噂の「おにぎりダイエット」って効果あるの?正しいやり方で効果的に痩せるコツ
みなさんは「おにぎりダイエット」なるものをご存知でしょうか?
実は今、巷でじわじわと人気急上昇中のダイエット方法なんです…!
なんだかとても気になる「おにぎりダイエット」ですが、おにぎりなんて一見ダイエットとは間逆の食べ物のような気がしませんか?
「おにぎり」を食べることがダイエットになるなんて、そんな嬉しいダイエットがあったら是非試してみたいですよね。
はじめて「おにぎりダイエット」を耳にした人も、聞いたことはあるけど正しいおにぎりダイエットのやり方を知らない人も、改めて、おにぎりダイエットとは何か、そしておにぎりダイエットの具体的なやり方や、その効果、ダイエットを行う際に気をつけるべきことをまとめましたので興味のある方は参考にしてみてください!
ところでおにぎりダイエットって何?
はじめに、「おにぎりダイエット」とは音楽プロデューサーのつんくさんが考案したダイエットのことです。つんくさん自身もこのダイエットを実践していて、着実に体重を落としていったそうです。
炭水化物を控えることが多い通常のダイエットと比べ、このダイエットではおにぎりを毎食のメインとし、(おにぎりではなく通常のお茶碗に盛ったご飯でももちろん構わないそうです。ただ、ご飯は冷えているものが良いと思います。理由はのちほど)おかずは野菜中心とするという(肉、魚はNG)、ご飯好きにはとても嬉しいダイエット方法です。芸能人ではEXILEのTAKAHIROさんがメンバーに紹介し、MATSUさんとUSAさんらが実践したそうです。そのほかには真鍋かをりさんも実践したのだとか。ますます気になる、「おにぎりダイエット」ですが、なぜ、おにぎりを食べることがダイエットになるのでしょうか?まずは、その具体的なメカニズムを調べてみました。
おにぎりダイエットが効果的な理由
「おにぎりダイエット」とは一体どういった仕組みのダイエットなのでしょうか。それはまず、おにぎりを主食とすることで腸相が整えられ、排便を良くし体の中がスムーズになります。そして、肉、魚類の摂取をやめ野菜中心のおかずにすることで普段取り過ぎている脂質や糖質を見直します。不必要な脂質や糖質の摂取が制限された分、体重が落ちるのでダイエットに繋がるということだそうです。
冷たいご飯がポイント
また、おにぎりを食べる際に「ご飯が冷たい」ということもポイントのようです。
通常おにぎりを食べるとき、おにぎりは冷えていることが多いと思いますが、おにぎり=炭水化物が冷えるとでんぷん質が「レジスタントスターチ」という成分に変わります。レジスタントスターチは別名、「難消化性でんぷん」または「耐性でんぷん」などと呼ばれ、通常のでんぷんに比べ小腸に消化されにくく血糖値の急な上昇を抑制します。また、レジスタントスターチを多く含んだ食品を摂ると、セカンドミールという効果により、空腹感や食欲が抑制され、食事量が普段より抑えられるため、ダイエットに向いているといわれています。
おにぎりのカロリーも成功の秘訣
そもそもおにぎり(ご飯)は炭水化物の代表格として、ダイエット中には敬遠されがちですが、具材を選べば1個200cal未満で腹持ちの良い優れた食べ物です。炭水化物を控えた分お腹が空き、普段よりもおかずを食べ過ぎてしまった、などとなってしまっては本末転倒ですが、このダイエットではしっかりおにぎりを食べることによって満足感が得られますので、お米が好きな人は炭水化物を減らすダイエットよりもストレスなく続けられるでしょう。
私たち日本人は普段からお米に慣れ親しんでおり、先祖代々食べてきた食材なので、私たちの体質に合った食べものと言えます。この「おにぎりダイエット」は極端な○○ダイエットのような一種類の食べ物ばかり食べるものではなく、日頃から食べているお米と野菜やお味噌汁などの和食の基本となるようなメニューで構成されているので、日本人には比較的向いているダイエットかもしれませんね。
おにぎりダイエットの仕組み、お分かり頂けましたでしょうか?では、続いて詳しい「おにぎりダイエット」の方法を紹介します。
おにぎりダイエットの正しいやり方
では、おにぎりダイエットのルールを説明します。
おにぎりダイエットのやり方
・1日1~3合のおにぎり又はご飯を食べます。
・肉類、魚類はNG。その他控えたほうが良い食材あり(NGな食べ物・飲み物をご覧ください)。
・このダイエット中は無駄に運動をしないようにします。
・実践する期間は2週間~3週間とし、長期間やるのは絶対に禁止です。
・自分の体重の5%ダウンを目安にダイエットを行います。
食事の方法
具体的には、朝はおにぎりを1~2個、はおにぎりを2~3個、夜1個ないしは野菜のみといった感じで食べます。おかずは野菜中心とし、肉類、魚類は食べません。
おかずの量はNGの食材を除けば好きなだけ食べて構いません。
それとお味噌汁ももちろんOKですので、野菜を沢山いれたお味噌汁を毎食一緒に食べれば満足感たっぷりで物足りない感じがしないと思います。
また、おにぎりの具はシンプルな梅、おかか、昆布、岩ノリ、ゴマ塩等を選びましょう。カロリーの高い、明太子マヨ、カルビ、ツナマヨなどはNGです。間食をしたい時は、野菜もしくはおにぎりならOKです。
このダイエットと合わせておすすめされているのは亜麻仁油。亜麻仁油には不飽和脂肪酸が多く含まれおり、内臓脂肪を減少させる効果があるそうです。サラダを食べる際やお味噌汁に少量垂らしたりすると良いですね。ダイエット中は肉、魚の栄養バランスが欠けるため、サプリメントなどでそれらを補うのもいいでしょう。
NGな食べ物・飲み物
先ほども述べたとおり、肉類、魚類はNGです。
基本は野菜をおかずとしますが、野菜を食べる際にも通常のドレッシングは避け、代わりにポン酢やノンオイルのドレッシングを選びましょう。
また、パスタ、うどん、ラーメン、芋、トウモロコシなどのその他の炭水化物もNGです。もちろんお菓子もNGです。
水分についてはお水が一番お勧めで、お茶はカフェインが少ないものがgoodです。コーヒー、紅茶はノンシュガーで。それ以外の飲み物はジュース、お酒はもちろんNGですが、スポーツ飲料もやめたほうがいいそうです。
その他には、果物も糖質が高いので適量に抑えた方が良いでしょう。
運動はあまりしないようにする
そして意外なことに、このダイエット中は無駄に運動をしないことを推奨しています。軽いウォーキング程度であれば問題ないかと思いますが、ランニングやウエイトトレーニングなどの激しい運動は避けましょう。
体が腸相などいろんな事を整えることにエネルギーを使っているので、運動するとバランスを崩しやすくなるためだそうです。制限される食材の中には体を動かすエネルギーとなるものも含まれているので、受験シーズン、大事な会議を控えている時期などは避けて、ダイエットに集中できる時期を選ぶことがお勧めです。
ダイエットの期間
減らす体重は自分の体重の5%ダウンを目安とし、ダイエットを実践する期間は2週間~3週間程度にしましょう。
先程述べたとおり、必要なエネルギー源も摂取NGのリストに入っているので、このダイエットはあくまで短期的なものです。長期に渡って行うと健康に影響する可能性がありますので、くれぐれもルールを守りましょう。
「おにぎりダイエット」やっぱりお米好きにオススメ!
様々なダイエットの方法はありますが、おにぎりダイエットの魅力はなんといっても「お米」が食べられること!これはお米(炭水化物)を控えるべきとすることが多い他のダイエットに比べて、お米好きにはとっても嬉しい方法ですね。
また、細かなカロリー計算の必要もなく、肉類、魚その他食べてはいけない食材を守っていれば比較的簡単に実践できそうです。コンビニでもおにぎりとサラダ、お味噌汁などは常に売っていると思うので、忙しい人や自炊の苦手な人でも問題なく続けられそうです。そして、適度な運動を推奨する他のダイエットとは違い、このおにぎりダイエットでは「運動は控える」ことが決められているので運動嫌いさんにもぴったり!さらに、こちらは中肉中背以上の人のほうがより効果を実感できるようです。
上記の条件に当てはまっている!という方は検討する価値がありそうですね。
【飽きないために!】おにぎりのオススメ具材!
おにぎりの具にカロリーの高い食材はNGなので、基本的には梅、おかか、昆布などのシンプルな具をお勧めしますが、ずっと同じ具材だと飽きてしまいそうですね。
そんなときは、おにぎりを握るお塩にこだわってみるのもいいかもしれません。カレー塩や山椒塩、ちょっとリッチにトリュフ塩など、アクセントになる物を選んで味に変化をつけると毎回の食事が更に楽しくなりそうですね。
ちなみに私のおすすめのおにぎりは「えだまめとおかかの醤油おにぎり」と「味噌焼きおにぎり」です。
以下簡単なレシピを載せますのでよろしければ参考にしてみてください。
[作り方]
「えだまめとおかかの醤油おにぎり」
ご飯に醤油を少量たらし、かつおぶしと枝豆をお好みの量混ぜて握ります。枝豆の食感が楽しく、食べ応えのあるおにぎりになります。
「味噌焼きおにぎり」
おにぎりに味噌を塗り、両面を焼く(フライパンでもOKです)だけですが、ちょっと懐かしく、香ばしさがとても美味しいおにぎりです。
みなさんのお気に入りの具はなんでしょうか?肉、魚、高カロリーな食材を避ければ具材はなんでもOKなのでいろんなものに挑戦してみてください。また白米は玄米に変えても大丈夫です。その日の気分で色々変化をつければ、マンネリになって飽きることもなく、楽しくおにぎりライフを続けられそうですね!
【注意!】おにぎりダイエットの注意事項!
簡単に実践できそうなこの「おにぎりダイエット」ですが、前述したとおり、2~3週間のみのダイエットとし、長期間に渡って行うことはくれぐれも避けてください。肉、魚などから摂れる体に必要な栄養もありますので、これらを長期間抜くことは体にいずれ影響を及ぼします。いくら効果が現れたからといっても、あくまで短期間のみのダイエットと割り切って行いましょう。健康を害してしまってはダイエットの意味がありませんよね。
そして、ダイエットを成功させるには、ダイエット期間中に食べてはNGとされている食べ物を口にしないようにしましょう。炭水化物をしっかり食べているので、それに加えてカロリーの高いおかずを食べたり、お酒を飲んだりしてはあきらかにカロリーオーバーです。ダイエットのつもりが逆に太ってしまった!なんてことになってしまっては元も子もありません。ダイエットのルールを正しく理解し実践しましょう。
ダイエット終了後に「我慢していた肉をたらふく食べるぞ!」とばかりに焼肉やステーキ、お菓子やお酒をドカ食いしてはいけません。当たり前ですがリバウンドの元になりますので、おにぎりダイエットを終えた後もバランスの取れた食事をすることを意識しましょう。
また、こちらのダイエットは痩せ型の人ではあまり効果を実感できないそうなので、ご自身の体型に合ったダイエットを行いましょう。
まとめ
「おにぎりダイエット」についてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
お肉・魚を食べてはいけないという制限があるので、お肉・魚が好きな人にとっては、それらを2~3週間食べるのを我慢しなければならないのはちょっとしんどいかもしれません。でも、私のようにお米が好きな人にとっては、おにぎりを食べられる(しかも結構な量)のはとても魅力的に思えますね。そして運動をする必要もないので、忙しい人でも普段の生活で実践できそうなところもポイントです。
このダイエットの良いところは単純な単品ダイエットと違い、メインのおにぎり以外の食べ方も見直すことになるので、自身が普段なにを食べ過ぎているのか、逆に、なにが不足しているのかを把握する良い機会になるかもしれないところです。このダイエットは2~3週間を目安に行いますが、ダイエット終了後も炭水化物、野菜、肉、魚のバランスを考えて日々の食生活を送り、高カロリーな食べ物や飲み物などを控えるようにすればリバウンドすることなく、かつ健康的にダイエットを成功させることができそうですね。