「目標設定」の成功率がアップする設定法や達成させるコツを7つを公開!
成功率がアップする目標設定とは?
今日中に部屋の片付けを終わらせる、◯時までに夕飯を作り終えておく…など、人は毎日小さな目標を達成しながら生きています。ですが、来月のテストに向けての目標であったり、会社でのノルマ達成の目標であったり、目標達成に必要とされる準備期間が長ければ長いほど、目標を達成するのが難しくなってきますよね。
今回は「目標設定」をテーマに、目標をなかなか達成できない人に共通する5つの特徴。そしてどのように目標設定をすれば、少しでも目標達成に近づくことができるのかを分析し、「7つの目標設定のコツ」をご紹介していきます。
目標を達成できない人の特徴とは?
それではまず最初に、立てた目標をなかなか達成することができない…という人には、一体どんな特徴があるのか見てみましょう。目標達成に手こずってしまう人や、目標を達成した経験があまりないという方は、自分が「目標を達成できない人の特徴」に当てはまっている部分はないか、しっかりと自分を見つめ直してみましょう。
達成できない特徴1. 目標があまりにも高すぎる
いつも目標達成ができない人に共通する特徴の1つとして、「目標が高すぎる・極端すぎる」ということが挙げられます。
自分でも「どうせできない」とあきらめてしまうような、あまりにも高い目標を立てる傾向にあるため、潜在意識で「できない」とどこかで思い込んでしまっていること、そして周りの家族や友人からも「できない」と判断されてしまうことが多いんだとか。
それでは、自分のモチベーションを保つことも難しく、周りからも応援されることが少なく、目標達成からはどんどんと遠ざかってしまうことに。
達成できない特徴2. 目標があまりにも低すぎる
また、先ほどの特徴1.の裏を返して、あまりにも低い目標を立てている場合も、目標をなかなか達成できないと言われています。これは先ほどと全く逆の原理で、いつやってもできる、とわざわざその目標を達成するためのやる気やモチベーションを奮い立たせることができず、周りからの印象もあまり良くないですよね。
目標があまりにも低すぎると、「目標を達成するぞ!」という意識に欠けてしまうため、結局目標が達成できなかったり、何らかの形で達成したとしても「目標を達成した」という達成感を得られないまま不完全燃焼してしまうことも。
達成できない特徴3. 目標が抽象的
そして「目標が抽象的である」というのも、目標達成が苦手な人が立てがちな目標の特徴。あまりにも目標自体が漠然としているために、目標を立てた自分自身でも今何をするべきなのか、何をしなければいけないのかがわからずに、結局時間だけが過ぎていってしまい、目標を達成することができないというケースです。
そもそも目標に向けて行動することすらままならない人も多いんだとか。「優しい人になる」「コミュ力を上げる」「行動力をつける」など、今何をしたらいいのかはっきりしないような目標は「抽象的」であると言えます。目標の具体性に欠けてしまっていては、達成するどころか行動すらできないまま終わってしまいます。
達成できない特徴4. どのように達成するかが不明
また、「目標を達成するために何をすれば良いのかわかっていない」というのも、目標達成からどんどん遠ざかってしまう特徴の一つです。
目標を立てただけで満足してしまい、自分が何をすれば目標を達成できるのか、どのように行動すれば良いのかを考えていなければ、目標に向かって進んでいくことはできませんよね。いくら目標が素晴らしくても、目標を達成するのに肝心な「目標を達成するためのプロセス」に欠けていては、目標達成は夢のまた夢です。
達成できない特徴5. 目標に期限がない
さらに、「目標に期限がない」ケースも、目標達成は遠くなってしまいます。期限がなければ、いつまでに、何をすればいい、という明確な行動スケジュールを立てることができないため、いつの間にか目標そのものを忘れてしまったり、行動が後回しになってしまいうまくいかなくなってしまうのです。
学校での定期テストを思い出してみてください。定期テストの期日や時期は前々からわかっているはずなのに、2週間前や1週間前、もしくは5日前くらいに「期限」を意識して、焦りながら机に向かった経験はないでしょうか?人は期限を決めることで「このペースでは無理だ」「もっとやらなければ」というモチベーションが生まれ、駆り立てられるのです。
「目標に期限がない」というのも目標をなかなか達成できない人に共通する特徴と言えます。
達成できない特徴6. モチベーションが続かない
また、やらなければいけないことや期限が明確であるのに、モチベーションが続かないために、なかなか目標に向かって努力することができず、結局目標を達成できないというケースもあります。明日は苦手な数学のテストがあるのに、ワークを解いても全然答えが合わないし、解説を読んでもちんぷんかんぷん…。
一夜漬けでもしようという勢いだったけど、早めに寝てしまった…なんてことありませんか?表向きは目標を達成しようと努力していても、心のどこかで「達成するのは無理だ」「自分にはできない」と思ってしまっていては、なかなかモチベーションは上がりません。モチベーションがなければ本気で努力することが難しく、目標達成も厳しくなってしまいます。
成功率がアップする目標設定法
目標をなかなか達成できない人の特徴をご紹介しましたが、これをどのように改善していけば、目標達成に近づけるのでしょうか?目標を達成するための「目標設定のコツ」をご紹介していきます。何か目標を立てられる際は是非参考にしてみてください。
目標達成のコツ1. 実現可能な目標を立てる
あまりにも自分の実力に合わない高すぎる目標を立ててしまうと、潜在意識が「どうせできない」「目標は達成できない」という思いに囚われてしまい、やる気が出なかったりモチベーションが上がらなかったり、目標を達成することはなかなか難しくなってしまいます。ですが、逆に低すぎてもいけません。
目標を立てるときは、自分の力で(努力すれば)実現可能だと思う範囲内で、少しだけ困難だと思うレベルにしておきましょう。すると「頑張れば達成できる」という気持ちと「努力なくしては達成できない」という気持ちの相乗効果で、目標達成に向けてのモチベーションを保ちやすくなります。
目標達成のコツ2. 実現可能な目標を立てる目標を具体的に設定
いかに具体的に目標を立てたか、ということも目標を達成するための大切なポイントです。「いまの自分よりも成長する」「ダイエットして痩せる」という漠然な目標を立ててしまいがちですが、具体的にどうなれば「成長する」という目標を達成できて、「ダイエットして痩せる」という目標を達成できた!と胸を張れるのでしょうか…?
目標を設定する際には「〜の資格を取得して、知識を深める」「〜kg痩せる」と具体的に、さらに達成できたことが自分で実感できるような目標を設定することが大切です。目標が決まったら、まずはその目標をできるだけ具体的に膨らませてみましょう。
目標達成のコツ3. 目標は紙に書いておく
嘘みたいな話ではありますが、目標を達成できない原因として「忘れてしまう」ということが挙げられます。
「資格を取る」という目標を立てていたのに、思い出した時にはもう受験の出願が終わってしまっていたり、「ダイエットして痩せる」という目標を立てていたのに、飲み会で思う存分食べ終わった後に、そういえばダイエットしていたんだった…とふいに思い出します。
目標を立てた時には、達成に向けての思いがメラメラと熱く燃えていても、時間が経つにつれて、他のことを考え始めるにつれて、次第に存在感が薄くなってしまうのです。そのため目標を「紙に書いておく」というのはその時の思いを思い出すために、非常に効果的な方法です。
付箋に書いて、いつも使うデスクやパソコンのそばに貼っておいたり、毎日持ち歩く手帳にメモを忍ばせておいたり、普段から「目標」が目につくことで、忘れることもなく、やる気や意識も上がってくるのです。
目標達成のコツ4. 目標を決めた目的を考える
目標を立てているだけでは、時間が経つにつれて努力が苦しくなってくると、くじけてしまったり、モチベーションを取り戻せなくなってしまう場合があります。そんな時のために、「目標を決めた目的」を考えておき、目標と一緒に書き出しておきます。
例えば「資格を取る」という目標を立てた時、その目的は資格を取ることではありませんよね。「この資格を取って就職試験に活かす」「この資格を取ると昇給が期待できる」「この資格を活かして転職する」など、資格を取るという目標の裏側には、その目標に至った目的があるはずです。
「〜kg痩せる」という目標も、「痩せてスキニージーンズを履く」「痩せて恋人を作る」「痩せて〜年前の服が入るようにする」と、目的をできるだけたくさん書き出してみましょう。
目標を達成するために努力するのは、簡単なことではありませんが、目的がはっきりしていれば、すぐにやる気を取り戻せたり、熱い気持ちを取り戻すことができます。目的は現実的なものでなくても、大げさなものでも構いません。夢のようなことでも大丈夫です。
目標達成のコツ5. 期日を決める
そして目標達成のための「期日を決める」ことも重要です。「〜kg痩せる」「資格を取る」という目標だけでは、今何をすればいいのかがはっきりしません。
「4月までに〜kg痩せる」「5月の試験で資格を取る」という期日を決めておけば、その期日から逆算して、1日どのくらいの運動・勉強をしたらいいのか、何から始めればいいのかを明確にすることができます。期日を決めるときのコツの一つは、無理な期限を設定しないこと。
自分が「頑張ればできる」と思える期限を設定しなければ、達成できなくてもしょうがないと感じてやる気が起きなくなってしまったり、ストレスがたまって逆に悪い方向に意識が向いてしまうこともあります。現実的で、実現可能な期日を設定しましょう。
そして、期限を何かしらのイベント・行事と重ねることでモチベーションがあがるといわれています。「卒業式までに〜kg痩せる」「秋の就職試験に間に合うよう資格を取る」など、イベントや行事があるため、頑張ろう!やらなきゃ!という気持ちになるのです。
目標達成のコツ6. 毎日の行動目標を立てる
期日を決めれば、その日までに目標を達成するために、毎日何をどのくらいしていかなければいけないのかを、期日から逆算して明確にすることができます。毎日の行動目標・やらなければならないことを決めることによって、自分が何をしなければならないのかを把握でき、目標に向かって努力することが楽になります。
「卒業式までに〜kg痩せる」という目標であれば、1ヶ月に〜kg落とすために、1日このくらいの運動をする。「就職試験に間に合うよう資格取る」という目標であれば、◯ヶ月後の試験までに全範囲の勉強が終わる様、1日1章進めていく。など細かく1日の目標を決めてみましょう。
毎日のタスクが決まれば、あとはそれを続けていくだけで、必ず目標を達成すること(目標に近づくこと)ができます。
目標達成のコツ7. 中間目標を立てる
目標を立てた時から、期日までの期間が長い場合は、その中間に一度中間目標を立ててみましょう。期日までの期間が長ければ長いほど、自分が本当に目標に近づいているかを実感できる機会が少なく、やる気やモチベーションが続かなくなってしまいます。
中間目標で一度自分の成長を実感し、達成感を得ることによって、それが後半のやる気やモチベーションに繋がり、ペースを崩すことなく目標に向かって努力することができます。また中間目標も1か月ごと、1週間ごと、半年ごとなど自分に一番あったペースで立ててみると効率的です。
いかがでしたか?
今回は、「目標達成」をテーマに、なかなか目標達成が叶わない人に共通する5つの特徴と、それを改善するための目標設定の7つのコツをご紹介しました。せっかく目標が見つかったなら、一つ一つ達成して自分の力や自信に繋げていきたいですよね。ぼんやりとした目標がある方は、ぜひ今回のコツを参考にして、目標達成に向けて努力されてみてはいかがでしょうか?