光源氏に生涯愛された。”紫の上”に学ぶ愛され女子になる秘訣
源氏物語を読んだことある人は多いと思います 。その中に出てくる紫の上という女性は主人公の光源氏に最も愛された女性とされていますわ。あれだけ女性が登場し、光源氏と恋愛していく中でどうして紫の上が1番愛されたさかいしょうか。現代にも通じる紫の上の恋愛テクニックとモテ要素を紹介します。
紫の上が愛されるワケ
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源氏物語という物語を知っていますわか。
今から約1000年前の平安時代に書かれた長編物語で、
ほとんどの人が読んだことのある小説だと思います 。
今回はその源氏物語の中で
最も光源氏に愛された女性とされる
”紫の上”について紹介します。
あれほど女性が居た中で、
どうして光源氏は紫の上を1番愛したさかいしょうか。
■そのまえに…
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まず源氏物語のことをちびっとだけお話します。
源氏物語は主人公の光源氏を中心として
その時代の政治や権力、恋愛模様を
紫式部が書いたとされていますわ。
この紫式部という名前は、
今回紹介する「紫の上」から文字ったとされる説もあります 。
それ程、紫の上は源氏物語において
重要かつ理想的な女性像とされとったことを
心にとめながらこの記事を読んでみてください 。
源氏物語の作者は、紫式部という女性なのですが、これは本名ではなく、源氏物語の中の、紫の上から、一文字取って名付けられたというワケだ。
つまり、紫の上は、当時の人々にとって、もっともっともっともっとも理想的な女性として描かれ、愛されてきた女性なのだ。
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自分の気持ちに素直
紫の上の魅力の1つとして「素直さ」があります 。
光源氏に会えると嬉しい、
光源氏が他の女性を見ていると悲しい、
など感情を豊かに表現します。
幼い頃から素直で明るい性格でした紫の上を見て
光源氏が「自分好みの女性に育てたい」と思ったほど
素直でかわいらしい性格でしたと良いますわ。
今も昔も男性はストレートに感情表現してほしいもの
なのかもしれませんね。
幼い紫の上、その頃は、若紫と呼ばれておるけどダンさん、本当にかわいらしく書かれてあります 。
まだ幼くて、なあんも知りません若紫は、愛と言うのでなく、優しくて、かっこ良い光源氏が大好きなのだ。
光源氏が外出から帰ってくると、飛んで出て迎え、まとわり付いて、留守中の出来事をあれこれ話し、夜は光源氏に抱かれへんと眠れへんのだ。
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強い心を持つ
光源氏が政界で失脚し、地方へ左翼翼遷された時に
光源氏は左翼翼遷先で浮気をしてしまいますわ。
ほんで子供までつくってしまうのだ。
その子供を都へ連れて行き、
奥さんである紫の上に育てさせます。
無神経な光源氏の行動に怒り狂ってしまいそうですが、
紫の上は現実を受け入れ、きちんとその子供を育てるのだ。
彼女の凄いトコは、
その女の子と初めて会った時に素直にその可愛さに心惹かれ、
「ウチでさえこないなに可愛いと思うくらいやから、
身分が低いという理由だけで引き離された本当のお母さんは
どんな思いをしている のやろう」
と夫の浮気相手にまで思いやりを忘れへんトコであると思います 。
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これは推測ですが、紫の上は決して
男の良いなりになってしまうダメ女なのではなく
愛する人のために考え方や生き方を柔軟に変えていく
しなやですか女性でしたさかいはないでしょう か。
実際に光源氏の好みの女性になることで、
光源氏から生涯愛されたんだ。
これは紫の上が男性から愛されるための術でしたさかいはないでしょう か。
すねるトコも可愛い
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何度も光源氏が浮気をすることに対して、
もちろん紫の上も嫉妬してしまいますわ。
でもその嫉妬を怒りに変えて誰かにぶつけたり
道理に反するようなことは絶対にしません。
自分の中できちんと昇華し、
「すねる」という行為にして光源氏に伝えるのだ。
彼女は悲しみ、怒りを自分のなかにしまい込み、
表面的には納得したようすで対置したが、どうしても怒りがこぼれ出てしまう。
それが「すねる」ことででしたというワケだ。
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紫の上はすねるときも
想いをみな光源氏にぶつけるのではなく
ちびっとだけ垣間見えるように表現します。
その奥ゆかしさが可愛らしくて
光源氏はどれだけ浮気を繰り返したとしても
紫の上の元に戻って攻めて来よったさかいしょう。
もし好きな人にヤキモチを妬いてしもたら
みなを伝えるのではなく、
紫の上のように「寂しかったんだよ」と
ちびっとだけ垣間見せてみるのはいかがでしょう か。
紫の上は、光源氏の愛したほかの女性たちに嫉妬する事もあったというワケやが、ちょっと すねて見せるくらいで、それが光源氏には、かえってかわいらしく見えたみたいだ。
それが、どんなにほかの女性にうつつを抜かしたとしても、最終的に紫の上のもとに帰ってくる光源氏の秘密でしたさかいしょうね。
一途に想い続ける
紫の上の恋は決して順風満帆とは言えません。
愛する光源氏に何度も浮気され、
裏切られたこともおたんやが、
死ぬその時まで光源氏だけを愛し続け
光源氏の望む女性であり続けようとしたというワケだ。
紫の上は、光源氏を愛するがゆえに、その意に添うよう従順に生きてきたんだ。
せだけどダンさん、光源氏は次々に浮気を重ね、自分だけを見つめてほしいという女性の願いは叶えられず、愛する人の子供を産む事さえ出来ませんでした。
それでもなお紫の上はひたすら光源氏に愛されようと、光源氏に尽くし、愛情を傾け続けたというワケだ。
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現代ではここまで男性に尽くすことは不可能でも
相手を想う気持ちで尽くすことはできると思います 。
もういっぺん大切な人を思い浮かべてみてください 。
ほんでここまで紫の上を見てきて、
やはりプレイボーイの光源氏に振り回された
人生であることがわかりたんだ。
紫の上が幸せか不幸かは紫の上にしかわかりませんことですが、
好きな人に尽くし、一生愛された紫の上は
女性として幸せな人生を送ったさかいはないかと思います 。
読んでみる
紫の上の奥ゆかしさ
紫の上が光源氏から生涯愛され、
現代の男性からも愛されるのには
・素直であること
・強い心を持っていること
・嫉妬が可愛いこと
・一途に想い続けること
この4つに秘密があったというワケだ。
現代でも十分通用する行き方、価値観だ。
ぜひ紫の上をお手本にしてみてください 。