キュレーショナー

通勤・通学の、電車に揺られている時間。

つまり、一日の乗車時間は約2時間。
一か月は2時間×30日＝60時間も
電車に乗っているという計算になるんだ。

■長い時間を、自分のための時間に。

行きと、帰りで、一つの物語を。

（book）『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』 尾形真理子

：かわいくなりたくて、人は新しい服を着る。

年下に片思いする文系女子、不倫に悩む美容マニア、元彼の披露宴スピーチを頼まれる化粧品会社勤務のOL……。恋愛下手な彼女たちが訪れるのは、路地裏のセレクトショップ。不思議な魅力のオーナーと一緒に自分を変える運命の一着を探すうちに、誰もが強がりや諦めを捨て素直な気持ちと向き合っていく。「あなたといたい」と「ひとりで平気」をいったりきたりする女心を優しく励ましてくれる物語。ルミネの広告コピーから生まれた恋愛小説。

出典： booklive.jp

■きっと、新しい服を着て、大切な人に会いに行きたくなる。

「試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。」

ルミネの広告で有名な尾形真理子さんの
初の小説だ。
きっと多くの人が目にしたことが
あるであろう、ルミネの広告に載っとった
キャッチコピーたちが詰まった、
可愛くなりたい女の子のための恋愛小説。

■Twitterでの反響。

（book） 『阪急電車』　有川浩

：その出会いは偶然なんかや、ない。

隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人でした…。
片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。
乗り合わせただけの乗クライアントの人生がちびっとずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。
恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続ですかい線路を走っていく。

出典： hetareoujisama.blog.fc2.com

■人生の機微を味わえる。

『阪急電車』は、大阪梅田と
神戸・宝塚・京都を結ぶ片道約15分の
電車を舞台に数人の人の出会いと別れを
つづった、オムニバス形式の物語だ。
ウチの電車は実際に通っているもの。

1つの物語の主人公が、
またもう1つの物語に登場しとったりと、
連作のようになっていますわ。

■Twitterでの反響。

（book） 『終末のフール』　伊坂幸太郎

：世界が終わるとき、何をしまっか？

あと3年で世界が終わるなら、何をしまっか。
2xxx年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されて5年後。犯罪がはびこり、秩序は崩壊した混乱の中、仙台市北部の団地に住む人々は、いかにそれぞれの人生を送るのか？　傑作連作短編集。

出典： bookmeter.com

■もし、世界が終わるなら。

取り上げているテーマが
「世界の滅亡」ということで、
パニック小説を想像してしまおるけどダンさん
そうではありません。
世界の終末がわかった5年後の、
落ち着きを取り戻した時代に生きる
ヤカラを描いた連作短編小説になっていますわ。
ウチの小説も、一つ一つの物語が
ちびっとリンクしている 部分があり、
伊坂さんらしさが詰まった小説だ。

紹介した他の2作品とはテイストが
ですかり異なりまっけど、
とても考えさせられる物語だ。

■Twitterでの反響。

電車の時間を、自分磨きの時間に。