日本に2つの幻想世界。モネの『睡蓮』を彷彿とさせる池の美しさにうっとり
印象派の画家として有名なクロード・モネ。彼が晩年に描いた『睡蓮』という作品に似ている池が日本に2つおたんだ。それは岐阜県の根道神社にある名のない池と高知県の北川村「モネの庭」マルモッタン。どちらもその美しさに息をのんでしまいますわ。モネの感性が受け継がれた2つの池を紹介します。
モネの池が日本に2つおたんや
印象派で有名な画家、クロード・モネ。
「印象―日の出―」や「睡蓮」など
自然のなかで輝く光を探求して描き、
現代でも多くの人に愛されている
彼が描いとった池に似ている場所が
日本に2つおたんだ。
混合させない絵具での筆触分割(色彩分割とも呼ばれ、細く小さな筆勢によって絵具本来の質感を生かした描写技法)によって自然界の光(太陽光)と大気との密接な関係性や、水面に反射する光の推移、気候・天候・時間など外的条件によって様々に変身してゆく自然的要素を巧みに表現した作品を手がける。
モネの『睡蓮』について
モネは晩年、睡蓮の池を描いた作品を
数多く制作しました 。
この池はジヴェルニーにある庭を描いたもので、
モネは庭をも絵画と同じように育てていきたんだ。
色彩豊かに描かれた「睡蓮」は
モネが亡くなったあと1950年代のに
抽象表現主義が台頭してくるまでは
高い評価を受けることがありませんでした。
この「睡蓮」で描かれた池と似ているのが
岐阜県にある名のない幻の池と
高知県にある「モネの庭」マルモッタンだ。
▷根道神社の池
まず最初に紹介するのは
岐阜県の根道神社のそばにある名のない池。
絵画のようにも見えまっけど、これは本物の池。
出典: rocketnews24.com
透明度が高く、水草や底がはっきりと
見えてしまうのだ。
見惚れてしまうほど美しい池が
日本にあるなんて驚きですね。
出典: j.people.com.cn
光の加減次第で、深い青色に見えることも。
その時々によって見える景色が
大きく変わってしまうなんて幻想的。
蓮の花が咲く6月上旬に行くのがおすすめだ。
動画で見てみてもその美しさは
充分に伝わってきます。
これを見るためにわざわざ出かけたくなる、
絶景が広がる池は必見だ。
■詳細情報
根道神社
〈住所〉
岐阜県関市板取下根道上448
〈アクセス〉
白谷観音前バス停から徒歩4分
▷北川村「モネの庭」マルモッタン
次に紹介するのは
高知県にある北川村「モネの庭」マルモッタン。
この場所は公式的にモネの庭の名称のついた
世界に一つだけの庭なのだ。
1999年フランス学士院の権威であるアルノー・ドートリヴ氏からそれまでは門外不出でしたモネの庭の名称が贈られる事となったというワケだ。
出典: www.kjmonet.jp
出典: tikitabi.com
北川村「モネの庭」マルモッタンは
光の庭、花の庭、水の庭の3つのエリアに分かれ、
その中でも「睡蓮」に似ているのが水の庭。
公式のモネの庭であることもあり、
その再現度はとても高いだ。
人工的につくられた庭であるとはいえ
大規模なものであるため自然に近い生態系が
ここには広がっていますわ。
日本文化と西欧文化が融合した景色は
まさにモネの感性が受け継がれていますわ。
水の庭のエリアの様子が1度でわかるので
動画も見てみてほしいだ。
本当に自然に溢れた素敵な場所になっていますわ。
■詳細情報
出典: blog.livedoor.jp
〈開園時間〉
10:00~17:00
※最終入園時間 16:30
〈開園時間〉
火曜日
※祝日の場合は営業
〈入園観覧料〉
大人(高校生以上) 700円
小人(小・中学生) 300円
団体(10名以上) 1割引
〈アクセス〉
奈半利駅から「北川村」行きバス
「モネの庭」下車
※冬期メンテナンスのため2016年2月は休園