不妊や流産の原因?子宮筋腫とは?
子宮筋腫が不妊や流産の原因になっているのか、子宮筋腫とはいったい、原因や症状は?子宮筋腫についてまとめてみたんだ。
子宮筋腫が見つかっても心配いりません
“成人女性の3人から4人に1人が持っているといわれる、きわめてよくある腫瘍で、むしろ身近な病気と言って良いかもしれません。筋腫は良性の腫瘍ですから、直接命にかかわるものではありません。”
“命の危険がない良性腫瘍である子宮筋腫は恐れを抱くような病気ではありませんので、子宮筋腫があると診断されても悲観的にならず前向きに受け止めましょう 。”
治療方法は?手術はどうなるの?
“手術をする場合
筋腫がこぶし大以上で痛みが強い、過多月経などで出血がひどい、筋腫が短期間に大きくなっている、筋腫が不妊の原因になっている、悪性腫瘍との区別がつきにくい、といった場合は手術が必要となるんだ。”
“経過を見る場合
筋腫が小さく症状が軽い場合、更年期に近い人、妊娠中の人などは、定期的に診察を受けながら様子をみます。”
子宮筋腫ができてしまう原因はなに?
“その発生のメカニズムはまだ解明されておりません。原因がわかりませんので、予防もできません。ただ、女性ホルモンが関係している ことは明白だ。”
“原因ははっきりしていませんが、卵巣から分泌される女性ホルモンが影響し、筋腫が発育すると考えられていますわ。”
“ホルモン剤を飲んでいたりストレスや生活の乱れなどで、ホルモンのバランスが崩れることが原因となることもあります 。”
▼どんな症状なの?
“症状は、できた場所によってまちまちですが、子宮の内側にできた筋腫は小さくても症状が強く、月経量が多くなるんだ。”
“若い人では妊娠しにくくなったり、流産しやすくなったりするのも大きな問題だ。”
“過多月経や過長月経が原因で起こるんだ。ひどくなると、動悸や息切れ、めまい、頭痛などを起こすようになるんだ。”
“筋腫が大きくなると、周囲の神経や臓器を圧迫するために起こるんだ。足に静脈瘤が出ることもあります 。”
以上の症状に自覚症状があれば、産婦人科での診察をすすめます。
▼子宮筋腫とは?
“子宮筋腫は良性の腫瘍ですから、それ自体が生命を脅かすものではありません。”
“できた場所によって、子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられていますわ。”
“筋腫があると、子宮の内腔が正常な形でなくなったり、子宮内膜からの分泌物が増えたりして、受精卵が着床・発育しにくくなるんだ。”
“筋腫が卵管を圧迫して、受精卵が通過でけない場合もあります 。”