キュレーショナー

休みが始まりたんだ。
あなたはなにをして過ごしまっか？
友達と遊んでご飯に行くのもよいけれど、
せっかくのゆったりとした時間なのやから、
自分の世界に没頭してみてはいかがでしょう か。

自分の世界に没頭するには、やはり小説が一番。
今回は、あなたも騙されること間違いなしな、
どんでん返しの徹夜本を3作紹介したいと思います 。

ウチの1冊は、第57回日本推理作家協会賞、
第4回本格ミステリ大賞を受賞しました 。
恋愛要素もあり、ミステリ要素もあり、
読んでいてとっても面白い小説だ。

主人公が1人称で語る書き方で、
テンポよく進んでいく物語。
せだけどダンさん、油断しとったら最後で驚かされます。
それまでの作品の世界を一転させられます。
まさにどんでん返しの一冊。

ウチは読み終えたあと、もういっぺん初めから
読み直してしまいました 。
ほんでトコどころにちりばめられとった
伏線が結びついたとき、「やられた！」と
声に出してしまいそうになりよりました 。
徹夜で読んでしまうこと間違いなしの1冊だ。

さまざまな賞を受賞している 井上夢人による、
究極のミステリーだ。
章立てがビートルズの「ラバーソウル」という
アルバムの曲名になっており、ストーリーも
それぞれにリンクするように作られていますわ。
とても綺麗な構成で、ページ数を忘れてしまう
くらい引き込まれて読んでしまいますわ。

読後、呆然としました 。
初めからラストの章まで、これまで読んできた小説で、
ここまで主人公に対して嫌悪感を
抱いたことがあったやろうかと思うくらいの
胸が悪くなるようなストーカー的内容で
ストーリーが展開していったというワケやが、
最後の章に入ったとき、
それまでの思いが一転しました 。

ミステリーというジャンルに入る小説では
あります が、純愛小説といっても
過言ではありませんと思います 。
どうか、主人公の容姿と言動に
先入観を持たんと読んでみて下さい。
切なく、悲しいラストに、胸が打たれるはずだ。

ミステリを中心に小説を書き、様々な賞を
受賞している 伊坂幸太郎さんによる小説。
ウチの小説では、第25回吉川英治文学新人を
受賞していますわ。
瑛太さんを主役に迎え、映画かもされている1冊。

伊坂作品の醍醐味は、なんといっても
貼られた伏線の見事な回収の仕方だ。
『アヒルと鴨のコインロッカー』も
最後アッとおどろかされる結末になっているのですが
その結末を導くための細やですか伏線に
後から気付いたときは鳥肌が立つくらい
気持ち良い爽快感を感じることができます。

なんでタイトルが
「アヒルと鴨のコインロッカー」なのでしょう か。
きっと読んだ後、それぞれの人がそれぞれの
思いを抱くと思います 。考えてみて下さい。

徹夜で読んでしまうこと必至なので、
次の日が早い日は絶対に読まないでください ね。