【野菜スープダイエット】1週間で効果が!?アレンジレシピも大公開!
野菜スープダイエットって?
野菜スープダイエットは、脂肪燃焼スープダイエットとも呼ばれ、病院でも安全かつ急速に減量するための方法として用いられているようです。摂取カロリーよりも燃焼カロリーを増やすための食材を使ったスープを毎日食べるだけの簡単ダイエットです。
代謝がアップすることで、痩せやすい体へと変化することが期待できると言われているダイエット法です。
脂肪燃焼スープの材料
脂肪燃焼スープの材料は、6つの野菜とだし、調味料のみです。
にんじん
にんじんに含まれるカロテンは、体の抵抗力を高めたり、細胞を悪性化してしまう活性酸素をやっつけたりする働きがあると言われてます。
また、皮膚や粘膜を健康にする力もあるようで、美容効果も期待できますね。
女性にうれしいことに、体を温めてくれる作用もあるみたいで、冷え症対策としてもぴったりと言われています。
ピーマンもしくはパプリカ
ビタミンCをはじめとするビタミン類が豊富に含まれており、肌のハリを整えたり疲労回復したりする効果が期待できるそうです。特にビタミンCは、メラニン色素の生成を防ぎ、コラーゲンの生成を助けるようで、美白効果や美肌効果も期待できそうです。
また、カプシエイトと呼ばれる燃焼成分が含まれているので、体温向上効果や、脂肪燃焼によるエネルギー消費促進効果があると言われています。
また、香り成分のピラジンが、血液をサラサラにしたり、血行を促進したりするため、冷え症の改善に効果があるそうですね。
トマト
トマトにはβ-カロテンが含まれており、体内でビタミンAへと変換されていきます。そうすることにより、粘膜や皮膚を保護したり強化したりする働きをします。その結果、ウイルスが侵入する鼻や喉などが丈夫になり、風邪をひきにくくしてくれるようです。
リコピンも忘れてはならない栄養素です。ビタミンEの100倍、β-カロテンの2倍ともいわれる抗酸化作用があり、体内を酸化させ老化を引き起こす活性酸素を取り除くことで老化防止や癌予防、血液サラサラなどの効果が期待できそうです!
さらに、脂肪燃焼を向上させたり、コラーゲンの生成を促したりすることで、ダイエットや美肌の効果もあるといわれています。
キャベツ
キャベツの代表的な栄養素といえば、ビタミンUです。胃酸の分泌を抑制することで胃腸の粘膜を正常に保ったり、傷ついた粘膜を修復したりする働きがあるといわれている野菜です。
また、キャベツ100gあたり23Kcalとヘルシーな上、食物繊維が水分を吸収して膨張することで、満腹感を得られるのでダイエットにもぴったりです。普段の食事で不足した食物繊維を補うのには十分な量の食物繊維も含んでいるため、便秘の解消も期待できそうですね!
さらに、忘れてはいけなのがビタミンC。トマトやキュウリと比較すると倍以上のビタミンCを含んでいます。そのため、抗ストレス効果や疲労回復、アンチエイジングの効果が期待できるようです!まさに夢のような食材ですね。
セロリ
セロリには、ビタミンBやCなどのビタミン類をはじめ、ミネラル、食物繊維などの栄養が含まれています。
セロリといえば、独特な香りが特徴ですが、あの香り成分には、精神を落ち着かせる効果のあるアピインやセネリンが含まれています。イライラや緊張、ストレスなどを和らげてくれたり、不眠や頭痛を改善したりするといわれています。また、ピラジンという香り成分が、血行を促進し、冷え症の改善や疲労防止、新陳代謝の活発化、免疫力の向上といった効果をもたらすようです。
また、セロリはむくみや便秘を改善する効果もあるといわれています。カリウムが豊富に含まれているので、体内に溜まった余分なナトリウムを排出することで、血圧の上昇やむくみを抑制したり、食物線維によって、腸内環境の改善、便秘の予防などが期待できるようです。
バランスよく含まれたビタミン類は、肌の潤いやハリを保ったり、メラニンの生成を抑えてシミを防いだりしてくれる効果もあるとか!くすみの改善や肌の生まれかわりを促進して肌の状態を整えるといった効果も、ピラジンによって考えられます。
玉ねぎ
玉ねぎには硫黄化化学物とよばれる成分が含まれています。これは、香り成分のアリシンや、辛味成分の硫化プロピルなどです。中性脂肪や悪玉コレステロールを低下させ、血液をサラサラにする効果があると言われています。
また、不眠解消や疲労回復、集中力アップに役立ったり、胃腸を強化したりする効果もあるそうです。
さらに、細胞を劣化させ老化の原因となる活性酸素を抑制する機能をもつケルセチンが配合されているため、アンチエイジング効果も期待できそうです。
だしと調味料
だしや味付けは自分の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。例えば、食物繊維が多く、整腸作用やコレステロールを下げる効果が期待できる昆布や、質のよいタンパク質を豊富に含み、細胞を活性化して老化を抑制する効果のある鰹節などがおすすめです。また、新陳代謝を活発にし、発汗作用を高める働きのあるしょうがや、ミネラル分を豊富に含む天然塩、うま味をプラスしてくれる鶏ガラも使うとよいでしょう。
脂肪燃焼野菜スープの作り方
ここでは、基本となるスープのレシピを紹介します。
作りやすい分量で紹介しているので、約7杯分ほどになります。切った野菜を鍋にポイポイ入れて煮込むだけなので、たくさん作り置きしておくと便利です。
作りやすい分量
玉ねぎ 大3個
セロリ(茎) 1本
キャベツ 大1/2個
トマト 大3個(400gのホールトマト缶詰でもOK!)
にんじん 1本
ピーマン 1個
水 2~3リットル(ミネラルウォーターもしくは1日置いて塩素を抜いたものがおすすめ)
【だし】
こんぶ 5g
鰹節 10g
鶏がら 小さじ1
【味付け】
しょうが 1かけ
天然塩 適量
作り方
1.野菜を自分の食べやすい大きさに切ります。
2.大きめの鍋に、だしと1の野菜、水1リットルを入れ、中火で20分ほど煮ます。スープのかさが減ってきたら、適宜水を追加していきます。
3.野菜に火が通り柔らかくなってきたら、天然塩を入れて味を整え、火から下ろします。
4.食べる直前にしょうがをすりおろして加えます。砂糖と食用油以外であれば、自由に味付けして構いません。
味付けのバリエーション
【ポン酢】
柑橘類に含まれるクエン酸には、代謝をよくし、疲労回復、血糖値を抑える効果があります。
【醤油】
胃液の分泌を高めるため、消化をよくする作用があります。また、老化を防ぐ抗酸化力も高めてくれます。
【カレー】
カレー粉をフライパンで1分ほど煎ってからスープに加えます。脂肪の燃焼を高める効果が期待できます。
【味噌】
サポニンやリノール酸によって、動脈硬化や高血圧を改善、予防します。また、イソフラボンやビタミンEが老化を抑制してくれます。
【チリソース】
唐辛子にはカプサイシンが含まれており、脂肪燃焼効果を助ける働きがあります。
【豆乳】
まろやかで濃厚な味わいになります。美肌や老化防止の効果が望めます。
野菜スープダイエットの方法
野菜スープの食べ方
1.夕食の最初に必ず1杯以上食べる!
はじめに食べることで、その後の食事量を抑えることができます。夕食ではなく昼食時に実践してもOKです。
2.1週間は毎日食べ続ける!
まずは1週間続けてみることが大切です。そうすることで、体内の毒素が排出され、痩せやすい体質へと変化していきます。便通がよくなったり、肌がきれいになったりといった体質改善も実感できるはずです。
3.お腹いっぱい食べてもよし!
野菜スープはいくら食べても構いません。お腹いっぱい食べることによって、空腹を我慢する必要がなくなるため、リバウンドのリスクも下がります。
4.さらに付け加えて実践するとよいこと
肉や魚を食べるときには、できるだけ脂分を落とすようにしましょう。パスタやパン、クッキー、揚げ物は控えてください。ご飯を食べる時は、五分づき米か玄米がおすすめです。飲み物は当分を含まないものを選ぶようにしましょう。ただし、果汁100%のジュースはOKです。アルコールも控えてください。
1週間ダイエットプログラム
短期間でしっかり結果を出すためにおすすめなのが、1週間ダイエットプログラムです。1週間決まった食事メニューと野菜スープを食べるプログラムを徹底して行います。
【1日目】果物の日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープまたは生野菜・ゆで野菜
(調理法は自由。油やバターを使わないようにしましょう。)
夜 野菜スープ
※ バナナ以外の果物なら間食に食べても構いません。
[2日目] お芋の日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープまたは生野菜・ゆで野菜
夜 野菜スープ
※ 夕食時にゆでたジャガイモかサツマイモを好きなだけ食べても構いません。バターや油を使わない味付けで調理しましょう。
[3日目] 果物・野菜の日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープ
夜 野菜スープ
※ バナナ以外の果物や生野菜・ゆで野菜は自由に食べて構いません。
[4日目] バナナの日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープとバナナ1本
夜 野菜スープとバナナ1本
※ 500mlの低脂肪牛乳を、タンパク質を補給するために飲みます。
[5日目] 豚肉・お魚の日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープとトマト2~3個と豚肉もしくは魚
夜 野菜スープとトマト2~3個と豚肉もしくは魚
※ 肉や魚は好きなだけ食べても構いません。
[6日目] お肉の日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープもしくはゆでた野菜・生野菜と牛肉か鶏肉
夜 野菜スープもしくはゆでた野菜・生野菜と牛肉か鶏肉
※ 肉は好きなだけ食べても構いません。調理法や部位も自由です。
[7日目] ごはんの日
朝 野菜スープ
昼 野菜スープと玄米ごはん
夜 野菜スープと玄米ごはん
※ 玄米ごはんは好きなだけ食べても構いません。
野菜スープダイエットが痩せる仕組み
なぜ野菜スープがダイエットに有効なのでしょうか。
太ることと便秘、低体温は関連しています。便秘によって、本来なら便と一緒に排出されるべき毒素が腸にとどまってしまうため、腸の活動が衰えてしまいます。腸は免疫を担う器官のため、この機能が低下することによって、免疫力も低下し、全身の細胞の働きも悪くなってしまいます。その結果、代謝が悪化して糖や脂肪が燃焼しにくくなり、太りやすい体質になってしまうといわれているのです。
たっぷりの野菜が入った野菜スープには、様々なビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。この食物繊維が腸に働きかけて便通を改善し、体内の毒素を排出して腸の活性化へと繋がります。すると、代謝がアップし、痩せやすい体質へと変化していくようです。たくさん食べれば食べるほど体内の環境を整え、糖や脂肪の燃焼を促してくれ、体質改善しながら健康的に痩せることができるといわれています。
野菜スープダイエットの健康効果
体の不調を改善
野菜スープを食べ続けることによって、肩こりや冷え症といった症状が改善されるといわれています。そもそも、肩こりや冷え症は、体の代謝が下がって、毒素が体内に蓄積されることが原因の1つです。そこで、野菜スープで代謝をあげて毒素を体外に排出すれば、体温が上がって冷え症を改善し、毒素排出によって肩こりなどの症状も緩和されるそうです。
生活習慣病や癌の予防にも?
血液をサラサラにする効果もある野菜スープは、生活習慣病や癌の予防にも役立つと話題です。
食生活の乱れから、血液中のコレステロールや中性脂肪が増加し、血液がドロドロになっている人も多いはず。この状態が続くと、血管にコレステロールが蓄積し、動脈硬化を進行させたり、内臓脂肪が溜まったりしてメタボを引き起こしてしまう可能性があるそうです。
そこで野菜スープによって、血液がサラサラになり、血圧や血糖値が下がることで、メタボや高血圧、糖尿病といった生活習慣病を防ぐことができると考えられているようですよ!
野菜スープダイエットの注意ポイント
タンパク質が不足するので注意!
野菜スープを主に食べるダイエット法のため、タンパク質の摂取量がかなり少なくなってしまいます。あまりに不足してしまうと、筋肉が減少して太りやすい体質になってしまうという逆効果を生みかねません。そこで。お肉を食べてもOKの日には、できるだけたくさん食べるようにしましょう。
苦手な野菜があるときは?
6種類の野菜の中でも特に、セロリが苦手という人が多いようです。セロリはあらかじめさっと湯がいておくことで、くせが取れて食べやすくなります。どうしても食べられないという人は、にんじんで代用しても構いません。
2日目の頭痛に注意!
野菜スープダイエットは、2日目あたりに頭痛を感じることがあるようです。これは、糖質が不足した状態になり、体脂肪を燃やしてエネルギー源としているというサインといわれています。そのため、頭痛薬や鎮痛剤を飲むのではなく、水分をしっかり補給して運動したり入浴したりし、汗と尿をしっかり出すことで治るようです。
一度に大量に作れ、毎日食べることを習慣化すると、意外と簡単に続けられるかもしれません。何よりも魅力的なのは、健康的に痩せられるという点です。まずは1週間、チャレンジしてみませんか。