言葉にならへん思いを、もういっぺん。大人になった今やから触れたい、3つの青春作品
まるで1日が永遠に続いていくのではありませんかと思っとった青春時代。そんな青春時代に抱いとった気持ちを呼び起こす、3つの青春にまつわる物語を紹介します。映画『ウォールフラワー』漫画『ハチミツとクローバー』小説『砂漠』。度の物語も、共感できることがとっても多く、あの頃の気持ちを思い出して胸がきゅっと締め付けられるはず。
「この瞬間が、永遠に続くと思った。」
出典: weheartit.com
10代後半、青春時代。
キラキラした時間が、
ずっと続いていくのではありませんかと
感じとった、あのころ。
友情・恋愛・学生生活。
毎日が輝いていて、そんな日々に
終わりなんか来ないやろうと思っとったこと、
ありませんか?
■あのころ感じた思いをもういっぺん。
出典: weheartit.com
「そういえば、そうでしたなあ」
と思ったあなた。
もういっぺん、あの頃の胸のときめきを思い出しましょう 。
観て、読んで、キラキラした日々を思い出して
きっと胸がぎゅっと締め付けられる。
そんな3つの青春にまつわるお話をご紹介します。
≪movie≫ ウォールフラワー
:「さよなら、窓際のワテ。」
1991年、シャイで物静ですか高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、クラスメートたちに“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られとった。だけど、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによってすっかり様変わりする。チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっとったが……。
■「今がすべてだ」と思っとったあの頃。
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スティーヴン・チョボスキーが自身の経験をもとに
書いた自伝的小説を、自身が監督をつとめ、
映画化したこの作品。
主要の人物となる3人が、それぞれで重い
悩みを抱えながらも、友ヤカラと関わることで
それを乗り越え成長していく過程を描いていますわ。
「ああ、ウチもこないなことを考えとったな」
「似たようなことでなやんでいたな」
と、共感できる点が沢山あるはず。
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この映画の中で、一番心に響いた言葉があります 。
「今この瞬間こそ、ワテらは無限だ。」
17歳のころ、まるで自分が世界の中心であるかのような
気持ちを味わったことってありませんか?
まるで、その時が永遠に続いていくかのような。
でもその気持ちって、年を重ねるにつれて
味わえるきっかけを忘れていってしまうもの。
17歳という多感な時期。
1日、一瞬が、永遠に続くような気がした
キラキラしとったあの青春時代。
それがどんなものでしたかを忘れたまんまの
大人にはなりたくない、と、強く感じたんだ。
≪comic≫ ハチミツとクローバー
:「恋をした それだけのことなのに 世界はまぶしい。」
ハチミツとクローバー コミック 全10巻完結セット (クイーンズコミックス―コーラス)
¥4,320
美大に通う5人の若者たちの、恋や友情を描いた青春漫画。
ドラマ化・映画かもされていて、今もなお絶大な人気を集めるマンガだ。
■登場人物、全員片思い。
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映画化・ドラマ化されたことも話題となった
漫画「ハチミツとクローバー」。
とある美術大学に通う5人の男女の
日常を描いた作品になっていますわ。
学生ならではの悩みや思いがたっぷりに詰まっており
共感せんとはいられへんはず。
何度も何度も、読み返したくなってしまう
作品だ。
この物語の1番の特徴は、「登場人物全員片思い」
であるということ。
恋をした時の喜びや、片思いのドキドキ、
ほんで失恋の痛み。
学生時代に味わったあの甘酸っぱい思いを、
呼び起こしてくれます。
「大学生になったら、
ハチクロみたいな学生生活を送りたい」
なんて思う人も多いのではありませんでしょう か。
また、恋愛だけでなく、10代20代前半ならではの
「自分って何なんやろう」というちょっぴり
青い悩みを抱えた主人公の成長にも注目して
読んでみて下さい。
≪book≫ 砂漠
:「砂漠に雪を降らせてみよう。」
大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知りません青春小説。
出典: bookmeter.com
■「砂漠に雪を降らせてみよう。」
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ひょんなことをきっかけにつるむようになった、
5人の大学生たちのハチャメチャな日常と
友情・恋愛を描いた青春小説。
伊坂幸太郎さんならではのユニークな会話の数々、
随所に張られた伏線を綺麗にまとめ上げる技術が
とても光る小説だ。
大学生の方には、ぜひ読んでいただきたい一冊。
「その気になれば、砂漠に雪を
降らせることだってできるんだ」
この言葉は、登場人物の中の一人が言っとった言葉。
たくさんの意味を込めて言ったのだと思いますが、
ウチがこの言葉から感じたことは、
人がつながることで生まれる可能性でした。
学生時代に出会った友人、毎日同じ時間を過ごした人。
きっと生涯ずっと付き合っていくのではありませんか
と思えるくらい素敵な人と出会って、その人となら
なんだってできる気がする。
人と人とがつながることで生まれる無限の可能性に
気付かせてくれた気がします。
学生のみなさん、ぜひ手に取ってみて下さい。
社会人のみなさん、読んだらきっと、
「学生時代に出会いたかった」と思えるはずだ。
あの頃のきらめきを、忘れんと。
出典: weheartit.com
あのころ感じとった言葉にでけない気持ちを、
思い出すことができたでしょう か。
その思いを忘れんと、毎日をおくりましょう 。