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肝臓がんの初期症状から検査・余命・治療法まで5つの項目で詳しく解説!

肝臓がんの初期症状とその他の病気の違いは?

肝臓がんについて、症状と検査方法、治療方法などをご紹介します。また肝臓のその他の病気との違い、肝臓がんの予防についても記載させていただきます。肝臓がんに限らず、一般的にがんの治療には早期発見が不可欠の要素になっています。この記事を読んでいただき、肝臓がんの早期発見、早期治療に役立ていただければ幸いです。

肝臓がんについて

肝臓がんの症状

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、初期には自覚症状がほとんどないとされます。医療機関での定期的な検診や精密検査、他の病気の検査のときにたまたま肝がんが発見されることもあると指摘されています。肝がん特有の症状は少ないとされ、進行した場合に腹部のしこりや圧迫感、痛み、おなかが張った感じなどがあるとされます。がんが破裂すると腹部の激痛や血圧低下を起こすと指摘されています。

他には肝硬変に伴う症状として、食欲不振、だるさ、微熱、おなかが張った感じ、便秘、下痢などの便通異常、黄疸(おうだん:白目や皮膚が黄色くなる)、尿の濃染、貧血、こむら返り、浮腫(ふしゅ:むくみ)、皮下出血などがあります。

肝硬変が進むと腹水(おなかにたまった体液)が出現したり、アンモニアが代謝されずに貯留することによる肝性脳症という意識障害を起こすこともあるとされます。また、肝硬変になると肝臓に血液を運ぶ門脈の流れが悪くなり、そのかわりに食道や胃などの静脈が腫(は)れてこぶのようになります(食道・胃静脈瘤(しょくどう・いじょうみゃくりゅう))。

これらのこぶが破裂して(静脈瘤破裂)大量の吐血や下血が起こることがあり、静脈瘤破裂は時に生命に関わる儒得な症状に発展することがあるとされます。

肝臓がんの検査

肝がんの検査は、超音波検査やCT、MRIなどの画像検査と腫瘍マーカー検査を組み合わせて行うとされます。必要があれば針生検などの検査を追加して実施するとされます。超音波(エコー)検査では、がんの大きさや個数、がんと血管の位置、がんの広がり、肝臓の形や状態、腹水の有無などが調べされるとされます。

状態や部位によっては見えにくい場合もあります。血管から造影剤を注射して検査を行う(造影超音波検査)ことで、より詳しく腫瘍(しゅりゅう)の性質を調べることができるとされます。CTは、通常ヨード造影剤を使いながら撮影します。造影剤を入れてから何回かタイミングをずらして撮影することで、がんの性質や状態を調べるとされます。

そのためヘリカルCT、MDCTなど高速撮影のできる装置が使われます。MRIは磁気を使った検査です。必要に応じてCTと組み合わせて、あるいは単独で行われるとされます。MRIでもガドリニウムやガドキセト酸ナトリウム(EOB・プリモビスト)といった造影剤を使用することがあります。

CTやMRIで造影剤を使用する場合、腎臓に負担がかかる恐れや、アレルギーが起こる可能性がありますので、腎臓が悪いと言われたことがある人、以前に造影剤のアレルギーを起こした経験のある人は、この検査ができない場合があるとされます。

腫瘍マーカーは血液の検査で、肝がんでは、AFP(アルファ・フェトプロテイン)やPIVKA-II(ピブカ-ツー)、AFP-L3分画(AFPレクチン分画)と呼ばれるマーカーが保険適用で検査できるとされます。小肝細胞がん(ここではおおむね5㎝以下程度のものを指す)の診断においては、2種類以上の腫瘍マーカーを測定することが推奨されています。

ただし、肝がんでもこれらのマーカーがいずれも陰性のことがありますし、がんのない肝炎・肝硬変、あるいは他のがんでも陽性になることもあるので、画像診断も同時に行うことが一般的であると指摘されています。

肝がんは、画像診断や血液検査の結果から多くの場合、確定診断がされるとされますが、診断がつけられない場合はは、超音波検査で肝臓内部をみながら細い針を腫瘍部分に刺し、組織を採取して検査する針生検という検査を行うことがあるとされます。

肝臓がんのステージ

ステージ(病期ともいいます)とは、がんの進行の程度を示す言葉です。ステージには、ローマ数字が使われ、肝がんでは、I期、II期、III期、IV期(IVA、IVB)に分類されているとされます。肝がんの病期は一般に、がんの大きさ、個数、がん細胞が肝臓内にとどまっているか、体の他の部分まで広がっているかによって分類されるとされます。

具体的には、(1)腫瘍が1つに限られる、(2)腫瘍の大きさが2cm以下、(3)脈管(みゃくかん:門脈、静脈、胆管)に広がっていない、これら3条件を、I期(すべてに合致し、リンパ節、遠隔転移がない)、II期(2項目合致し、リンパ節、遠隔転移がない)、III期(1項目合致、リンパ節、遠隔転移がない)、IVA期(すべて合致しない、か、リンパ節転移はあるが遠隔転移がない)、IVB期(遠隔転移がある)と分類されます。

肝臓がんの余命

肝臓がんの5年相対生存率については、各医療機関で、治療成績としてホームページなどに公開されています。一例を紹介すると、I期(57.2%)、II期(38.8%)、III期(15.7%)、IV期(3.6%)などとなっています。

肝臓がんの治療法

肝臓がんの治療法としては、手術療法(外科治療)、穿刺局所療法(せんしきょくしょりょうほう)、肝動脈塞栓療法(かんどうみゃくそくせんりょうほう)、肝動注化学療法(かんどうちゅうかがくりょうほう)、放射線治療、化学療法(抗がん剤治療)などがあるとされます。

肝臓がんの初期症状について

初期の自覚症状

肝臓がんは、初期には全く無症状であることが普通であるとされますが、癌が拡大して、肝臓全体の働きを損なうようになると、浮腫(ふしゅ)、黄疸(おうだん)、腹水、神経症状(肝性脳症)などの症状を起こすようになるとされます。がんが、肝臓の中の大きな血管(門脈)内に進展すると、食道静脈瘤が悪化して破裂することがあると指摘されます。

初期症状の痛み

肝臓がんによる痛みは、右季肋部(みぎきろくぶ:右の脇腹おへそより上のあたり)、心窩部(しんかぶ:みぞおち)に現れるとされますが、右肩にも関連痛があわられることがあるとされます。肝臓に腫瘍が発生して増殖すると、肝臓の被膜が伸展され被膜に分布する痛覚受容器が刺激されりことで、痛みの所在がはっきりしない鈍い疼痛(とうつう)が生じるとされます。

肝臓全体の圧迫感と表現されることが多いようです。肝がんが被膜に浸潤(しんじゅん:しみてひろがる)して肝表面に拡がると、腹腔内に出血して痛みが増強されるとされます。腫瘍による門脈の塞栓症や排便、内視鏡検査による腹圧上昇により、肝がんが破裂すると突然痛みが激しくなるとされます。

初期症状の治療法

肝臓がんのI期、II期では、手術により切除する方法が最も効果があるとされるようです。ある医療機関の例では、肝臓がん切除後生存率は、I期では1年生存率100%、3年生存率94%、5年生存率83%とされ、II期では1年生存率94%、3年生存率81%、5年生存率70%とされています。

肝臓のその他の病気

肝硬変とその症状

肝硬変は大量の正常な肝組織が機能を失った組織(瘢痕組織:はんこんそしき)と入れ替わり、元に戻らなくなる病態のこととされます。肝臓が損傷を受けることで進行するとされ、最も良くみられる原因はアルコール依存と肝炎であるとされます。

食欲不振、体重減少、脱力感、体調不良、疲労感などの症状がみられるとされ、静脈瘤が食道、胃、直腸などにできて出血すると時に大量に吐血したり、腹部に体液がたまる(腹水)などの症状が出たり、腎不全や脳機能の低下がみられる場合があるとされます。

脂肪肝とその症状

脂肪肝は、肝細胞の内部に脂肪(中性脂肪)が過剰に蓄積した状態とされます。通常、脂肪肝は症状を起こさないとされます。一方で疲労や漠然とした腹部の不快感を感じる場合があるとされます。脂肪肝が疑われる人で、継続的な過度のアルコール摂取は、肝臓に重大な損傷を与えると指摘されています。

脂肪肝では炎症を起こすことも起こさないこともあるとされ、炎症が起きた場合、瘢痕化(はんこんか)することがあるとされます(線維症:せんいしょう)。線維症はしばしば肝硬変に進行すると指摘されています。

肝臓がんの予防法

定期的な検査

肝臓がんの予防法としては、肝炎ウイルスの検査、肝機能検査を、定期的に受診して、早期発見につとめることが必要であると指摘されています。

青魚を食べる

青魚やウナギなどをよく食べる人は、あまり食べない人に比べて肝臓がんになるリスクが約4割低下するとの研究結果があるようでです。国立がん研究センターより発表されたとされます。魚の油に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)などの不飽和脂肪酸を多く取っているグループほどリスクが低下していたとされます。

肝臓がんの多くはB型、C型肝炎ウイルスの感染による慢性肝炎を経て発症するとされ、DHAなどの不飽和脂肪酸には抗炎症作用があり、肝炎ががんに移行するのを抑えているのではないかとされているようです。

肝臓の病気は初期症状があらわれにくい。定期健診で早期発見を。

このような肝臓がんや肝硬変、肝炎などの肝臓の病気は初期症状がわらわれにくい特徴があるとされます。定期的な検査を受診することで早期に発見することも可能になり、また、肝臓がんの場合、早期に発見するほど治癒率が顕著に高くなっていますので、特に肝炎の疑いのある人やお酒を飲み過ぎている人などは、定期的な検診を受診することが強く推奨されているようです。

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