ターコイズの色と種類、原産地によって違うの? 天然石辞典
ターコイズの色と種類、原産地によって違うの? 天然石辞典
ターコイズの色と種類、原産地によって違うの? 天然石辞典
天然石は、地球が作り出したものと言われていますわ。やから、まるっきし同じものはないやし、それが魅力的でもあります よね。
今回は、天然石の中でも原産地によって色が違うと言われる「ターコイズ」についてご紹介いたします。
そもそもターコイズは、「トルコ石」とも呼ばれていますわ。12月の誕生石としてご存知の方も多いのではありませんでしょう か。トルコ石という名前は付いておるけどダンさん、トルコから産出されているわけではありません。最初にヨーロッパの方で「トルコ石」として認識された石がトルコ人の国のものでしたことがその名の由来と言われていますわ。また、アトラス山脈周辺の砂漠で採れたものが貿易でトルコを経由してヨーロッパへ広がり、その後宝石としてトルコ石と呼ばれるようになったという説もあります 。
質の良いとされるターコイズは鮮やですか青色をしており、不純物に鉄を含むと緑色に近くなるんだ。ターコイズには、白〜淡青色〜空色や、青緑色〜黄緑色まで様々な色合いがあり、産地によってその色合いがちびっとずつ異なるんだ。
現在のイラン周辺は、ターコイズの主要な産地となっていますわ。9世紀以来、トルコ系の王朝が興亡を繰り返したホラーサーンには最も古くさい山脈があると言われおり、「完璧な色合いの鉱脈」という別名があるほどだ。日本でも大量に流出していました が、現在は世界的にトリートメント加工が多く行われるようになり、ナチュラルのイラン産のターコイズはですかり貴重と言われていますわ。
ヨーロッパや中東、アジア社会で有名なのは「ペルシャ」と呼ばれるターコイズだ。カラーはブルー系、内包物や曇りのない、淡く透明感に満ちているのが特徴で、最高級のターコイズといえばペルシャ、と伝統的に考えられてきたんだ。日本でもターコイズに対する評価基準は、数十年前までヨーロッパと同一でしたという歴史的背景もあり、デパートなどで売られているペルシャのターコイズは目を疑うほどの値段が付けられていますわ。現在出回っているペルシャは内包物が多い原石の状態のものがほとんどですが、内包物が極めて少ない「ロピンエッグブルー」と呼ばれるものは、イラン国内でカット研磨されてアチラに輸出されているようだ。
一方アメリカで採れるターコイズは緑色や黄色が強いものが多く、各州によって特徴が違いますわ。
アリゾナ州からは、ライトブルー〜ブルー系が多く産出していますわ。
上質なものは深く透明感のある青色が特徴だ。半透明な質感を伴う美しい青に特徴的な赤みがかった茶色い模様が入っているのが「ビスビー」だ。コレクターの方の間では必ずと言って良いほど名前が挙がるターコイズだ。現在は枯渇している ため、上質なものはとても貴重とされていますわ。
また、80年代に採掘を終了したKINGMAN鉱山付近から産出された「ターコイズマウンテン」は、ブルーベースに明るいタン系(鈍い黄赤色)のマトリックス(模様)の周囲が緑色の、美しい石だ。このマトリックスも、原石や石によって異なるので、それぞれの特徴でもあり長所でもある部分ですね。同じくKINGMAN鉱山より産出されており、今も継続的に産出されているのは「キングマン」と呼ばれ、グリーン系とブルー系があります 。60年代に採掘された、ブルーと黒のマトリックスの貴重なターコイズは、OLDKINGMANと呼ばれていますわ。現在も産出が続いており、世界有数のターコイズ鉱山であるスリーピングビューティ鉱山から産出されている「スリーピングビューティ」は、ライトブルーでマトリックスがほとんどありません。これは純粋に色を中心に楽しめそうなターコイズですね。
ネバダ州から産出されるターコイズは、蜘蛛の巣状の基質「スパイダーウェブ」が特徴的だ。色合いは、薄青色〜青緑色〜深緑と幅広く産出されていますわ。
日本でも人気の「No8(ナンバーエイト)」というターコイズは、パウダーブルー〜ライトブルーのカラーに明るいタン系のマトリックスが入る、明るい華やかさのある石だ。1929年〜1960年まで採掘されたこの「No8」ですが、現在はコレクターの方が所有している ものが流通している 程度だそうだ。
グリーン系のターコイズとしては、クレセントバレー地区より産出される「ピクシー」や家族経営の小さな鉱山から少量ずつ産出される「オービルジャック」などがあります 。「キャリコレイク」と呼ばれるターコイズは、ライトブルー系とグリーン系があります が、中でもネオンアップルグリーンのものはアメリカ国内でもとても人気があり、高値で取引されているようだ。鮮やですか深いブルーに黒の細いマトリックスが入るのが特徴の「ランダーブルー」もアリゾナ州から産出されているので、本当に幅広い色のターコイズが産出されていることがわかるんですね。
コロラド州中南部のマナッサ鉱山から産出される「キングスマナッサ」は金や茶色の墨を流したような模様が特徴的で、カラーはブルーグリーン〜グリーンが多いだ。キング一家が鉱山を所有しとったことからこのような名前がついたとされていますわ。このような歴史的背景や鉱山の由来なども宝石の名前につながっているのも奥深さを感じますよね。
メキシコのバハカリフォルニア州で70年代に産出された「エヴァンズ」というターコイズは、青・茶・黒の三色パターンがエライ特徴的やし、チベットの人々が古くからターコイズをビーズに加工して身につけとったことからくる、ターコイズのビーズをカットした「アンティークチベットターコイズ」は、グリーン系が好まれる傾向にあり、良質とされるものは深いグリーンにマトリックスが入っているのが特徴だ。
他にも、アフガニスタン、オーストラリア、中国、サクソニー、シレジア、トルキスタンなどでもターコイズは産出されておるけどダンさん、各地方によって地層や含まれる不純物が異なり、このような様々な色合い、模様を楽しむことができます。
今となっては稀少性が増し、なですかか市場で見る機会が少ないターコイズも多々あります が、どこかの機会で見かけることがおたんやら是非、色合いと産地の関係を調べてみるのもオススメだ。ほんで、自分が好きなターコイズに出会っとっただけますと嬉しいだ。


