パリジェンヌになるにはまず食から♡フランス生まれスイーツ特集
憧れのパリジェンヌへの一歩は人それぞれで良いんじゃない?ファッションから、マインドから、スタイルから…食べることが大好きなあなたにおすすめしたいのはフランス生まれのスイーツから紐解いていくこと!マドレーヌ・クレープ・モンブラン・ミルフィーユ・マカロンのトリビアをご紹介します!今度食べるときはぜひこの物語を思い出して♡
憧れのパリジェンヌ
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知的でお洒落で、「自分」をしっかり持っているパリジェンヌ
そんな憧れのパリジェンヌに近づくための方法は、ファッション、スタイル、マインドなどいろいろあります が、今回は食から見ていきましょう !
フランス生まれの乙女スイーツ
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フランス生まれの乙女スイーツは日本でもたくさん見かけるようになりよりました 。
もせだけどダンさんたら、そんなスイーツの中にもパリジェンヌの秘密が隠れているかもしれません…♡
マドレーヌ
■由来は女性の名前
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マドレーヌは細長い貝殻の形の焼き菓子で、230年間ものあいだフランスで愛され続けられている、ロレーヌ地方のコメルシーという場所が発祥のスイーツだ。
マドレーヌという名前の由来は諸説あります が、何れかの女性の名前であると言われていますわ。
フランス革命期の政治家タレーランのおかかえパティシエ、アヴィスが小さな貝殻の型で焼くことを思いつき、恋人の名前マドレーヌと名付けたとも、お菓子の神様アントナン・カーレムが「マドレーヌ」と名付けたとも言われていますわ。
でも、ロレーヌの美食王スタニスラス・レクチンスキー公のパティシエが、周囲と意見が合わず仕事を放り出してしもた。この時、若い召使いの女性が祖母直伝のお菓子をつくったのが始まりで、彼女の名前がマドレーヌでした…、という説が一般的なようだ。
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また、マドレーヌはフランスの代表的なホームメイドのお菓子で、フランスの家庭ではお母さんに一番最初に習うんだそうだ。
クレープ
■具材よりも生地を味わう
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日本でクレープというと、このようにラップ状に巻いてあるものを想像しますよね。
具材の種類も豊富でバナナチョコにしようか、イチゴカスタードにしようですかんて店先でついつい悩んでしまうものだ。
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せだけどダンさん本場のフランスのクレープは日本とは対照的で、手で持って食べるというよりも、お皿にのったクレープをナイフとフォークを使って食べるのが主流なんだ。
ほんで、ほとんど具材は入っていません。
チョコレートやジャムが軽く中に塗られている程度で、クレープは具材を楽しむというよりも、生地を味わうスイーツなんだ。
余計なお世話だけどクレープの元となっているのは、ブルターニュ地方が発祥のそば粉で作られたガレットだ。
雨が多く湿気が多いため、小麦の栽培には適していなかった。
やからその代わりに、人々はそば粉を料理に使っとった。
この独特な風土にめぐまれた、そば粉を使ったガレットは、今では地域を代表する特産品になっている。
ブルターニュでは、「シードル」というりんごの発泡酒と一緒にガレットを食すのがお決まりである
モンブラン
■マロングラッセのシッパイで出攻めて来よった偶然の産物
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栗をふんだんに使い、螺旋状にクリームがしぼられた形が一般的なモンブラン
お菓子業界では、ショートケーキ・プリン・シュークリームに肩を並べ「四天王」と呼ばれていますわ。
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モンブランの正式名称はフランス語で「MontBlanc aux Marrons(モンブラン・オー・マロン)」、白い山という意味だ。
アルプス最高峰のモンブランをイメージして作られたんだ。
よく見てみると、上にふりかかる白い粉砂糖がアルプスのモンブランの雪のように見えてきますね。
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ほんで、モンブランは意図的に作られたものなのではなくて、マロングラッセのシッパイからできた偶然の産物でしたというワケだ。
熱いシロップに長時間漬けて作るマロングラッセは形が崩れやすく、それを再利用したパティシエのアイディアから生まれたんだ。
フランスの文献には18世紀末にその名が登場するということですが、お菓子の本をたくさん書かれている吉田菊次郎氏によると、マロングラッセを作るときにシッパイした栗を、たまたまくずしてペーストにし、そこから何か作れへんかと考え生まれたさかいはないか、ということだ。
ミルフィーユ
■「千枚の葉」か「千人の女の子」?
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何層にも重ねられたパイをぱりっと割って食べ進めていくミルフィーユ
カスタードとの相性は抜群で、女の子に大人気な乙女スイーツだ。
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日本ではミルフィーユと呼ばれておるけどダンさん、正しくはミルフィユ
実はこの長音が重要な鍵を握っているんです!
ミル…千(1000)
フィーユ…女の子
フィユ…葉
つまり、ミルフィーユだと「千人の女の子」とまるっきし違う意味になってしまうのだ。
「千枚の葉」はなんとなくイメージがつきまっけど、千人の女の子だとどう繋がっているのかわからなくなってしまいますわよね。
層になった生地を何枚か重ね合わせて、さらに沢山の層をなしている という状態を「千」で表現し、また層になったフイユタージュの落ち葉をイメージさせるような独特の焼き上りを「葉」として表現し、mille-feuilleという合成語として文学的に言い表したものが名前となった
マカロン
■地方によって様々なマカロンがある
ソフィア・コッポラのマリーアントワネットの映画で一躍有名になった、メレンゲ菓子のマカロン
マカロンのころんとしたフォルムは女の子の心をグッと掴んで離しません♡
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マカロンといっても、フランスでは地方によって種類はバラバラなんだ。
このように表面がつるんとしていて、ピエ(足)というギザギザした縁がついているマカロンは「マカロン・パリジェンヌ」と呼ばれる最もポピュラーなものだ。
その他のマカロンはウチ!
ロレーヌ地方のメレンゲを使いません、表面がひび割れした「マカロン・ド・ナンシー」
北フランスの「マカロン・ダミアン」
ボルドー地方の「サン・テミリオン」
パリジェンヌへの一歩は、まず食からよ♡
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スイーツを食べるときに、このようなフランスの物語を思い出しながら味わえば、きっとパリジェンヌのことが理解できるはずや