山椒アレルギーって何?花粉症の人や唇や喉が腫れたら要注意!?金属アレルギーが原因なの?必要な検査方法なども解説します
山椒アレルギーとは何?
山椒を口にするといろいろな症状が出てくるアレルギー
山椒アレルギーとは、それを口にすることによって、体にいろいろな症状が出てきてしまうことです。食物アレルギーというのはよく知られており、さまざまな食品について報告されています。
どのような食物だったとしても、アレルギーの可能性はあるのです。山椒を口にした結果として、いろいろな症状が出てしまうことがあります。アレルギーは、それが少量だったとしても、症状が出てしまうのが特徴的です。
すぐに症状が出ることが多いため、気がつきやすいです。特に山椒の場合は、たまにしか食べる機会がないため、症状が出た瞬間にアレルギーだったと分かることがあります。
山椒アレルギーの原因とは何?
山椒に含まれているクロムが原因となり金属アレルギーになる
実は、食品の中には金属が含まれています。金属アレルギーはよく知られていますが、食品に含まれる金属に対して、アレルギー症状が出てしまうことがあるのです。特に食べ過ぎてしまうことによって、金属アレルギーの症状が出てしまいます。
山椒の中には、クロムが多量に含まれているため、気をつけてください。たくさん摂取してしまうと、体にいろいろな症状が出てしまうようになるでしょう。まさか、金属が原因となってアレルギーが引き起こされるとは考えない人が多いです。
金属アレルギーの人は、山椒を口にする際には気をつけてください。クロムはチョコレートや青のり、香辛料などにも含まれています。
アレルギー体質の人が山椒アレルギーになる
アレルギー体質の人がいます。このような人は、一般的にアレルギー性が高いとされているものだけではなくて、アレルギーの可能性が低いとされているものを口にしても、症状が出てしまうことがあります。
このような体質の人が山椒を口にしてしまうと、アレルギーになってしまうことがあるのです。そのため、アレルギー体質の人は、普段の食事の内容には注意しましょう。
特に、山椒のようにたまにしか食べないようなものを口にして、アレルギー反応が出てしまうことがあるのです。強い症状が出てしまうケースも少なくないため、気をつけて食べてください。
花粉症にかかっているせいで山椒アレルギーになる
花粉症にかかっている人は気をつけましょう。普通の人よりも、アレルギー症状が出やすくなっているからです。花粉症にかかっているときに、山椒を口にしてアレルギーが出ることがあります。もちろん、滅多に起きることはないため、ほとんどの人は問題なく山椒を口にしています。
しかし、ひょっとしたらアレルギーが起きるかもしれないと用心しておくことは必要でしょう。花粉症の人は、何らかの原因によってアレルギー症状が出るかもしれないと、常に意識しておきましょう。もし症状が出てしまったならば、すぐに病院で治療を受けてください。山椒には気をつけましょう。
山椒アレルギーの症状とは何?
唇や喉などが腫れてしまい収まらなくなる症状
山椒を口にした瞬間に、唇や喉などが腫れてしまうという人がいます。口の中がヒリヒリしてしまい、その症状がしばらく経っても、収まらないようなことがあるのです。辛いものを食べたときというのは、そんな症状が出ることはあるのですが、普通はすぐに収まるものでしょう。
アレルギー症状の場合は、数日間も継続して、腫れやかゆみが収まらないことがあるのです。このような強い症状が出てしまった場合には、アレルギーが原因となっている可能性が高いです。
山椒を口にすること、滅多にないでしょうから、アレルギーが出たときには、すぐにそのことに気がつくでしょう。症状が悪化する可能性もあるため、山椒を食べるのをやめて、念のため病院へ行くことをおすすめします。
山椒アレルギーによって呼吸困難や喘鳴になってしまう
山椒を食べてみて、呼吸器に症状が出てしまうことがあります。呼吸困難になってしまい、とても苦しい状態になるのです。喘鳴になってしまうこともあります。喘鳴というのはゼイゼイや、ヒューヒューといった雑音がしてしまう状態のことです。
このような症状が起きたら、アレルギーの可能性があることを疑いましょう。普通に生活していて、このような症状が、急にあらわれるようなことはありません。呼吸器の症状はとても苦しくて、意識を失いそうになることもあります。
とても危険な状態のため、安静にしておいて、症状が回復しないようなら、すぐに病院へ行くことをおすすめします。明らかに山椒が原因であると分かるなら、そのことを医師に伝えておきましょう。
山椒アレルギーによるアナフィラキシーの危険性
山椒アレルギーの症状には、いろいろなものがあります。全身のさまざまな臓器に、影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。その中でも特に危険性の高いものは、ショック症状です。これは最も重症であり、生死をさまよう状態になってしまう可能性があります。
このような状態になってしまう患者は、食物アレルギーの1割近くいます。つまり、食物アレルギーというのは、とても危険な状態になる可能性があるのです。自分が山椒アレルギーであることが分かったなら、それ以降、絶対に山椒を口にしないようにしましょう。
特に、外食をするときには注意するべきです。ひょっとしたら山椒が含まれている可能性があるからです。自宅で自分で料理を作って、食事を準備するのが本来は一番良い方法です。
山椒アレルギーの検査方法とは何をするの?
検査をする前に問診を受けて情報を提供する
食物アレルギーに関しては、自己判断するのは絶対に駄目です。アレルギー症状が出たのに、これは山椒アレルギーだと決めつけてしまい、病院へ行かないという選択をしてはいけません。本当に山椒アレルギーだったというケースも多いでしょうが、ひょっとしたら病気が原因となっていることもあるからです。
病院ではまず問診を受けます。これは医師からの問いかけに答えていき、それによって医師が情報を集めて判断するのです。山椒アレルギーの疑いが強い場合には、実際に本格的な検査を受けることになります。さまざまな検査を受けた結果として、初めて自分がアレルギーなのかが分かるのです。
皮膚テストによって山椒アレルギーを判別する
山椒のアレルギーテストの方法として、皮膚テストがあります。皮膚に小さな傷をつけて、そこにアレルギー源とされるものを垂らすのです。山椒の場合は、これを抽出した液体を垂らすことになるでしょう。
そうすると、もし本当にアレルギーを持っているなら、特有の反応を示します。もし反応しなかった場合には、アレルギーではなかったことになるのです。
ただし、アレルギーがそれほど強くない場合だと、この検査を受けてもはっきりとしたことが分からない場合もあります。そのときには別の検査も受けてみて、山椒アレルギーがあるかどうかをはっきりとさせます。
血液検査や食物負荷試験によって、最終的な判断をする
血液検査により、山椒アレルギーを判断することができます。アレルギーを引き起こす原因となっているのは、免疫グロブリンEという抗体です。これが血液中にあるならば、アレルギーの可能性は高いといえます。
ただし、血液検査の結果というのは、アレルギーの診断について根拠にはなりません。抗体があったとしても、それはアレルギーの可能性があることを示唆するだけなのです。最終的に確実な結果を得たい場合には山椒についての食物負荷試験を実施しなければいけません。これによって確かなことが分かります。実際にはいろいろな検査が行われるのです。
山椒アレルギーは治療で治るの?
食物アレルギーに対して確実な治療法は存在しない
食物アレルギーには、有効な治療薬が存在するわけではありません。この方法を用いれ、ば絶対に治療できるといったことにはならないのです。医師は、山椒アレルギーを解決するための有効なアドバイスをします
ただし、山椒については、容易にそれを除去することが可能なため、特に治療をしないということも多いです。別に生きていくうえで必要なものではないため、誤って食べてしまわないように、注意するという指導で治療が終わることは多いでしょう。
そのため、きちんとした治療を受けられなく、納得出来ない人がいるかもしれません。ただし、山椒については、ひょっとしたら、いつか自然と食べられるようになっていた、というケースはあります。
赤ちゃんは大丈夫?山椒アレルギーに注意
基本的に、赤ちゃんに対して山椒を食べさせるような機会は、ほとんどないでしょう。普段の食事の中では、山椒が混じってしまわないように気をつけてください。ある程度大きくなってからならば、少量だけ食べさせてみましょう。
それで、アレルギー症状が出たならば避けるべきです。子供のときは駄目だったけれども、大人になってからは、普通に山椒を食べられるようになった、というケースは多いです。小さいときには、無理に食べさせるべきではありません。
まとめ
山椒には、アレルギーがあることを知っておきましょう。たまにしか口にしないものであり、あまりアレルギーが話題になることはないのですが、だからこそ、注意しておかなければいけません。万が一のことをきちんと考えておきましょう。
和食にとって、山椒は欠かせないスパイスです。しかし、実際に利用する際にはアレルギーの可能性を一応意識しましょう。