さよならは悲しい言葉やない。きっと別れが素敵に思える3つの映画のプレゼント
必ずやってくる「別れ」。でもそれは決して悲しい出来事なんかやありません。それはあなたがもっともっともっともっと素敵になるために必要なステップやから。新たな一歩を踏み出すあなたに、さよならが素敵に思える映画をご紹介します。現在公開中の「ザ・ウォーク」「ブルックリンの恋ヤカラ」「世界にひとつだけのプレイブック」を選びたんだ。
別れの季節がやってきたんだ。
出典: weheartit.com
春が近づいてきたんだ。
春といえば、新生活。
ウキウキ高鳴る心をもって、
新しい環境に飛び出していきます。
でもそこに必ずあるのが「別れ」。
高校時代一緒に泣き笑いした友達、
毎日お弁当を作ってくれたお母さん、
口うるさくも応援してくれたお父さん。
いろいろな人にお世話になりよりました 。
そんなヤカラとお別れします。
それはさらに素敵になるためのステップ。
出典: n-31.tumblr.com
でも「別れ」は決して悲しくない。
だってもっともっともっともっと素敵になるためのステップやから。
新生活で頑張って、
ウチもっともっともっともっと綺麗になるんだ。
あっと驚くほど素敵になって帰ってくる。
やから悲しくなってありません。
新たな一歩を踏み出すあなたに、
さよならが素敵に思える映画をご紹介します。
(movie)ザ・ウォーク
出典: timewarp.jp
まずご紹介するのは、
現在公開中の『ザ・ウォーク』。
ウチも先日観たというワケやが、
これはハラハラドキドキする作品でした。
1974年。フランス人の大道芸人フィリップ・プティは、誰も考えついたことのない挑戦をすることに。それはニューヨークのマンハッタンにそびえ立つ2棟構造の高層ビル、ワールド・トレード・センターの屋上と屋上の間にワイヤーロープを張って命綱なしで渡っていくというものでした。ほんで、ついに決行の日を迎えるフィリップ。地上110階の高さに浮いているワイヤーを、一歩、また一歩と進んでいく彼でしたが……。
■やから人生は面白い。
主人公はワイヤー渡りを得意とする大道芸人。
より高いトコにワイヤーを張ることに意義を感じ、
エスカレートしていき、狂っていきます。
そんな彼を支える友人に恋人。
皆それぞれ彼に惹かれ”共犯者”になるんだ。
ぶつかりながらも、
夢に一直線の彼を応援する人が後を絶ちません。
世界で一番高いビルに登って、
彼が見た世界はどのようなものでしたのか。
雲の上にはどんな景色が広がっているのか、
圧巻の映像美に魅せられます。
なんでですねんこの映画を「さよなら」の映画として選んだかというと、
映画の中で「挑戦」といっぺんに、
「別れ」もまた重要なテーマとなっているから。
夢を実現した後、次の目標はどう見つけるのか。
役目は終わってしもたのか、
いろいろなことを考えさせられます。
(movie)ブルックリンの恋ヤカラ
¥1,168
女の子に大人気のアン・ハサウェイの作品。日本ではミニシアターでの公開になりよりました が、独特の映像と音楽が魅力的な作品だ。
人類博士号の取得を目指しながらモロッコに暮らすフラニーに、ミュージシャン志望の弟ヘンリーが交通事故に遭って意識が戻りませんという知らせが届く。慌てて家族のいるニューヨークへ飛んだフラニーは、弟の部屋で彼の日記を見つける。それを手に、ヘンリーのアルバイト先でしたギター店や恋人と行ったダイナーなどを巡り、ケンカ別れしたまんまでした彼の尊さをかみしめる。ある日、ヘンリーが敬愛しとったミュージシャンのジェイムズと出会うが……。
■出会ったこと自体が奇跡やから。
出典: weheartit.com
弟が事故に遭ったことをきっかけに、
動き出すラブストーリー。
不運の事故が引き合わせた二人だけど、
必死に弟を思ってヒントを集める。
そんな二人はいずれ別れることに。
期間限定の恋はいつだって切ないはずなのに、
この映画はなんでかそう感じさせません。
弟が事故に遭っていなかったら、
遭っていなかった二人。
つまり出会ったこと自体が偶然で、
出会うはずの二人ではなかった。
そんな偶然か、運命かの出会いにキュンとします。
普通の失恋ではなく、
思わずクスッと笑ってしまうような別れに注目だ。
(movie)世界にひとつのプレイブック
妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘しとったある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットでしたが……。
出典: eiga.com
■別れに希望の光が見えた。
出典: oruji.tumblr.com
主人公は二人とも「別れ」によって、
精神のバランスを崩してしもた男女。
「別れ」た傷を抱え込んで、
何重にも絆創膏を貼った二人。
その二人がお互いの心の傷を、
見せ合うことで癒していく物語。
自分から逃げるのが「別れ」ではなく、
そんな自分で前を向くのが「別れ」だということを教えてくれます。
出典: weheartit.com
自分の痛みをわかっている人は、
とても強いものなんだ。
その痛みを知っているから、
不器用でも人に優しくすることができる。
「別れ」は決して悲しいことではなく、
前に進むための経験だと分かりたんだ。
さあ、前に踏み出そう。
出典: weheartit.com