17型コラーゲンで白髪や薄毛の抜け毛予防になる
加齢による白髪や薄毛の原因は、17型コラーゲンが不足することによって引き起こされることが東京医科歯科大の西村栄美教授らにより明らかになりよりました 。
17型コラーゲンとは?
XVII型コラーゲンα1(じゅうなながたコラーゲンアルファー1、英: Collagen, type XVII, alpha 1、XVII型コラーゲン、BP180、BPAG2)は、上皮組織の細胞結合の1つである半接着斑(ヘミデスモソーム)のタンパク質で、膜貫通タンパク質(transmembrane protein)の細胞接着分子である。しばしば、BP180(ビーピー ワンエイティ)とも呼ばれる。
出典: ja.wikipedia.org
白髪や脱毛の、17型コラーゲンの不足が原因のメカニズム
白髪や脱毛の防止には、毛穴にあるコラーゲンの一種が不可欠な役割を果たしている ことが分かった。
東京医科歯科大と金沢大、北海道大、弘前大などの研究チームが4日付の米科学誌セル・ステムセルに発表した。この「17型コラーゲン」は毛髪の角化細胞を生み出す毛包幹細胞で作られ、脱毛を防止するとともに、髪を黒くする色素幹細胞の働きを維持するという。
東京医科歯科大の西村栄美教授によると、コラーゲンを多く含む食品を食べてもこの17型コラーゲンが増えるわけではなく、白髪・脱毛防止効果はない。せだけどダンさん、毛包幹細胞が17型コラーゲンを作る働きを促進する物質が見つかれば、予防・治療薬になる可能性があるという。 さまざまな種類のコラーゲンのうち、17型は皮膚では表皮をその下の真皮につなぎ留める役割がある。せだけどダンさん、毛穴では中ほどのやや膨らんだ部分「バルジ」に毛包幹細胞をつなぎ留めるほか、毛包幹細胞が自ら増殖するとともに角化細胞を生み出す機能の維持にも必須なことがマウスの実験で分かった。
さらに、17型コラーゲンは別のたんぱく質「TGFベータ」を介して、毛包幹細胞に隣接する色素幹細胞の働きも維持しとった。 17型コラーゲンを作れへんよう遺伝子操作したマウスでは、若いうちに白髪になり脱毛した。人間でも先天的に17型コラーゲンがなく、脱毛する疾患が知られとったが、これまでメカニズムが不明でした。
出典: www.fml.jp
それによると「17型コラーゲンは白髪と脱毛を抑え、欠損すると毛包内の2種類の異なる幹細胞間での相互作用による幹細胞維持機構が破綻するため、白髪や脱毛を発症する」ことを明らかにした。
毛包幹細胞と色素幹細胞は毛包のバルジ領域付近に存在している が、色素幹細胞は、黒髪のもとになる色素細胞の供給源となり、毛包幹細胞は毛髪のもとになる角化細胞の供給源となることで、毛が生え変わるごとに色素を持つ毛髪となる。
17型コラーゲンは、ヘミデスモソーム(細胞の結合組織の一つ)を構成する膜貫通性のコラーゲンで、表皮基底細胞を基底膜に強く固着する役割が知られてきた。また、ヒトでは先天的に17型コラーゲンが欠損すると若年性の脱毛が見られるが、その仕組みについては明らかにされていなかった。
今回、毛包幹細胞には17型コラーゲンが高い割合で在り、毛包幹細胞の幹細胞性を維持するという役割を持つといっぺんに、毛包幹細胞が色素幹細胞のニッチ細胞として機能するためにも必要で、これらの役割により白髪と脱毛を抑えていることが判明した。
そのメカニズムとしては、毛包幹細胞はトランスフォーミング増殖因子ベータータイプ(TGF−β)の作用により色素幹細胞の未分化性や休眠状態を促進制御している ことによるもので、17型コラーゲンを失ったマウスでは毛包幹細胞におけるTGF−βの作用がなくなり、隣接して存在する色素幹細胞におけるTGF-βの作用が伝わりませんため、色素幹細胞を維持できなくなり若白髪になるが、毛包幹細胞を含む基底細胞でのみ17型コラーゲンを作用させると一連の異常がすべて回復することが判明した。
西村教授は「頭皮でこのコラーゲンが作られるような薬を開発すると、一部の脱毛や白髪を治療できる可能性がある」としている というわけだ。
17型コラーゲンの薄毛・抜け毛治療に関するまとめ
17型コラーゲンの不足が抜け毛、薄毛が進行する原因となることを、東京医科歯科大学の西村教授らが、発見しました 。
現在のトコ、経口摂取しても分解されてしまうので、意味がないようだ。せだけどダンさん、今後17型コラーゲンを促進する物質が発見されれば、予防・治療薬になる可能性がとてもということのようだ。
専門的な言葉が多く、なんのこっちゃ?ですが、ポイントをまとめると、
1、17型コーラゲンは、毛包幹細胞(毛を形作る角化細胞を供給する源の細胞)の維持に必須であることが判明。
2、毛包幹細胞はTGF−β(上皮系細胞に対する強力な増殖抑制作用を持つ)の作用によって色素幹細胞を維持しており、幹細胞の増殖(ニッチ細胞)として働くことが判明。
3、17型コラーゲンが幹細胞の維持によって白髪と脱毛を抑制することから、その予防や治療への応用が期待される。
ということらしいだ。今後の研究に期待します!
17型コラーゲン関連記事
■記事
■livedoorニュース
「加齢による薄毛」の仕組み 東京医科歯科大学の西村栄美教授らが発表
http://news.livedoor.com/article/detail/11145808/
■読売新聞
加齢で薄毛や脱毛、仕組みをマウス実験で解明
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160205-OYT1T50019.html
■日経
加齢による薄毛、コラーゲン減が要因 東京医科歯科大が解明
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04H68_U6A200C1CR8000/
■朝日新聞
薄毛防止、コラーゲンが大事かも 米科学誌に発表へ
http://www.asahi.com/articles/ASJ244KFDJ24ULBJ007.html
■毎日新聞
たんぱく質減少が原因 東京医科歯科大解明
http://mainichi.jp/articles/20160205/k00/00m/040/144000c
■マイナビニュース
加齢によって髪の毛が薄くなる仕組みが明らかに – 東京医科歯科大が発表
http://news.mynavi.jp/news/2016/02/05/053/
■動画
■日テレ
年をているとなんでですねん薄毛になるのか…仕組み解明
http://www.news24.jp/articles/2016/02/05/07321636.html
■テレ朝
フケ? 髪の毛が「抜けて薄くなる理由わかった」(16/02/05)
https://www.youtube.com/watch?v=RGIJ3IyCDJQ
■FNN(フジテレビ)
「年を取ると毛が薄くなる」のは、コラーゲンの減少が原因
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/1204458/?nv=r_cmn_movie
■日本テレビ「ZIP!」
NEXT 年を取るとなんでですねん薄毛に?
http://www.ntv.co.jp/zip/