首を冷やさないようにしましょう。
冬場であればマフラーやネックウォーマーを、夏場であればストールなどを巻いて首を暖かく保つことが大切です。また、風邪を改善させると言われている風門のツボにカイロを貼ることも効果があると言われています。風門のツボの位置は”喉の痛みはツボで治る?”の項目をご参照ください。
2.保湿する
部屋の湿度が40%を切ると喉が乾燥しやすく痛みを出すことにつながりやすいと言われています。このため、適度な湿度を部屋の中で保っておくことは大切です。
部屋の湿度を一定に保つためには加湿器を設置する方法が一般的です。加湿器を持っていないという方や加湿器を買うまでは考えていないという方はコップやお皿などに水を張って部屋に置いておきましょう。これだけでも湿度を一定に保ってくれる効果があると言われています。濡れたタオルなどを部屋に置いておくのも湿度を保つ効果があると言われています。
3.マスクをつける
マスクをつけることも喉の湿度を一定に保つ上で有効と言われています。マスクをした状態だと自分の呼吸で喉を潤す効果があり、喉の痛みを緩和してくれると言われています。
また、喉の痛みの原因となるウイルスや細菌、花粉などが入ってくることを防ぐ効果もあるので痛みの予防という面でも有効です。
喉が普段からよく乾燥するという方は一度家の中でもマスクをする習慣をつけてみて喉の痛みがどう変化するかをチェックしてみましょう。
4.水分を多くとる
水分をたくさん小まめに取ることは喉を潤し痛みを緩和する上で非常に大切です。ただし、この際は冷たいものよりも温かい飲み物を取るようにしましょう。喉は冷やすよりも温めるほうが痛みを緩和させる効果があると言われています。
水を飲む際は温めてお白湯にするなどの工夫をすることも大切です。また、水以外では緑茶や生姜湯、カモミールティーも有効と言われています。喉の痛みを改善させる飲み物の詳細に関しては”喉の痛みに効く飲み物”の項目をご参照ください。
5.こまめにうがいをする
こまめなうがいも喉を潤し痛みを緩和する上で大切です。ここで大切な方法はうがいの仕方です。いきなりガラガラとうがいをされる方もいますが最初はグチュグチュと口の中をゆすぐようにうがいをしましょう。
いきなりガラガラとうがいをしてしまうと口の中の細菌などを喉に持って行ってしまいかえって喉の細菌を増やしてしまうことにつながります。また、うがいをする水も大切です。通常の水道水でうがいをしても効果はありますが、緑茶や紅茶でうがいをすると更に効果が高まると言われています。
これは緑茶や紅茶の殺菌作用が喉に付着しているウイルスや細菌などを殺してくれるためと言われています。反対にイソジンなどのうがい薬は喉の良い菌も殺してしまうためかえって痛みを強めることもあると言われています。
6.のど飴を舐める
のど飴を舐めることは唾液の分泌を促し喉を保護する効果があると言われています。また、これだけではなく飴に含まれている糖分が身体にとって栄養となり免疫力を高めてくれるとも言われています。
この他にのど飴にハーブや果実などの成分が含まれている場合はこれらが喉の炎症を和らげてくれる場合もあり痛みの緩和につながることがあります。
7.鼻呼吸
鼻呼吸ができないことが原因で喉の痛みを招いている方もいらっしゃいます。鼻呼吸ができない方は口呼吸になりがちですが口呼吸は喉を乾燥させることにつながります。また、鼻には細菌やウイルスの約70%を取り除いてくれる効果があるとも言われています。
特に口呼吸をされている方で多いパターンは夜、無意識に口呼吸になってしまっているパターンです。朝起きて喉が乾燥しているという方は夜、無意識に口呼吸になってしまっている可能性があります。
これを改善させるための方法として口テープ睡眠があります。口テープ睡眠とは口にテープを張って寝るだけという非常に簡単な方法です。これだけでも口呼吸を改善させる効果があると言われているため、寝起きの喉の痛みにお悩みの方は一度試してみてください。
8.ストレッチ
全身のストレッチを行うことも喉の痛みの改善に効果があると言われています。血行を改善させることで喉や首周りの筋肉もほぐれ、栄養が効率よく運ばれるためと言われています。
また、こちらの動画では喉の痛みなどに効くエクササイズを紹介してくれています。動画の中でも紹介されているように胸回りや背中の筋肉をほぐすことを意識しながらエクササイズに取り組んでみましょう。
咳・鼻詰まり☆のどと鼻の風邪に効くヨガのポーズ 風邪の予防にも
喉の痛みにはちみつって本当に効くの?
喉の痛みにははちみつが効果があるという意見もあります。ここでははちみつの効果やオススメの取り方について紹介していきます。
はちみつの豊富な栄養分と殺菌効果が有効?
はちみつは風邪などを改善させる効果がありそこから来る喉の痛みを緩和してくれると言われています。その理由は豊富な栄養分と殺菌効果です。
はちみつは素早く身体に吸収されエネルギーになってくれるだけではなくビタミンやミネラルなどが非常に豊富で身体全般を回復させてくれ免疫力を高めてくれると言われています。また、これだけではなく、殺菌作用もあるため喉の痛みを招く細菌などを倒す効果もあると言われています。
はちみつの効果的な摂り方
はちみつは様々な方法で摂ることができます。ここでははちみつを効果的に摂る3つのレシピを紹介しておきます。
<はちみつレモン>
■材料
・レモン:1個
・はちみつ:適量
■作り方
①レモンをキレイに洗い薄くスライスする
②瓶にレモンとハチミツを入れる
③冷蔵庫で1日~1週間寝かせて完成
<はちみつ大根>
■材料
・大根:5~6cm
・はちみつ:適量
■作り方
①大根をいちょう切りにする
②大根を器に入れひたひたになるぐらいまではちみつをかける
③3時間ほど漬け込んで完成
<はちみつ生姜>
■材料
・生姜:適量(瓶に入るだけ)
・はちみつ:適量(生姜が被る程度)
■作り方
①生姜をよく洗い皮を剥く
②皮が剥ければ半日ほど置きよく乾燥させる
③乾燥すれば生姜をスライスする
④生姜のスライスを瓶に入れはちみつを入れて完成
※時間が経てば経つほど生姜のエキスとはちみつが混ざり美味しく仕上がります。2~3日ほど置いてから食べると良いでしょう。また、これを紅茶に入れても美味しく飲むことができます。
他にもはちみつを紅茶に入れるだけのはちみつ紅茶も手軽に美味しくはちみつを摂ることができます。
喉の痛みに効く飲み物とは?
次に喉の痛みに効く飲み物について紹介していきます。喉が痛いときはこれらのものを積極的に飲むのもありでしょう。
1.レモン
レモンには殺菌作用と豊富なビタミンCが含まれており喉の痛みにも効果的です。ビタミンCは風邪の予防に働くだけではなく風邪をひいてしまった後、ウイルスによって受けたダメージを修復する際も有効と言われています。
2.紅茶
紅茶にはカテキンが含まれており、カテキンによる殺菌作用が喉の痛みを緩和すると言われています。また、カテキンの他にテアフラビンと呼ばれる成分も含まれていますがこれはインフルエンザウイルスの増殖や活動を抑えてくれます。
3.生姜
生姜は身体を温める作用が代表的ですが、他にも痛みを和らげる鎮痛作用や炎症を抑える作用もあり喉の痛みを緩和してくれると言われています。
オススメの飲み物レシピをご紹介!
ここまで紹介したようにレモンや紅茶、生姜は喉の痛みを緩和させる上でとても有効です。これらを飲み物で効果的に摂るには温かい紅茶にレモンや生姜を入れレモンティーやジンジャーティーにして飲むようにしましょう。
喉が痛い内は冷たいものよりも温かいものの方が喉の痛みを和らげてくれます。また、先ほど紹介したはちみつレモンやはちみつ生姜を紅茶に入れるのも美味しいのでオススメです。
反対に飲まないほうがいいものとは?
反対に喉が痛い時に飲まないほうが良いものもあります。代表的なものを2つ上げると炭酸飲料と牛乳です。炭酸飲料は喉への刺激が強く喉の粘膜にダメージを与えてしまうと言われています。
炭酸飲料を飲むことで喉の痛みがマシになると言われる方もいらっしゃいますが実際は喉が炭酸で麻痺してしまっているだけで痛みが根本的に改善しているわけではありません。
一方、牛乳は濃い痰を作りやすくなり喉が粘つくことがあると言われています。こうなると喉への負担を強めてしまうため避けたほうが良いでしょう。
妊婦さんが注意すべきこととは?
基本的にこれらの飲み物は薬ではないため妊婦も飲んでも良いと言われています。ただし、紅茶などを過剰に飲みカフェインを多量に摂取しないように注意する必要があります。カフェインは胎盤を通して胎児へと運ばれてしまいますがお腹の赤ちゃんは肝臓が未発達なのでカフェインを分解できません。
実際に1日コーヒー8杯以上飲む妊婦さんの場合は死産のリスクを高めるというデータもあるそうです。妊娠中や授乳中は紅茶を飲み過ぎないようにするか心配であればカフェインレスのものやハーブティーで代用するようにしましょう。
コンビニでスポーツ飲料やレモン飲料を購入しよう
喉が痛い時にコンビニで買えるオススメの飲み物はビタミンCやはちみつが入った飲み物です。できれば温かいホットレモンなどがオススメです。また、冷たい飲み物でもポカリスエットなどのスポーツ飲料は素早く栄養補給でき風邪などに対抗する効果があると言われています。
喉の痛みに効く食べ物とは?
次に喉の痛みに効く食べ物について紹介していきます。自宅で手軽に作れるものからコンビニで購入できるものまでまとめたので喉の痛みに悩まされている方は是非取り入れてみてください。
喉が痛いときは大根レシピがおすすめ!
喉が痛い時のオススメの食材に大根があります。大根は炎症を抑えて喉の痛みを和らげてくれる他に消化酵素の働きで胃腸の働きを助けてくれる作用があります。風邪などで喉が痛くて食べるのも辛いという場合は今回紹介する大根おろしスープなどを試してみるのもありでしょう。
<大根おろしスープ>
■材料
・水:250cc
・鶏がらスープの素:お好みの味になる程度
・大根:10cmぐらい
・ネギ:少々
・卵:1個
■作り方
①大根は大根おろしに、卵は軽くといておく
②沸騰したお湯に鶏がらスープを入れ味をつける
③大根おろしを汁ごとスープに入れる
④ネギ、卵を入れてかき混ぜながら加熱する
⑤卵がお好みの固さになれば完成
ちなみにネギにもウイルスや細菌に対抗する作用があるのでお好みでネギを多めに入れる事もオススメです。
コンビニで買えるものは?
喉の痛い原因の一つに風邪がありますがこの場合は消化に優しい物を食べたほうが良いと言われています。
コンビニで買える消化に優しいものとしてレトルトのおかゆやうどんなどがあります。また、喉が痛くて食べるのも辛いという場合は具だけを残してスープを飲むのもオススメです。
食べないほうがいいものは?
反対に唐辛子などの刺激物は喉の痛みを強めることもあるので避けたほうが良いと言われています。酸っぱい梅干しなども刺激物に含まれるので注意しましょう。
また、チョコレートも喉に焼けるような刺激が加わることがあるのでなるべく避けるようにしましょう。
喉の痛みはツボで治る?
続いて喉の痛みに効果があると言われているツボについてです。「ツボなんて効果あるの?」と思われる方もいらっしゃると思いますがツボは効く方には効くと言われており、自宅でも簡単に実践できます。喉の痛みがヒドい時は一度試してみるのもありでしょう。
背中のツボは?
風門(ふうもん)@お灸・鍼治療の「ツボ」の取り方
喉がいたい時に刺激する代表的な背中のツボとしては風門があります。風門は肩甲骨の内側で首の付け根にありますがここを指で刺激するのは難しいという方もいらっしゃると思います。
その場合はカイロや蒸しタオルを使って風門の辺りを温めてやると良いと言われています。風門の位置はこちらの動画を参考にしてください。
足のツボは?
足にも喉の痛みに効くツボがあります。足のツボは親指の付け根の辺りにあります。外側から人差し指の方向にスライドさせることで刺激が加わり喉の痛みに効果があると言われています。
腕のツボは?
合谷の簡単探しかた
手の甲にあり親指と人差し指の間にある合谷も喉の痛みに効果的です。合谷を強く長めに刺激することで痛みの緩和につながると言われています。合谷の位置に関しては以下の動画を参考にしてみてください。
喉の痛みにはやっぱり漢方?
喉の痛みには漢方が効果があるという意見もあります。喉に効果があると言われているオススメの3つの漢方と注意点についてお伝えします。
葛根湯(かっこんとう)
葛根湯は風邪のときに服用されることが多い漢方薬です。風邪の初期や鼻風邪、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに効果があると言われています。
ただし、葛根湯は風邪で発汗する前に飲むことが大切と言われています。発汗してからでは遅いと言われており寒気を感じて熱が出る前の段階で飲むようにしましょう。
桔梗湯(ききょうとう)
桔梗湯は桔梗と甘草の2種類の生薬から成ります。喉の痛みがある場合に用いられることが多く甘草の炎症を抑える作用と桔梗の痛みを抑える作用が効果を発揮すると言われています。
飲む時は白湯に溶かして喉の痛い箇所に染み渡らせるようにして飲むことが大切です。漢方は生薬の種類が少ないほど効き目がシャープで素早く効果を発揮すると言われているので喉の痛みが辛い方は一度桔梗湯を試してみるのもありかもしれません。
銀翹散(ぎんぎょうさん)
銀翹散は葛根湯と同じように風邪の初期に用いられることが多い薬です。葛根湯は風邪が始まる前ぐらいの段階で飲むことが効果的と言われていますが銀翹散は少し風邪の症状が現れ始めてから飲むことが一般的です。
喉の腫れや痛み、発熱、頭痛、節々の痛みを緩和してくれるなど風邪の症状が出始めた時期に処方されることが多いようです。
漢方は授乳中に飲んでいいの?
授乳中も基本的には漢方は飲んでも大丈夫と言われていますが含まれている成分によっては注意が必要です。特に大黄という成分が含まれている場合は大黄の主成分のアントラキノン誘導体が母乳に含まれ乳児の下痢を招く可能性があります。
心配な方は購入する薬局や処方してもらう際に授乳中であることを伝え飲んでも良いかを確認するようにしましょう。
喉の痛みに市販薬は有効か?
ここまで漢方薬についてまとめてきましたが、次は漢方薬以外で市販されている薬が喉の痛みに効くかどうかをまとめていきます。
結局、市販薬って効くの効かないの?
喉の痛みがあったので薬を飲んだら効いたという方も大勢いらっしゃいます。喉の痛みを和らげる薬には痛みを抑える鎮痛成分と炎症を抑える抗炎症作用のあるものが含まれています。これらの成分が効果を発揮して喉の痛みを和らげてくれると言われています。
喉の痛みに効果的な市販薬とは?
ここで効果効能が認められている市販薬を一つ紹介しておきます。それがペラックT錠です。こちらは総合的な風邪薬などではなく喉の痛みを和らげるために作られたものです。
のどの炎症を抑える成分や3種類のビタミンが配合されており7歳以上の子供から服用できるのも嬉しいところです。
授乳中でも大丈夫?
授乳中も薬によっては使用できると言われています。例えば喉の痛みを抑える薬には様々な種類がありますがアセトアミノフェンが主成分のものは安全に使用できると言われています。
アセトアミノフェンが主に使われている市販薬はタイレノールAというものがあるのでこちらを購入して使うのもありでしょう。ただし、授乳中なので一人で薬を選ぶのが不安という場合は一人で判断せず薬局で薬剤師の方に相談して薬を決めましょう。
喉が痛いときに注意すべきポイント
最後に喉が痛い時にしてはいけないことについてまとめます、これらの習慣がある方は注意しましょう。
1.お酒
のどが痛い時にお酒を飲むことは余りよくないと言われています。炭酸や牛乳は喉に負担になると先ほど述べましたが、お酒も喉への刺激が強く喉の痛みを強めてしまう可能性があります。
ビールやワイン、シャンパンや日本酒、焼酎など基本的には喉の痛みがある時はアルコールを控えるようにしましょう。
2.タバコ
タバコにはタールやニコチンなど様々な毒物が含まれています。そして、喫煙をされている方の場合は常にこれらの毒物に喉がさらされている状態になっています。この状態だと喉に慢性的な炎症を起こしやすく、喫煙者の方の中には常に喉の痛みを訴えられる方もいます。
タバコの吸い過ぎで喉が痛いと感じているのであれば少し喫煙の習慣を見なおしてみることも大切なことです。
まとめ
以上が喉の痛みの原因や対策についてです。喉の痛みは日常的に起こりやすいですが緩和させるために様々な方法があります。是非自分にあった方法があれば今日からでも試してみてください。
ただし、しつこい喉の痛みや違和感が続く場合は何か大きな病気が隠れている可能性があります。痛みや違和感が続き心配な場合は一度内科や耳鼻咽喉科で診察を受け何か病気などが隠れていないかチェックしてもらいましょう。