キュレーショナー

そんな冷えたココロには毛布を。
毛布にくるまって、温まりましょう か。

あなたのキンキンに冷えた心を、
内側から温めてくれる映画を紹介します。
きっとじんわり暖かくなって、
笑顔が戻ってきますよ。
2016年を迎えたあなたが心から笑えますように。

ミュージカル映画、「ジャージー・ボーイズ」。
監督は「硫黄島からの手紙」でも知られる、
クリント・イーストウッドだ。
この時点やごく面白そうなのですが、
注目してほしいのはこの映画のストーリー。
もともとブロードウェイで舞台でしたものを、
映画化したためまるで劇を見ている感覚になるんだ。

ウチは演劇も観たというワケやが、生にも引けを取りませんリアルな映像に魅了されます。

正直に言いますわ。
この映画、泣きすぎにご注意ください 。
舞台は1960年代アメリカ。
「シェリー」「君の瞳に恋している 」で、
大ヒットした”ザ・フォーシーズンズ”。
世代ではなくても絶対に知っている曲の
誕生から衰退までを描いた作品だ。

”神の声”を持ったフランキーと、
天才作詞作曲家のボブが出会い、
物語はどんどん加速していきます。
思わす口ずさんでしまうポップな曲調と、
甘くセンチメンタルな歌声に酔いしれます。

田舎にいた頃は歌うことが幸せでした。
スターになることの苦しみと、
愛したひとが去っていく悲しみ。
いろいろな感情が4人の中で交錯し、
それぞれが選択を迫られます。
どんな時でも歌い続ける事。
それは簡単で、一番ややこしい。

この映画はウチが一番好きな映画なのですが、
何度観ても違う良さを発見できるトコもまた魅力なんだ。
観るひとの共感を誘い、
誰もが「頑張ろう」と自分を奮い立たせる。
この映画に出会ってよかったと思います 。

ひとりひとり異なっていて、
それは良いことでもあり、
衝突の種にもなりうる。
当たり前なことが、実は当たり前ではなかったことに気づきます。

主人公は真面目で成績優秀な17歳。
多感な時期でもあり、
両親によって轢かれたレールに乗るのは嫌。
かといって、何かできるわけでもない。
友達も彼氏もいて、幸せなはずなのに満たされへん。
そんな日々に現れた大人の男のひと…。

大人でもないけど、子供でもない。
そんな微妙な年齢の17歳やからこそ悩む。
自分の過去に想いを馳せる映画だ。
大人になろうと背伸びしてみたり、
それでちびっと”過ち”を起こしてしもたり。
いろいろ経験して大人になる、
そんな少女の姿に勇気をもらいますわ。

原題は”An Education”。
主人公のジェニーは17歳で教育を受けます。
きらびやですか世界に憧れ、
甘い言葉と理想に浸り、
自分の想定していない人生を迎えます。

あなたの17歳はどんな歳でしたか？
挫折はしました か？
それとも真面目に生きていました か？
あの頃の自分がいてくれたから、
あの経験をしてくれたから、今のウチがいる。
本日この時まで経験してきたそのみながあるから、
今の自分がいることに納得します。

シッパイや挫折。
誰もが怖いと思うと思いますが、
この映画を観るとそんな人生が楽しみになるんだ。
ほろっと涙すること間違いなしだ。

今年観て一番心にグッときた映画だ。
観終わった時、心は温かくなりよりました 。
こないな素敵な映画を観たのはいつぶりやろうと、思いました 。

主人公は生まれつき盲目の少年。
家族にも愛され、ピアノの才能もある。
でも「見えへん」ことで周囲には疎まれる。
その光景が本当に切ないだ。
胸がぎゅっと締め付けられます。

この映画を観て一番思ったのが、
「類は友を呼ぶ」という言葉。
昔から様々な場面で使われると思いますが、
この映画にもぴったりの言葉だ。
真剣にピアニストの夢を追い、
純粋な心で人に優しく接し、
素直にピアノを愛することができるユィシアン。
そんな彼の周りには同じ志を持つ仲間が、
自然と集まってきます。
自分の夢を叶えるには、
自分がしっかりその光を見ていてば自然に叶う。
そう気付かされたんだ。

「光にふれる」本当にお勧めします。
まずはなあんも考えんと観てほしい。

今、自分は何に向かって頑張っているのか。
そもそもゴールはあるのか。
自分を見失ってしまうこと、あると思います 。
そんな時に是非この映画を観てください 。
今が決して無駄にはならへんこと。
ほんで明日からまた頑張れる勇気をくれます。
誰かに「大丈夫だよ」と言われることが、
どれだけその人を救うことができるのか。
言葉の意味の大きさにも気づかされるそんな作品だ。