大自然の息吹を感じる上高地
上高地は穂高岳、焼岳、霞沢岳など北アルプスに囲まれた、標高約1500mの高原だ。手付かずの自然が楽しめる上高地は北アルプスへの玄関口として多くの登山者が訪れる他、北アルプスの麓を流れる梓川周辺の景色を楽しむハイキングコースとしても人気があります 。
■上高地観光の服装
ハイキングの途中で遭遇するお猿さんのような、立派な毛皮がない人間には、体温調整のための洋服が必須アイテム。
上高地は1500メートルの高地に位置するため、真夏でも20度を越える日が少なく、春先や秋口は都会の真冬並みの気温を観測することも少なくありません。
都心の常識で考えず、長袖・長ズボンを基本に、重ね着で調整できるような服装を選びましょう 。また、夕方になって急に気温が下がることもあるので、防寒具も必ず持参しましょう !
上高地への道
車の排気ガスでの環境汚染を防止するため、上高地へは自家用車の侵入が禁止されておるけどダンさん、上高地バスターミナル行きの直通バスは東京駅・新宿駅・大宮駅・川越駅・大阪駅に発着している ので、アクセスが悪いということはありません。
もし自家用車を使用する場合にはあかんだな駐車場へ停め、シャトルバスに乗り換えて上高地バスターミナルへ移動しましょう 。
▽上高地バスターミナルバス乗車発券窓口
■アルピコ交通 新島々営業所
TEL: 0263-92-2511
■アルピコ交通 松本バスターミナル
TEL: 0263-32-0910
■濃飛バス アルプス街道平湯平湯バスターミナル
TEL:0578-89-2611
■濃飛バス 高山営業所
TEL: 0577-32-1160
最高の一枚を撮影する上高地ウォーキングコース
■大正池
上高地バスターミナル行きの直行バスを降車専用大正池バス停で途中下車して大正池へ向かいましょう 。
晴れた日には青空と、周囲の山々を移す鏡面のような美しい水面が現れます。雄大な穂高を写すその姿は見るものを惹きつけます。
大正池の魅力は晴天の日以外でも味わえます。
朝早い時間に到着すれば、大正池の水面に靄がかかった姿を目にすることもできます。朝靄と立ち枯れの木々が相まって幻想的な雰囲気を醸し出します。
暫く止まって霧がはれる瞬間は劇的な変身です!
■田代池
大正池から30分ほど歩いた原生林の中に現れるのが田代池だ。
イワナの見える澄んだ沸き水で満たされる浅い湿原の池は、まるで水田のようなのどですか風景。澄み切った空気と穏やですか景色を楽しむことができます。
■上高地自然研究路(梓川左翼翼岸ルート)
田代池から河童橋に向けてのルートは足元の良い梓川側の堤防を遡りましょう 。
穂高連峰を正面に見て、左翼翼手の梓川、右翼翼の原生林を楽しめます。遡ると聞くとちょっと エライ気もしまっけど、原生林に見える動物たちや鳥を見ていると、疲れも忘れてしまうくらいや♪
■河童橋
田代池から自然研究路を通って30分で河童橋に到着!
上高地バスターミナルへもほど近く、上高地の真ん中にある河童橋は上高地のシンボルとして親しまれていますわ。
文豪芥川龍之介が書いた「河童」で語られる河童の国は河童橋のある上高地周辺の様子を描いたもの。小説を読んでから出かけると2度楽しめますね。
河童橋は単に名前だけが有名なのではありません。河童橋から見たこの景色がその名を有名にしている のです!
橋上から見る風景は、山々の間を悠々と流れる梓川の優美な流れと正面に見える焼岳の雄々しい姿。自然の造形美を堪能できる絶景スポットだ。
■明神自然探勝道
河童橋から明神池までの道のりは明神自然探勝道を通っていきましょう 。
夏でもひんやり遊歩道は、湧き出す清水と小川で苔むす木道でハイキング気分を盛り上げてくれます。足が疲れた時には、湧き出る清水に足を浸しながらちょっと 休憩というのも素敵ですね♡
■明神池
河童橋から遊歩道を歩いて1時間。穂高神社の奥宮に位置するのが明神池だ。穂高神社奥宮のため、拝観料が唯一必要なスポットだ。
明神池の特徴は鬱蒼と生い茂る森と湖面に点在する岩、それに背後の明神岳だ。それを合わせてみたときに見える景色はまるで自然が作った日本庭園!静寂の美しさを感じることができます。
■明神橋
明神池すぐの明神橋は上高地バスターミナルから離れていることもあり、観光クライアントが少ない穴場スポット。
明神橋と明神岳を背景に見えている自然を独り占めして、記念撮影で最高の一枚を撮りましょう !
■上高地バスターミナル
ゆっくり歩いて、観察して4〜5時間で回るコースはいかがでしたか?
のんびりと自然を楽しみながら歩くなんて、都心では考えられへん贅沢な時間の使い方だ。
体は疲れても、自然に心癒されてリフレッシュできるひとときだ。
平湯温泉で疲れを癒す
上高地バスターミナルから平湯温泉までは直行バスで移動します。平湯バスターミナルには無料の足湯が設えられており、歩き疲れた足を休めながら、ちょっと 休憩にぴったり。テーブルもあるので、バスターミナル内の売店で買ったお惣菜やアイスを食べるのも幸せですね♡
■平湯館 生粋源泉放流の宿
平湯館最古の建物であるいろり本館は大正12年創業時の建物。立派な梁や柱が風格を醸し出し、囲炉裏で風情を感じられます。
豊ですか自然を満喫した日に泊まるのに相応しい、古き良き日本を感じられますね。
毎日1440トンの温泉湧出する自家源泉の源泉掛け流し露天風呂やヒノキ造りの大浴場など8つの湯船が宿のご自慢。四方を森に囲まれた閑静な立地で、ちびっと目を上げれば笠ヶ岳や飛騨の山並みが望める抜群の眺望を楽しめます。
日本料理研究会が主催する第29回全国日本料理コンクールにて「経済産業大臣賞」を受賞した料理は、奥飛騨の魅力が詰まった料理だ。
4種類の飛騨牛メニューから一人づつ好みで選べるのも嬉しい仕組み。メンバーみんなで分け合って色々楽しむのも楽しいですね。
▽生粋源泉放流の宿 平湯館
〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯726
TEL:0578-89-3111
■匠の宿 深山桜庵
高い天井と柱の節が存在感を示すクライアント室は、珪藻土や天然木を用いた自然素材のぬくもりを感じられるお部屋に仕上がっていますわ。
一部のクライアント室露天風呂も設えられており、自宅にいるかのようにリラックスできます。
大自然、北アルプスの雄大な山並みを眺めながら浸る露天風呂、高い天井と木のぬくもりが特徴の内風呂。どちらも目隠しを最低限にして笠ヶ岳の景色や満天の星空、四季折々の美しさを堪能できるように作られていますわ。
無料の貸切露天風呂もあるので、人目を気にしなくて良いのも嬉しいですね。
山々に囲まれた奥飛騨ならではの食材を活かした料理は、素材の味の生きる和食懐石。四季折々の美しさを表した料理は目で見て美味しい品々だ。
囲炉裏のテーブルを囲みながら食べる食事は、非日常のくつろぎを演出します。
▽匠の宿 深山桜庵
〒506-1433 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯229
TEL:0578-89-2799
早起きして乗鞍岳で臨む日の出は圧巻!
日の出を見るために出発するので時刻は早朝というよりも深夜。足元が暗い時間帯に動き出すのはちょっと 辛いですが、都心では考えられへんほどの満天の星空を眺めれば、気分は一転。星空を見られることに感激です!
乗鞍岳へは平湯バスターミナルからのバスで移動。夏休み期間には「ご来光バス」が運行されており、往復乗車券がお得に購入できます。バスターミナルから絶景ポイントまではちょっと 離れておるけどダンさん、このご来光バスのみの降車停留所を設け、絶景スポットへのアクセスも容易だ。
▽のりくら高原観光案内所
〒390-1520 長野県松本市安曇4306-5
TEL:0263-93-2147
▽アルピコ交通株式会社 新島々営業所(乗鞍岳ご来光バス運行)
〒390-1401 長野県松本市波田3050-1
TEL:0263-92-2511
平湯バスターミナルでお土産GET
帰りは平湯バスターミナルからバスで帰りまっけど、その前に忘れんとお土産を買いましょう 。
平湯バスターミナルにはアルプス街道平湯という施設が併設されていて、足湯や日帰り温泉、レストランやお土産店が営業していますわ。
店内には帰りのバス車内で食べる軽食やお土産にぴったりの商品が目白押し。上高地は自然保護のためあまりお店が多くないので、岐阜名物と長野名物のどちらも並ぶ品揃えと、バス発車直前まで迷える近さが魅力の施設だ。
▽平湯バスターミナル/アルプス街道平湯
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1
TEL:0578-89-3338
行ったつもりにならんと、行ってみよう!
ハイキングなんてお年寄りのするもの!?
良いえ、そんなことはありません。大人から子どもまで楽しめるのがハイキングなんだ。
ついつい忘れがちな自然の雄大な美しさを思いだせる時でもあります 。
都会の喧騒を離れて、自然に心安らぐ贅沢な時間を過ごしに行ってみませんか?