話題のレモン水ダイエットって?レモン水の作り方と8つのダイエット効果を徹底解説

話題のレモン水ダイエットとは?
レモン水ダイエットは、お水にレモンを絞って飲むだけの簡単ダイエットです。
レモンといえば酸っぱいフルーツというイメージでしょうか?紅茶に添えたり、鶏の唐揚げに絞ったり、塩レモンで調味したり、脇役として活躍することが多いですが、レモンを侮るなかれ。ビヨンセやミランダ・カーなど多くの海外セレブ達が実践するダイエットとして知られています。
レモン水ダイエット8つの効果
レモン水ダイエットには少し驚いてしまうくらいに様々な素晴らしいダイエット効果が期待できます。
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腸での脂肪吸収を抑制してくれる?
ダイエット中だって脂肪を完全にカットすることは難しいし、時々は高脂肪の食事をすることもありますよね。脂肪を必要以上に摂り過ぎると、余分な脂肪は身体に蓄えられてしまいます。血液中にも脂肪やコレステロールが増えてドロドロ血になり動脈効果の原因にもなるといわれています。
食事に含まれる脂肪にはレモンに含まれるポリフェノールがダイエット効果を発揮するそうです。
レモンポリフェノールと呼ばれているエリオシトリンという成分には、腸での脂肪吸収を抑制する働きがあります。ラットによる実験では血中コレステロール値の低下が確認されているとのこと。
高脂肪食の時にはレモン水を食事と一緒に、あるいは食後すぐに飲むとレモンポリフェノールの効果を得ることができそうですね!予断ですが、叶姉妹はお肉を食べる時には必ずレモン水を飲むそうですよ。
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肝臓での脂肪の代謝を高めてくれる?
レモン水ダイエットでは食べた脂肪の吸収を抑制するだけじゃなく、脂肪燃焼もサポートしてくれるそうです。
レモンの酸味成分クエン酸は、肝臓で脂肪の代謝を高めたり、体内の老廃物の分解・排出を促進すると言われています。この働きにより血流が促進されてドロドロだった血液がサラサラに。
血流が促進されると身体のすみずみまで酸素や栄養をしっかり届けることができるから代謝もアップ、太りにくい体質に改善していくことが期待できるようです。
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血流アップで代謝アップも?
クエン酸の血液サラサラ効果に加えてレモンのポリフェノール、エリオシトリンには血管を広げてくれる作用があるといわれています。
血流が悪くなると酸素や栄養を身体の必要な部分に届けられないだけじゃなく、老廃物や有害物質をうまく排出できなくなります。このことが代謝を悪くします。排出できない水分はむくみとなり、中性脂肪は脂肪として蓄積されてしまいます。むくみが冷えを招き、冷えた部分には脂肪がつきやすいという悪いサイクルにはまってしまうかも。
レモンの2つの成分、クエン酸とポリフェノールの相乗効果によって血流がアップすることで代謝をよくすることができるそうです。美容にも健康にもおすすめですね。
糖からエネルギーをどんどん作る
代謝が落ちるとエネルギーがうまく作り出せない状態になります。代謝が悪くなれば、疲れが溜まったり、脂肪が蓄積しやすくなって太りやすくなります。このような状態は、加齢やストレス、不規則な生活などによって引き起こされます。
エネルギーをどんどん作り出せる代謝のいい体であれば、同じだけ食べても太りません。
レモンの酸っぱい成分クエン酸の継続的な摂取によって、糖からエネルギーを作り出す「クエン酸サイクル(TCA回路)」を活性化することができ効率的にエネルギーに変換できます。
食事から摂った糖をどんどんエネルギーに変えて糖を使い果たしたら体脂肪を分解して燃やします。食事に気をつけながらレモン水を飲むことでダイエットを成功に導いてくれるかもしれません。
血糖値を急上昇させないことで太りにくくする
太るメカニズムを知る上で最も重要と言えるのが血糖値です。食事によって糖質を含む食べ物(炭水化物に多く含まれます)を食べると血液中の血糖値が上がります。血糖値が高くなると、糖をエネルギーに替えるためにインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンは糖をエネルギーにするために細胞に運ぶ作用がありますが、血液中に使い切れない糖があると脂肪細胞に溜め込んでしまうそうです。血糖値が高い間インスリンは働き続け、余った糖が多ければ多いほど脂肪細胞に多く溜め込んでしまい太ってしまう可能性があります。血糖値が高い状態は太りやすい状態なのです。
レモン水ダイエットでは血糖値をコントロールして体に脂肪を溜め込む量を抑制する効果も期待できるそうですよ!
血糖値をコントロールするのはレモンに含まれる食物繊維のペクチンです。ペクチンは水溶性の食物繊維で糖を包み込み血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるとのこと。本当にレモンの効果はすごいですね。
腸内環境を整えて便秘を解消する効果も?
太っている人の腸内には善玉菌が少なく、悪玉菌が多いそうです。
便秘をしている人の腸内に溜まった便は悪玉菌のエサとなり、ますます便秘を悪化させてしまいます。
腸内環境が悪いと老廃物や有毒物質を排出することができず、肌荒れや病気の原因となる恐れがあるほか、腸壁から吸収された有害物質を解毒するために代謝酵素が使われるため、エネルギー代謝がうまくいかずダイエットが成功しにくくなります。
一方、善玉菌は腸の蠕動運動を促す働きがあるそうです。
さらに、栄養分を分解する時に短鎖脂肪酸を出すのですが、短鎖脂肪酸が脂肪細胞に運ばれると脂肪の取り込みが止まって余計な脂肪を溜め込ませないように作用するとのこと。
レモンの食物繊維ペクチンは、善玉菌のエサになります。善玉菌が元気になれば蠕動運動を促進して排出を助けてくれたり、余分な脂肪の取り込みをしないようにしてくれるようです。
またペクチンは水溶性食物繊維で、水分を吸収して便をスムーズに運ばれるようにする働きもあります。
レモン水ダイエットで、食物繊維ペクチンが腸内環境を改善し、あなたの便秘解消をサポートしてくれるかもしれません。
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満腹感を持続させる
満腹感に貢献してくれるのはペクチンです。レモンに豊富に含まれているペクチン繊維は難消化性で人間の酵素では消化分解できません。水分を吸収して膨らみ食べたものを包み込みます。さらに粘性が高まることで胃の中に滞留する時間を伸ばし、満腹感を持続してくれるといわれています。
ペクチンには血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあることを先にご紹介しました。血糖値が下がる時に落差が大きいと強い空腹感を感じます。血糖値がゆるやかに上がればゆるやかに下降するため、ダイエット時に一番辛い空腹感のリスクを下げてくれること効果もあるようです。
ストレス解消効果がある
レモンはフレッシュで爽やかな香りがします。レモンの主な香り成分はリモネンとシトラール。高揚した気分を鎮めたり、気持ちの切り替えを促したりします。理解力や集中力、記憶力を高めてくれる働きも。柑橘系の香りには代謝を亢進させる働きもあるそうで、運動と組み合わせると効率アップを期待できます。
ダイエット中は自由に食べられないだけでストレスですよね。ストレスを溜めているとドカ食いしてしまったりしてせっかくの努力が台無しになってしまうかも。そんな時にはレモン水を飲みながら香りも楽しんでみてください。レモンの香り成分にはリラックス効果があり、ストレス解消につながります。
レモンのストレス解消効果は香りだけではありません。レモンにはビタミンCも豊富ですが、ストレスを和らげるホルモンの合成をサポートするそうで、レモンの摂取によりストレスに対する抵抗力が高まる効果も期待できるかもしれません。
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体内時計をリセットして痩せやすい体質へ
体内時計は、わたし達人間や地球上の生物がみんな持っている、昼夜の変化に適応するための体のしくみのひとつです。時差ボケで体調が悪くなったりするのは体内時計が狂ったから。体内時計の乱れは、糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めることや、体重が増加し易いことがわかっています。
起床時間を一定にすることや、朝太陽の明るい光をしっかり浴びることで体内時計の乱れを解消することができるのですが、レモンにも体内時計をリセットする作用があることがわかったそうです。
当社中央研究所(愛知県北名古屋市)では、これまでレモンが持つ様々な機能性について研究を進めてきました。この度、早稲田大学先進理工学部・柴田重信教授との共同研究により、レモンの香り成分やレモン果汁を摂取することで、様々な生命活動の調節に関与している時計遺伝子の発現を高めることを明らかにしました。
体内時計をリセットするには、レモンの香り成分リモネンとレモン果汁を両方摂るのが効果的です。朝のレモン水ダイエットなら酸っぱさで目も覚めてシャキッと爽やかな朝になりそうですね。
レモン水ダイエットは美容や健康にもGOOD!
レモン水はダイエットだけじゃなく、美容や健康にもいいことがいっぱいあります。
美肌・美白に導いてくれる
レモンの成分が美白のプルプル肌に導いてくれます。
レモンはビタミンCを豊富に含んでいます。レモン1個で1日のビタミンC必要量である100mgを補給できるほどです。ビタミンCには強い抗酸化力があり、お肌の老化を防いでくれます。紫外線の刺激でシミやくすみの元になるメラニンを抑制する効果もあり、それが肌の美白につながります。
ビタミンCはハリのあるお肌に重要なコラーゲンが体内で合成される時に必要な成分でもあります。プルプルお肌にはビタミンCが欠かせないのです。レモン水ダイエットなら、ダイエットをするのと同時にシミ、しわ、たるみを防いで若々しい美肌づくりに貢献してくれるのです。
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免疫力をアップする
レモンを積極的に摂取すると免疫力がアップし、風邪などの病気予防になるのは有名な話ですね。
レモンに豊富なビタミンCには、白血球を元気にする作用があるだけじゃなく、ビタミンC自体も体外から侵入してきた細菌やウィルスと戦ってくれます。ビタミンCは、発ガン物質と言われるニトロアミンの生成を抑制する作用があり、がん予防効果も期待されています。
また、柑橘系の不溶性食物繊維、ペクチンの研究では、免疫細胞を活性化することを示唆する結果が出ています。レモン水ダイエットの効果として腸内環境の改善がありますが、このことも免疫アップにつながると言われています。
お口にもいい効果
なんとレモン水ダイエットはお口の健康にもいい効果をもたらしてくれるそうですよ。
酸っぱいものを食べると唾液が出ます。レモンの酸味であるクエン酸は唾液の分泌を促します。唾液には殺菌力があるので食べかすが腐敗するのを防ぎ細菌が増えるのも防ぎます。虫歯や歯肉炎の予防になるわけです。このことによって口の中を消臭する効果があり、口臭予防にもなるとのこと。
レモン水に含まれるビタミンCは口内炎を予防し、悪化を防ぎます。またビタミンCが不足すると歯茎から出血しやすくなるそうです。
レモン水の作り方
早速レモンを買いに行きたくなってきた人もいるかもしれませんね。ここからはレモン水ダイエットの実践方法についてご紹介していきます。まずはレモン水の作り方から。
作り方は簡単!
1.水200ccとレモン1/2個を用意します。
2.お水にレモンを絞ればレモン水完成です!
できれば無農薬のレモンを使用して皮の黄色い部分をすりおろして少し加えましょう。ポリフェノール量が増えるし香りがよくなります。
お水に塩素が含まれているとビタミンCが減ってしまいます。レモン水ダイエットに使うお水は浄水器を通すかミネラルウォーターにしましょう。
レモンの絞り方
レモンの果汁は絞り方で量も美味しさも変化します。美味しいジュースをたっぷり絞る方法をご紹介します。
1. レモンを切る前に少しだけ体重をかけて軽く押しながら30秒ほどコロコロと転がします。これによってギュッとくっついていたレモンの繊維が離れて果汁が取り出しやすい状態になります。
2. レモンを横に切らずに縦に切ります。切る方向を変えるだけで絞れる果汁の量が倍違います。
3. レモンを絞る時に、切り口を上にして皮の表面を果汁が流れるように絞ると香りがよくなります。
瓶入りレモン果汁で作る
フレッシュなレモンを絞るのがベストですが、レモンの買い忘れなどの時用に瓶入りのレモン果汁を用意しておくと便利です。100%のレモン果汁を購入してくださいね。
瓶入り果汁でレモン水を作る場合は、200ccの水に対して50ccのレモン果汁を混ぜます。
レモン水ダイエットのやり方(1)食事と一緒に
レモン水は、高脂肪の食事の時に飲むのがお勧めです。毎食後に飲んでもOKです。
1.レモン水を用意する。
2.食事中か食後にレモン水を飲む。
レモンの酸は強いので胃の調子が悪くなったりした場合は飲む量を減らすなどしてください。
酸っぱくて飲みづらい場合は少量のオリゴ糖かハチミツを加えてもOKですが、できるだけお水とレモンだけで飲みたいところ。
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レモン水ダイエットのやり方(2)朝のホットレモン水
デトックス効果を得るには、ミランダ・カーさんがやっていたように朝ホットでレモン水を飲むのがお勧めです。
1.200ccのお水とレモンを1/2個を用意します。
2.お水を温めます。酵素をしっかり摂りたいので、お湯の温度は熱々ではなく48度までにしましょう。電子レンジのお好み温度機能を利用すると簡単です。
3.レモンを絞って加えればホットレモン水完成!
ゆっくり時間をかけて飲みましょう。
レモン水ダイエットのまとめ
セレブも実践するレモン水ダイエットの効果とやり方についてご紹介しました。
様々なダイエット効果にプラスして美容や健康にもいい影響を与えるレモン水ダイエット。いつでも手に入る身近なフルーツでヘルシーなダイエットにチャレンジしてみてはいかがですか?