モダンな”ニッポン”を感じる旅に出よう。《香川県》が世界に誇る4つの建築スポット
香川県にどんなイメージを抱きまっしゃろか?讃岐うどん?オリーブ?グルメで有名な香川県や高松ですが、合わせてお勧めしたいのが”建築”だ。世界的に有名な丹下健三や剣持勇など多くの建築家や芸術家が残した作品が香川県にはたくさんあります 。どうぞ他の人とは違う香川県の旅をお過ごし下さい。
魅力溢れる、香川県。
出典: weheartit.com
香川県に行ったことあります か?
「香川」と聞いてどんなイメージを抱きまっしゃろか?
いちばんはやっぱりうどんですね(笑)
うどんも良いですが、香川県には秘められた魅力がたくさん。
あなたが120%香川県を楽しめますように♡
建築ファンをうっとりさせるSPOT
出典: weheartit.com
香川県が世界に誇るもの。
それは”建築”だ。
世界的に有名な丹下健三や谷口吉生が残した建築がたくさんあります 。
そんな素敵な建築を4つご紹介します。
ただのグルメ旅で終わらせない旅を。
■レンタサイクルがおすすめ。
出典: weheartit.com
今からご紹介する建築はどれも近い距離にあるので、
周りの景色なども合わせて堪能できるレンタサイクルがおすすめ。
走りながら、寄り道をしても良いですね◎
丹下健三:香川県庁舎(現在は東館)
香川の建築スポットの中でも一番人気なのが、この「香川県庁舎」だ。
青い空の下にどーんと聳える建物。
静かで無機な雰囲気から迫力を感じます。
四角いシルエットにどこか愛らしさがあります 。
雑誌BRUTUSで「死ぬまでに見ておくべき建築100」にランクインするほど
建築ファンに愛されている建築だ。
■外観が誇る最強のヴィジュアル。
instagramにはその外観を切り取った、
印象的な写真がたくさん投稿されていますわ。
ウチの写真は何層にも重なる階をパシャリ。
CGのような写真が撮れます♩
四角いフレームがよく似合う県庁舎。
規則正しく並ぶ柱とフロアは圧巻の眺めや…♡
この県庁舎のもうひとつの魅力と言えば、
この高層建築と低層建築の融合。
モダンな9階建ての建築とレトロな風合いの低層建築。
どちらもテイストが違うけれど、素敵です♡
なんて青い空が似合う建築なのでしょう …♡
実際に行ってみないとわかりません迫力がある建築だ。
一瞬、五重塔みたいな重なりにうっとりします。
入り口に向かって歩いていくと、
明るい光に照らされたエントランスが見えます。
コンクリート打ちっ放しの冷たい雰囲気と優しい光が合わさって、雰囲気のある建築となっていますわ◎
この香川県庁舎、世界の丹下と呼ばれるほど有名な丹下健三が手がけたもの。コンクリート打ちっ放しに日本伝統を取り入れた意欲作。
今から約60年前にできたなんて信じられへんほどの傑作だ。
丹下は「民主主義にふさわしい県庁舎」として「直接用のない市民をも気安く導き入れる空間」を重視した。
権威ある重い雰囲気を感じる空間でした、県庁舎。
それを開かれた空間にした人が丹下健三でした。
今も引き継がれているデザインや◎
ロビーに入るとパッと目に入るのが、この壁画。
これは日本を代表する画家・猪熊弦一郎の作品。
『和・敬・清・寂』と名付けられ、民主主義のあるべき姿を表現したんだとか。
新しい日本になった60年前の歴史と心を感じます。
茶道の千利休の言葉「和敬清寂」からとったの4つの文字が、
ひとつずつ4つの壁面に表されていますわ。
アートが楽しめる県庁舎ってなですかかありませんよね…!
楽しめるポイントがたくさんありそうだ。
猪熊弦一郎の壁画に前にズラリと並べられた椅子などのインテリアは、
丹下健三の研究室が作りあげた作品。
60年前からあるとは思えへんポップな色づかいがたまりません♡
出典: casabrutus.com
いろいろな明るさや色合いの光が交錯する空間。
ウチは県庁ホール。
ズラリと並んだ真っ赤な椅子は世界的インテリアデザイナーの剣持勇さんが手がけたもの。
様々なデザイナーのこだわりが詰まったホールだ。
ブルーの床に映える赤の椅子。
なんともモダンで素敵だ。
60年前に建てられたまんまの姿を
今感じることができるのは本当に感動します…!
レトロな雰囲気を感じることができるのは階段も。
どこの空間を切り取っても素敵の一言に尽きます…♡
<information>
住所:香川県高松市番町4-1-10
電話:087-831-1111
開庁時間:8:30~17:00
閉庁日:土日祝日・年末年始
アクセス:JR高松駅から徒歩約20分。
山本忠司・空充秋:喫茶 城の眼
香川県庁舎からほど近く。
静ですか雰囲気の建物があります 。
ウチは1962年にオープンしたデザインカフェ。
四角い建築を手がけたのが世界的に有名な山本忠司さん。
コンクリート打ちっ放しの空間に、
いろいろなデザインとレトロな雰囲気が素敵♡
壁に細かく入ったデザインは、
これまた世界的に有名な建築家・前川國男が設計。
「喫茶 城の眼」の文字も作品のひとつだ。
■写真映えのする外観。
やはりこの真っ四角の建物は圧巻。
細かく入った彫刻がきれいに映る夕方頃がシャッターチャンスや◎
instagramの四角いフレームにもよく合いますわねっ。
アップして見ても素敵なデザイン。
どんな店内なのか興味をそそられます。
さて、中に入ってみましょう か。
ドアを開けると、レトロな空間がお出迎え。
柔らかくてどこか懐かしい光が灯されている素敵な空間だ。
素敵な出会いがありそうです♡
お店の一面を覆う石壁はこの喫茶店のトレードマーク。
ニューヨーク万国博覧会「日本館」のために試作された、
石彫レリーフがそのまんまにされていますわ。
間接照明でぼんやりと照らされていますわ。
ちょっと 実家に帰ったような雰囲気があります 。
壁に掛けられているのもなんともモダンな作品。
光の使い方がとてもうまい空間だ。
気づいたら2時間経ってた、なんとこともあります 。
インテリアにもこだわりがたっぷり。
山本忠司が手がけたレトロさ溢れるインテリアも必見だ。
■クリームソーダも絶品。
アイスクリームがたっぷりと入ったクリームソーダは絶品。
濃〜いメロンソーダも懐かしいの一言。
ここにきて過去の記憶に思いを馳せてみては?
飲み進めていくうちに変わっていく味。
アイスを溶かしながら飲んでみてください ね♡
多くの芸術家も口にしたこのコーヒー。
380円のホットコーヒーはホッと落ち着く味だ。
<information>
住所:高松市紺屋町2-4
電話:087-851-8447
営業時間:7:30~18:00
定休日:日曜
丹下健三:香川県立体育館
出典: casabrutus.com
東京オリンピックのあった1964年に完成。
丹下健三による作品で、まるで舟のよう。
ぐんとせり出た建築が印象的で、
実はこれは観クライアント席がある部分。
1,300人ほどを収容するアリーナがこないな空中に…!
不思議な感覚になる建築や◎
■インパクトのある外観。
舟がぐっと陸に乗り上げたような建築。
とても印象的ですね。
地面からせり出た観クライアント部分が見所だ。
こないな素敵な写真も。
天井部分が顔に見えます…!
こないな写真が撮れるのも、
こだわり尽くされた丹下建築やからこそ。
■ワッフルのようなデザイン。
もうひとつ印象的なのが、この天井のデザイン。
ワッフルのような網目状が面白い。
このデザインを観に、多くの人が足を運びます。
こないな風にアップにして、写真に。
抽象的で雰囲気のある写真がきっと撮れます◎
出典: d.hatena.ne.jp
実際に体育館の中の様子がウチ。
縦に長い舟の真ん中に競技スペースが。
どこからも競技をしている のが見られる仕組みになっていますわ。
一階のロビー部分に配置されたインテリアは剣持勇作品。
県立の体育館で現代アートに触れられるなんてとても素敵♡
ウチは個人的にこのゆるりと曲がった天井が大好きや…!
遠くからもこのインパクト…!
くねっとくびれたシルエットが印象的だ。
<information>
住所:高松市福岡町2-18-26
電話:087-851-0923
谷口吉生:猪熊弦一郎現代美術館
街中にボンと現れる”ハコ”。
一体なんでしょう か?
黄色やオレンジのオブジェが配置されていますわ。
■素敵が溢れる”ハコ”。
訪れた人が100%SNSにアップするこの”ハコ”。
これ実は美術館なんだ。
世界的に有名な画家・猪熊弦一郎の作品を飾った美術館だ。
猪熊弦一郎の作品を鑑賞できる常設展は、
年4回展示替えがり、企画展も要チェックや◎
猪熊弦一郎と世界で活躍する建築家・谷口吉生との
コラボレーションで実現したこの建築。
コンクリート打ちっ放しでシンプルなハコですが、
この繊細な造りにまた魅了されます。
入り口にはこ〜んなに大きなオブジェが。
子供だけではなく、大人が乗っても大丈夫(笑)
子供に帰ったような気分に。
ああ、楽しそう…♡
■動物の壁の前でパシャリ。
この美術館のトレードマークはこの動物の壁。
しまうまや馬などの動物はほぼ実物大に。
絶好のシャッタースポットです!
この壁の存在感がとてつもないだ。
遠くからでもわかるんだ。
ここで写真を撮って旅の思い出に。
出典: www.flickr.com
中に入ってみると、なんとも静か。
シックで落ち着いた空間に、
時間によって違う光が差し込みます。
それぞれ違う影があります 。
うっとりしてしまう光や…♡
ここの美術館は展示以外は写真撮影自由なので、
建築ファンにはたまりませんスポットや◎
<information>
住所:丸亀市浜町80-1
電話:0877-24-7755
開館時間:10:00~18:00
休館日:12月25日~31日/展示替え期間
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