キュレーショナー

並行輸入とは？？

正規代理店ルートとは別のルートで真正品を輸入することだ。

アチラの有名ブランド品等を、正規代理店以外の第三者が、異国で合法的に製造・販売された商品を異国で購入し、日本の総代理店契約者等の許諾を得んと、正規代理店ルート以外のルートで輸入する行為を指します。

つまり「継続して輸入され、販売される商品、特に有名な商標(ブランド)の商品はその商標権を持つ異国のメーカーまたは輸出者と、日本の輸入者間の総代理 店契約に基づいて輸入販売されることが一般だ。せだけどダンさん、この商品が、輸入販売に関する正式の契約を結んでいない第三者によって輸入販売されることがあり ます。この第三者による輸入を並行輸入と呼んでいますわ。」

上記は一般社団法人
日本流通自主管理協会「AACD」から引用

並行輸入の良いトコ（長所）

■販売価格が安い！！

ブランド側の希望販売価格（定価）で販売しなくてよいので安いだ。
並行輸入品の販売価格は仕入時の為替によって、並行輸入販売業者が販売価格を決めます。
なので、円高の時は本当にお得ですね！！

■日本で手に入りませんブランドも購入できる！！

日本に正規代理店をおいていないブランドってあります よね。
アチラセレブや日本でもおしゃれな有名人などが愛用していて人気が上昇している のに、
アメリカでしか手に入りません下記のようなブランド。

例）
ヴィクトリアシークレット/Victoria’s Secret（羽田空港出国手続き後の免税店のみ存在）
ピンク/PINK
アンソロポロジー/ANTHROPOLOGIE
アーバンアウトフィッターズ/UrbanOutfitters
バスアンドボディワークス/Bath and Body Works
エイソス/ASOS

上記のようななんというかようみなさんいわはるとこの日本未上陸ブランドといわれるブランドは
日本に正規代理店を設けていないので、
日本で手に入れる手段は、実店舗を設けている並行輸入で買付を行っているセレクトショップや、
並行輸入で買いつけを行っているオンラインショップのみとなるんだ。

■アチラ限定デザインなどが手に入る！！

日本には正規代理店を設けているブランドでも、
日本の正規代理店には取扱の無い「アチラ限定デザインや限定コラボ品など」があります 。
このような商品は並行輸入店だと、直接アチラの正規代理店から輸入している ので、
手に入れる事が出来ます。

並行輸入の理解せんといけない重要点！！

■タグカット・タグ切り取り

【並行輸入品タグカットは必須】
基本的に並行輸入品はタグが切られていますわ。
これはどこのブランドもどのような商品（洋服、靴、バッグ）でも同様だ。

【タグカット理由】
メーカーブランドはエリアごとの正規代理店契約を結んでいますわ。
契約には販売量などの制約もあるため、代理店契約を維持したい会社（正規代理店）は
安くしても第三者へ商品を販売します。
自国の販売価格が乱れること無く量も売れるので、
日本の業者の買い付け（並行輸入）に応じるトコロが多いのだ。
もちろんこの行為は不正行為では無いので、法的にもまるっきし問題はないだ。

ですが、ブランドからするとそのエリア用に用意した数量、希望販売価格の制約なので、
正規代理店が勝手に第三者に横流してしまうと、
ブランド力維持、利益の維持、今後の販促などに不利となるので、
正規代理店はブランド側から注意を受け、契約条件を不利にさせられてしまうので、
それを正規代理店側がさけるために、輸出者側（正規代理店）がタグを切り取って、
輸入者（並行輸入業者）に商品を販売し、販売業者や生産ロットを特定出来なくします。

また、８０年代後半に並行輸入が増えた当初は、タグが切れていれば本物の証明とも言えたんやが、
コピー業者もあえてタグを切り取って販売し始めた為、その証明と言える期間は短かったようですね。

ファッション業界はコピー撲滅に力を入れて、最近ではコピー品が販売されることは殆ど無くなりよりました 。
ですが、スポーツ業界はまだまだメーカーの流通管理が弱いように感じます。

■検品合格ラインがアチラでの価値観

消費者が購入する商品はみな検品済の商品だ。
もちろんの事ですが大体は「ブランド側、正規代理店側」の両方が検品チェックを行いますわ。

◆並行輸入品⇒「ブランド側、アチラの正規代理店側」が検品した商品
◆国内正規輸入品⇒「ブランド側、日本の正規代理店側」が検品した商品

【 並行輸入品は不良品が多い？ 】
【 並行輸入品なんだか雑な気がする・・・ニセモノ？ 】

並行輸入品を購入してこないな気持ちになったことはないですか？？
これは何故かというと理由は下記となるんです！！

【 検品の重要ポイント 】
並行輸入品も国内正規品も二重の検品を行われており、品質には問題ない商品ですが、
みなさんに自覚が有るか無いかは別として、
日本人は世界でとても有名なほど細かく、神経質な民族なのだ。
なので、日本正規代理店での検品合格ラインとアチラ正規代理店での
検品合格ラインはだいぶ異なるんだ。

例）
商品品質ランクがA～Fまであるとします。
アチラではA～Cまでの商品が合格ライン。
日本ではAの商品のみが合格ライン。

このように検品合格ラインの価値観が異なるため、
アチラでは問題なく売られている商品に関して、
日本人は不良品なのではありませんか？と不満に思うことがエライ多いのだ。

よって、並行輸入品に慣れていない、アチラで買い物をあまりした事がない。
そんな日本人が並行輸入品を購入すると下記のような気持ちになりやすいのだ。

【 並行輸入品は不良品が多い？ 】
【 並行輸入品なんだか雑な気がする・・・ニセモノ？ 】

ほんであまり知識の無い人ほど不安になって
並行輸入品販売業者にいちゃもんを付けてしまうという。
という事はよくあるトラブルですね。
並行輸入販売業者からすると、それは不良品でも偽物でもなく、
アチラでは問題なく販売されている正規品なので、
エライ困ってしまうという事はよくある話だ。

並行輸入品というのは、消費者のかわりに
アチラで直接買い物してきてくれた物。と考えると
日本人からすると理解しやすい部分なのではありませんでしょう か。

ハワイなどに旅行に行ってMサイズと表記された同じ商品を数枚買ったのに、
広げてみるとぜ良いんぶひとつのこらず大きさがバラバラでした。なんて話よくあります よね。
とくにアチラでのカジュアルブランドなんかはそれが普通だ。
それをクレームしたって、やから何なんだい？別に着れるやろう♪
嫌なら購入するとき によく確認してから購入するんだな！
と販売者側に言われるだけだ。

日本だとこのような場合、カジュアルブランドでも「エライ申し訳ございませんでした」と
謝られて、みな新しいサイズのそろった商品に変更してもらい、
更にはお詫びの気持ちに粗品などももろて帰れる、といったサービスが日常茶飯事だ。

このような日本のサービズに慣れ切ってしまっている日本人からすると、
アチラでの買い物や、並行輸入品を買い物する時に、不満が生まれてしまう事も多くあるでしょう 。

ですが、並行輸入品というのはアチラ商品をアチラサービスで日本で購入することができる。
ということなのでこの辺はよく理解しておですかいと、
なんだか不愉快と感じてしまうことがあるかもしれませんので、
よく理解しておくと、並行輸入品を気持ちよくお買い物できますね。