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ツブツブが怖い「集合体恐怖症」とは?恐怖の理由と克服方法をチェックしよう!

集合体恐怖症とは?

密集しているものが怖い!集合体恐怖症はどんなものなのか

蓮の実、カエルの卵、みかんの皮の裏側、岩礁についたフジツボ。これらを見て体がゾワゾワしたり、気持ち悪さを感じたら「集合体恐怖症」になっている可能性があります。集合恐怖症はたくさんの物体が密集している状態を見ると嫌悪感や息苦しさ、吐き気を催す症状です。集合体恐怖症は斑点恐怖症やトライポフォビアなどと呼ばれていて、数ある恐怖症のうちの一つとされています。精神疾患などではなくあくまでも高所恐怖症や先端恐怖症などのようなある一定の事柄に対して拒否反応を示す人の症状として呼ばれています。欧米では約531種類の恐怖症が存在すると言われており、その中の一つとして集合体恐怖症もリストアップされています。

最近ではインターネットを通じて同じような症状に苦しんでいる人が多くいることがわかり、その対策や改善方法についても数多く目にするようになりました。集合体恐怖症は決して特異な病気などではなく、だれでも発症しうる身近な症状の一つなのです。

ちょっとしたきっかけで発症してしまい、重症化してしまう人も

現在集合体恐怖症に悩んでいる人はもともとはまったく症状がなく、ちょっとしたきっかけで発症してしまった人がほとんどなのです。小さいころありの大群を見て、ご飯粒を見て、ハチの巣を見てなど、人によってきっかけは様々です。それが成長していくにつれ重症化する人が出てきます。パターン柄を直視できなくなったり、水玉模様の洋服を見て気分が悪くなってしまう等日常生活に支障が出来るケースもあり、安易に見過ごすことができない怖い症状です。

以外に多いのが他人から移ってしまうケースです。「こういうのが苦手なんだけど」と相談されてどれどれと見てみたら、かなり自分にもいやな画像だったとか自分も実はこういうのが苦手だったんだと気付かされてしまう場合があります。一度その症状を自覚してしまうと今度はその人と同じように集合体恐怖症に苦しむことになってしまいます。悪意がない分たちが悪いですね。

病気や精神疾患という位置づけではなくあくまで「恐怖症」の一部

集合体恐怖症は、高所恐怖症や閉所恐怖症のように数ある恐怖症の内の一つのという認識であり病気や精神疾患には含まれていません。精神医学の進んでいる欧米では531種類の恐怖症があるといわれており、その内容も様々です。専門家によっては脳が何かの現象に反応し危険信号を発するという意見もあります。最近になって知られてきている恐怖症のため、研究している機関も少なく確たる原因がはっきりしていないのが現状です。しかし集合体恐怖症は程度の差こそあれ世界的に患っている人が多いのも事実です。

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他人に理解されず苦しむことも

集合体恐怖症をはじめ数々の恐怖症の多くは他人に理解されないという問題に苦しめられることになります。症状がない人にとっては何が恐怖なのか全くわからず、単におかしくなってしまったと考えられてしまうこともあります。同じように集合体恐怖症には人によって対象が違うため、これはダメだけどこれは大丈夫といった区分が一人ひとり違うのも理解しあえないポイントになります。安易に他人に話してしまうと理解されないどころかいたずら半分で集合体を見せられたり、いじめの原因につながることもあるので注意が必要です。

また病気とは違うため、病院で治療することもできず他人からの心無い言葉に傷つく可能性もあります。「別におかしい画像じゃないんだから」や「自然のものがどうして怖いんだ」などなんともない人にとっては特に気にならないものでも、恐怖の対象に遭遇しているときにこういったナーバスな言葉を投げかけられると今度は人間不信に陥ってしまう可能性もあります。自分を守るためにもあまり込み入った話は信頼できる人以外には話さないほうが良いでしょう。

集合体恐怖症の原因って?

脳が危険を感じることによる拒否反応のひとつ

ではなんで集合体恐怖症になってしまうのでしょう?例えば高所恐怖症であれば、高いところにいるとこのままでは落ちて死んでしまうのではないかと脳が体に拒否反応を送っていると言われています。閉所恐怖症も窒息の恐れを感じるための脳の拒否反応と考えられます。命の危機を感じると脳が拒否反応を示し人間に警告して起こる不快感が主な「恐怖症」の症状です。しかし、集合体が命に係わるような問題に発展するとはとても思えませんね?しかし、集合体恐怖症も命に係わると考えられる理由が存在するのです。脳が命の危機を感じて体に様々な拒否反応を示していると考えればこのような恐怖症も原因が存在することがわかります。

そして恐怖症の多くは体調を崩すことで自覚症状が出てきます。脳の危険信号が体へのメッセージとして発信されるため様々な不調に見回られることになります。

幼少期のトラウマが原因で発症

集合体恐怖症を発症する人の多くは生まれながら恐怖症を持っているわけではなく、なんらかの原因で発症すると言われています。一つは小さいころの嫌な経験がトラウマとなり、同じ状況になると嫌悪感が出るパターンです。

砂で遊んでいたら中から大量の蟻がでてきた、田んぼを覗いていたらカエルの卵を掴んでしまったなど、幼少期に経験しがちな嫌な思い出ってありますよね。

この嫌な経験とその時のものの形状が脳で危険と判断され、大きくなっても同じような形状のものを見ると脳が体に危険信号を発信し体調を崩すなどの自覚症状として現れてくることが挙げられます。

また幼少期のトラウマの記憶自体が消えてしまい思い出すことができず原因不明のまま集合恐怖症に苦しんでいる人もいます。

病気の時の嫌な思い出を関連づけて発症

人間は命に係わる病気の中に体に発疹がでるものがあり、それを脳が危険と認識して自覚症状として現れるとも言われています。天然痘や溶連菌感染症などは体に発心が出る症状があり、発症すると命に係わる病気です。これらの病気に対して人間の本能は拒否反応を示すようにあらかじめコントロールされているのではないかと言われています。その反応が過敏になる、あるいは悪化することによって似たような集合体を目にしただけで体が命の危険を感じ拒否反応を示すことで具合が悪くなるという可能性も考えられます。

また蕁麻疹や小児湿疹のように命に直接は係わってこない病気でも、高熱で苦しんだり吐いてしまったりと幼少期に嫌な経験と関連付けて記憶してしまったために発疹と同じような形状を見ただけで体が拒否反応を示してしまうといった考え方もあります。

オカルト画像を見て発症する人も

インターネットの発達により、見たい画像がいつでも見られるようになった代わりに見たくない画像も目に入ってくるようになりました。もともと集合体恐怖症を発症していなかった人が悪意を持って作られた集合体画像(コラージュ画像)によって発症してしまい、悪化してしまうケースです。代表的なものとしては、人の顔に蓮の実の形状の穴をあける「蓮コラ」と呼ばれるもので、普通の人が見ただけで目を背けたくなるような恐ろしい画像です。また「グロ画像」という悪趣味な画像をアップし見る人を不快や恐怖に陥れようと人もいます。恐ろしいと思った記憶と集合体が関連付けられて、ちょっとした集合体を見ても体が反応するようになってしまいます。人間の敵は人間といったところでしょうか。

DNAに刻まれた恐怖の記憶が原因?

2013年にイギリスの大学がトライポフォビアに関するある研究が雑誌に掲載されました。これはヒョウモンダコやオブトサソリのように外皮がまだら模様の有毒生物の画像は、トライポフォビアの症状の人が怖がる画像と同じという研究結果です。人類の祖先が過去に遭遇した有毒生物を模様で記憶し、DNAで危険を警戒するような素質が備わっているのではという結論が出ました。有毒生物の多くはカラフルな色や恐ろしいまだら模様であることが多く、それを見るだけでゾクッと身震いをするのは脳が拒否反応を示している証拠ともいえるでしょう。

人間は生まれ持った本能で、危険と判断するパターンや色があるといわれていてスズメバチの黄色と黒のストライプはその代表的なものです。このことが応用されて現在の工事現場では危険な場所に黄色と黒のストライプのテープや標識を置いたりします。同じように生まれ持った人間の本能で危険と判断されているのであれば、直接有害生物に出会った経験がなかったとしても、DNAに刻まれた祖先の記憶によって集合体の模様は危険であると無意識に警戒してしまうようにできているのかもしれません。

どんなものが集合体に見えるの?

野菜や果物の穴やツブツブ、料理まで

集合体恐怖症の人が良く怖いと言っているのがイチゴやオクラの種、レンコンの穴などです。種子の配列は規則的かつ密集していることが多く、無数の穴が開いていたり種がびっしり埋まっている状態を見ただけで体中が痒くなったり、吐き気を感じるなどの拒否反応がでます。集合体恐怖症の人にとっては身近な野菜も恐怖の対象になってしまう悲しい例です。人によってはオレンジの粒やお米などもゾワッとするみたいです。

出来上がった料理にも注意が必要です。胡麻和えなどは胡麻が密集している部分がダメという人もいるし、大豆の煮ものや枝豆に至るまで恐怖症の対象は様々です。これら一つ一つを注意しながら生活することは不可能と言っていいと思います。

たらこや数の子など魚の卵

ツブツブがダメということであれば魚卵全般にも同じことが言えます。代表的なものでいえばたらこや数の子、いくらなどは粒がぎっしり詰まっていますし、カレイなどの煮魚や子持ちシシャモなども気持ち悪くて食べることができなくなります。いざじっくり見てみると魚卵は集合体恐怖症の人にとっては完全に恐怖対象になりうる形状をしています。

また高級食材であるキャビアももともとはサメの卵のため、集合体恐怖症の人にとっては恐怖の対象になります。からすみやトビコなども同じです。調理の際に少量を使うだけでも気分が悪くなってしまいます。調理する際に触れることができず、自分で食事するだけでなく家族に調理して提供することもできなくなってしまいます。

洋服のパターンや水玉

集合体恐怖症の人の対象は食べるものだけにとどまらず、日常生活に関わる部分でも拒否反応が出てしまうことがあります。規則的なパターンが美しいとされる服飾も、その柄の密度や形状が恐怖の対象になってしまうことがあります。水玉が主な対象でほかにも刺繍や柄などで同じパターンが続いているものに恐怖を覚える人がいるようです。タオルのような布地にも密集した形状を発見してしまったり、ニットの網目にも拒否反応が出てしまうことがあります。こうなってしまうとうかつに洋服のお店にも近づけませんし、手にすることができる洋服も限られてしまい日常生活がとても不便になります。模様の美しさが恐怖の対象になるのはとても悲しいことですね。

また滑り止めがついた手袋や、健康サンダルなど機能や健康のためにつけられているゴムの部分に対しても気持ち悪くて触ることができない人がいるようです。効果を一定にするために規則的につけられた形が集合体に見えてしまうということでしょう。

ボタンやビーズなど装飾類

規則的に並んでいるものでいえば、ボタンやビーズなども恐怖の対象としてあげられることが多いです。装飾品でいえばキラキラしたビシューやスパンコールなども規則的に並んでいることが多く、着ている人を直視できないほど怖いといわれます。日常生活でボタンを目にしないことはないので、やはり生活しづらくなります。被服についているボタンは大丈夫であっても、瓶詰になっていたり販売用にレイアウトされているものは怖いなど、人によって怖いと感じるケースは様々です。装飾具として使われている天然石や真珠なども形状によってはダメな人もいます。

蜂の巣や蜘蛛の巣など規則的模様

パターンが怖いという人は自然界のパターンも恐怖を感じている人が多いです。蜘蛛の糸や蜂の巣はきれいな構造で、その構造による耐久性が優れているので現代の建築や縫製技術にも応用されている素晴らしいものです。しかしその規則性が集合恐怖症の人にとっては恐怖の対象でしかないのが悲しいところです。蜘蛛の巣に至っては蜘蛛自体は平気であっても蜘蛛の巣がきれいに出来上がってるのを見ることができないとおいうように、その独特のパターンが恐怖の対象となるようでうs。人によっては過去のいやな経験がトラウマになっている可能性もあります。

また同じ蜘蛛の巣でも通常の状態であれば平気だけど、水滴が集まっている状態を見ると怖いという人もいます。これは水滴の粒が寄せ集まっている状態に恐怖を感じているので蜘蛛の巣の規則的な模様がダメというわけではないのかもしれません。

たくさん集まっている状態が怖い

同じ形状やパターンではなく、何か一つのものがたくさんあるだけでダメという人もいます。その代表的なものがカマキリの卵ではないでしょうか?カマキリの卵は孵化すると大量のカマキリの子供が出てきますがそれを直視することができない、中には発狂して失神してしまう人もいるほどです。蝶の卵も密集して産み付ける種類については同様に恐怖の対象だといえるでしょう。

またいつもはバラバラになっているものが偶然密集してしまったものを見てしまい症状が出てしまうこともあります。冬のテントウムシや餌を食べているときの鯉などが怖いという人はこういったケースに該当します。人によっては1匹だとかわいいハムスターや猫などの小動物が寒くて固まっている「猫団子」のような状態がダメであったり、ジャングルのシマウマが身を寄せ合って歩いている姿を見て恐怖を感じてしまうようです。

集合体恐怖症の症状とは

恐怖感、不安感

集合体恐怖症の症状は、集合体を見たときに起きる拒絶反応ですが人によって症状が軽かったり重かったり様々です。その中でも一番経度でほどんどの人が経験しているのはこの不安感や恐怖感ではないでしょうか?

集合体を見てしまったときに思わず声をあげたり、目をそむけてしまう。近づくことができない、怖くて触れないなどその症状は実際の行動範囲も抑制します。映像や写真であれば見なければいいだけですが、日常生活で起きてしまう場合は問題です。

恐怖の対象を見ていなくてもそばにあるだけで心がざわついて平成でいられなくなってしまいます。得体のしれない不安感や恐怖感はほかの恐怖症にも当てはまる代表的な症状です。

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痒み

蕁麻疹やアレルギーなどで痒みを経験したことがある人は、集合体を目にしたときに痒みを感じるといわれています。思わずかきむしってしまう人もいる程です。痒みを感じる人はおそらく集合体恐怖症を発症したときに痒みを伴った経験がある可能性があります。

また痒くはなくてもムズムズとした不快感を感じる人もいるようです。一度見てしまうと脳裏に浮かぶだけで痒くなってしまうのも恐ろしい症状の一つです。対策は集合体を見ることを控るしかなく、日常生活の中に恐怖対象がある場合は精神的にもつらくなってきます。

健康な皮膚でも掻き毟ると皮膚の炎症を起こすこともあるので、無意識のうちにかきむしるようであれば注意が必要です。

動悸、息切れ

人は心拍数が異常に乱高下すると動悸や息切れを起こすと言われています。ショッキングな体験をしたときに人は心拍数が上がりやすくなっています。思いがけず集合体を見てしまったとき、ギョッとしてドキドキしてしまうかと思います。そういった場合に自然と動悸や息切れを起こしてしまいます。息切れの際に呼吸が浅くなり視野が狭くなって失神してしまう人もいます。

嘔吐

動悸や息切れと同じく心拍数が異常に上がると、めまいや吐き気、嘔吐といった症状が現れます。恐怖症の症状でなくても、登山や急な坂を上って心拍数が上がると気持ち悪くなる人はいます。心拍数の異常な上昇は心臓に負担がかかりますのでなるべく避けて頂きたいですが、きっかけが集合体を見たことによるのであればなるべく見るのを避けるようにするしか方法はありません。もし同じ症状が続くようであれば胃酸による食道の被害も出てきますので吐き気を止める薬を処方してもらえるよう病院で相談してみてください。

集合体恐怖症が進行するとどうなるの?

目が勝手に集合体を見つけてしまう!日常生活がとても不便になる!

集合体恐怖症の怖いところは、今まで気づきもしなかった場所に集合体があることを発見してしまうことです。何気なく見れていた場所なのに一度気が付いてしまうともう近づくことも怖くなってしまう。例えばシャワーのヘッド部やザル、IH用のフライパンの裏にまでありとあらゆるものに集合体を見つけてしまい、具合が悪くなってしまいます。

なぜ今まで大丈夫だったものが突然怖くなっていくのでしょう?それは恐怖症を経験した人ならだれでもなってしまう「もしかして、これも恐怖対象?」と確認してしまう癖がついてしまうのです。自分で見つけて触ることもできなくなるとすればこれほど日常生活で困ることはありませんね。

見るものすべてが集合体に見え、外に出ることができなくなる

規則的に並んでいたり、同じものが密集しているものは身近なもの以外にもたくさんあり外出時にも見つけることができてしまいます。信号機のLEDや車のランプなどありとあらゆるものが集合体に見え、外に出るだけで体調を崩すこともあります。こういったことが続くともはや外にでることさえできなくなってしまいひきこもってしまう人もいるようです。

会社や学校に行っている人は建物内で出会う集合体に耐えながら日常生活を送り、神経をすり減らしてしまいます。他人に理解されない恐怖症はストレスも溜まり、気分も陰鬱としてきます。

ショックの連続でうつ状態に

症状が悪化してしまうと、ちょっとしたものにも集合体を発見してしまいその度にショックを受けてしまいます。いつ出会うかわからないものに怯えながら生活して毎日ビクビク生活していると、神経を衰弱してしまいます。さらに被害妄想も出てきてしまい、自分だけが恐怖におびえていてだれにも理解されず孤立状態であると自分の殻に閉じこもってしまいます。そのままの状態で放置しておくとうつ状態になってしまう可能性があり大変危険です。うつが発症してしまうと自力での改善は難しく、精神科へ相談し治療しなければならなくなります。

集合体恐怖症の克服方法

大きな円からゆっくり!少しずつ慣らしていく

今自分はどのくらいなら平気なのかを知っていますか?集合体恐怖症は慣れることである程度の克服が可能な症状です。まずは大きな円を見て、次は2つの円、次は3つをだんだんと小さくしていくと、ある程度の進行具合がわかります。そして何度もそれを繰り返しているともっと細かくても大丈夫になってきます。自分の目を慣らしていくというのは集合体恐怖症の克服にとても重要な作業です。

あとは、自分の苦手なものの拡大図から徐々に引いていくという方法もおすすめです。できる範囲で目と脳を慣れさせていき、徐々に集合体への恐怖を取り除いていきましょう。ただし無理をしないことです。急に細かい集合体を見るとかえって悪化してしまいます。

恐怖の対象のルーツをたどり、脳に理解させる

自分はこの集合体は平気だけど、これはダメだ!というように人によって恐怖の対象が違うことがあります。ボタンだったり、蜘蛛の巣だったり、ビー玉だったり。なぜそれがダメなんでしょう?脳みそが拒否反応を示しているということは、すなわちこの対象で何らかの危険にあったことがあるということに他ならないでしょう。いつから怖くなったかをさかのぼって考えてみるのはとてもいいことです。

もしかしたら小さいころこれでけがをした、もしくは親に怒られたなんて事もあるかもしれません。それを理解することで脳に「命の危機ではない」と理解させることで恐怖の対象から外れることもあります。特にこれが嫌だというものがある場合に試してみてください。

うつ症状が出ているようなら精神科を受診し、相談する

集合体恐怖症によってうつ症状が出てしまった場合、これは自力で治療するのは極めて難しいでしょう。通常のうつ症状でも精神科での治療がなければ社会復帰が難しい場合が多く、集合体恐怖症によるうつ症状も同様に素人の判断で行動するのはうつを悪化させてしまうため大変危険です。

集合体恐怖症については精神科で治療できることはなく、相談するのみでとどまるケースが多いです。しかし、うつに関しては精神科がスペシャリストですので迷うことなく受診することをお勧めします。その時に集合体恐怖症が悪化してしまったと話すと経緯がわかりやすくて良いでしょう。

積極的に集合体画像を見て、鈍感化させていく方法

人間は繰り返し同じ恐怖を体験することで、その恐怖に対し慣れが生じてきます。集合体恐怖症の人にも同じことが言え、見ると怖い集合体を意識してみることにより恐怖を克服する改善方法です。これは「暴露療法」といって、自分の力でトラウマを克服していく方法です。自分の恐怖の対象を毎日繰り返し見ることにより、その恐怖に慣れてしまい改善することができると考えられています。

ここで大切なのは、自分ができる範囲を確認して徐々にステップアップしていかないと逆に悪化してしまうということです。まず初めは同じ画像を何度も見て、自分の心と目をなれさせることからはじめていきましょう。もし気分が悪くなるようであればしばらくは見ないようにすることも大切です。

集合体恐怖症の予防方法

不用意にコラージュ画像を見ない

インターネットでは様々な画像を閲覧でき非常に便利な世の中になりました。しかし、便利なことばかりではなく悪意を持って他人を恐怖に陥れようとする悪い人も存在します。びっくりする動画や、恐怖画像といったものと同じように集合体恐怖症の人が恐れるコラージュ画像が存在します。無数の穴や粒々が恐怖の対象だとあらかじめわかっている人はむやみにコラージュ画像を検索しないことをお勧めします。

また、集合体恐怖症の人はこのような集合体恐怖症に関するコラムや記事を読むときにも注意が必要です。なるべく恐怖を感じない画像に努めているサイトがほとんどですが、「このような画像に恐怖を感じます」といった文体とともに集合体の画像を載せているサイトもあります。ご自身で危ないなと感じる画像は見ないでブラウザを閉じる癖をつけてください。

集合体と良い出来事の関連付けを意識する

集合体と悪い出来事が重なったため、脳が拒否反応を示しているのであれば印象のすり替えにより多少改善することができます。IHフライパンでおいしい料理を子供と作ったとか、イチゴの粒粒を全部つぶしておいしいイチゴジャムを作ったとか、そういったよい思い出を集合体と関連付けて記憶することで脳が徐々に拒否反応を示さなくなっていくことはあると考えます。

大事な思い出とともにある集合体まで悪役にさせるのは悲しいですからね。できるだけいい思い出を残せるように日常生活も気を付けていきたいです。

集中して見ない。3D画像のように見る

もしタイミング悪く、自分が恐怖を感じる集合体に遭遇してしまった場合はどうしますか?人は恐怖を感じるとなぜか目を見開いて対象物を見つめてしまう傾向があります。恐怖の対象を記憶するためだと思いますが、集合体の場合は恐怖症の悪化につながり良いとは言えません。そこで集合体をうっかり見てしまったときは

・目をつぶる
・目をそらす
・ピントを外して見る

このどれかを試してみてください。特に大勢の人と何かを見ているときであればピントを外してみるがおすすめです。細かい集合体ほどつぶれてしまい、少し恐怖が和らぎます。

集合体恐怖症のまとめ

ここ最近、集合恐怖症に悩まされている人が増えてきているように感じます。インターネットで沢山の画像を見ることができる反面、こういった恐怖症の発端となる悪意の画像を目にする機会が増えてきているのが原因の一つとして考えられます。自分の日常生活に支障が出るような画像については肝試し感覚だったとしても控えるべきだと思います。

またすでに集合体恐怖症に悩んでいる人や、まだ自分がそうなのかわからない人は自分の今の状況を確認し、怪しいホームページの情報はうのみにせずゆったりと改善に向けて取り組んでください。また症状が重く精神的に追い詰められている人は一人で悩まず精神科に相談して対策をとってください。

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