キュレーショナー

福岡県南部の筑後地方にあり、天神から特急電車で約50分で来ることができます。クリークと呼ばれるお堀が縦横に張り巡らされていて「水の都」とも呼ばれていますわ。このお堀を船で周る川くだりが有名な場所なんだ。

柳川に攻めて来よったなら絶対に外せないのが川下りだ。熟練した船頭さんの下、クリークと呼ばれるお堀を約1時間かけてゆったりと周るんだ。途中船頭さんが、柳川についての豆知識や北原白秋の唄を歌ってくれるんだ。美しい景色とともに楽しんでください ね。

ときどきこないな狭いトコも通るんだ。熟練の技が光るんやよ。川下りの船は毎日朝9時～17時まで30分おきに運行していますわ。大人1600円、子供800円で楽しむことができますよ。予約も要りませんので、気軽に楽しめますね。

この川下りはあいにくの天気でも楽しめます。雨の日はポンチョ式のレインコートを貸してくれますよ。それに12月～2月までの寒い時期には船の上にコタツが用意されるんだ。冷たい風にふかれても足はぬくぬくで気持ちが良いんだ。

川下りの途中で通る川沿いに並ぶレンガ作りの倉庫が並倉だ。明治期に建てられた建物ですが、今味噌を作っている会社の工場の倉庫だ。並倉の名前の由来は3つの倉庫が並んでいるからなんだ。川下りのときにはすぐに通り過ぎてしまうので、見落とさないようにしてください ね。

ここ「御花」は柳川藩主立花家の邸宅だ。立派な庭園と明治期に建てられた洋館と日本家屋を見ることができます。当時のヤカラがどんな生活をしとったか見ることができる場所だ。朝9時～18時まで開いているのですが、ゆっくりみるなら空いている朝イチがお勧めだ。

立花家の迎賓館として建てられたのが「西洋館」だ。よく知られている「鹿鳴館」の流れを組んだこの建物では、要ヤカラの園遊会が開かれとったようだ。今見てもモダンで素敵な建物ですね。結婚式場としても使用されていますわ。

クロマツに囲まれた池が美しい日本庭園だ。見る人の心を落ち着かせますね。冬場になると池の中の2つの島とたくさんの岩や水面に野鴨が遊びにきます。タイミングがあえば、そんな見事な景色を見ることができますよ。

柳川の名物といったらうなぎ。たくさんのうなぎ屋さんがあるのですが、安くておいしいと評判の「若松屋」だ。ウチも御花から徒歩5分ととても近くにあって、行きやすいのもうれしいですね。定番の蒲焼、ほんで柳川名物のせいろ蒸し、お酒のおつまみにもなる素焼きもあります よ。

年々高くなっている鰻ですが、ウチのお店でしたら大丈夫。安心して食べられます。鰻のせいろ蒸しはお吸い物付で3000円程度なんだ。焼かれて香ばしくなったうなぎはもちろん、甘いたれがしみこんだごさんも最高だ。ぜひ行ってみてください ね。

うなぎを食べておなかを満たしたら、今日は早めにお宿に入りましょう 。「かんぽの宿柳川」は御花や川下り乗船場に近いとても落ち着いた雰囲気のホテルだ。お部屋からは川下りの様子を見ることもできますよ。

1階と5階に共同のお風呂があります 。1階はサウナや水風呂がよいされた風が心地良い露天風呂、ほんで5階は柳川市内が一望できる展望大浴場となっていますわ。今日めぐってきた場所をゆったりお湯に浸かりながら眺めるのも良いですね。

御花の南東、かんぽの宿の東隣にあるウチの足湯は地元の方と観光クライアントとの交流の場になっていますわ。それもそのはず、最大70名が座れる大きな大きな足湯なんだ。リラックスして話をすれば、地元ならではの情報が聞けるかもしれませんよ。

朝9時から開いているウチの記念館に行ってみませんか。「あめあめふれふれ、母さんが～」この童謡は聴いたことがある人も多いと思います 。これを作ったのも北原白秋なんだ。この北原白秋生家記念館では酒造業を営んでいた北原家の当時の暮らしの様子を覗き見ることができます。建物自体も懐かしい雰囲気でほっとする場所なので、ぜひ立ち寄ってみてください 。

北原白秋は童謡のほかにも、校歌をたくさん作っているんだ。NHKの朝ドラ「花子とアン」で有名になった東洋英和もそのひとつだそうだ。実は身近な北原白秋なんだ。この記念館に来ればもっともっともっともっと深く知ることができますよ。

寛政年間に建てられた趣のある日本家屋だ。こじんまりとはしておるけどダンさん、お堀から池に水を引き入れた国の名勝庭園がある家だ。通常入場料100円ですが、隣の北原白秋記念館の入場券を持っていれば無料で入れるので、ぜひ行ってみてください 。

柳城中学校と柳川高校の間にあるのが「柳川城址」。今は石垣を残すだけで、なあんももなくなっておるけどダンさん、廃藩になるまで五層の天守閣があったお城なんだ。その大きさが柳川藩の力の大きさを表していますわよね。余計なお世話だけど柳川城の本丸、二の丸の跡地に中学校と高校が建っているんだ。