多摩川でサイクリングするならここ!のびのび走れるおすすめスポット10選!
多摩川ってどんな川?
多摩川は、山梨県笠取山から羽田沖の東京湾まで伸びる全長138kmの一級河川。山梨県・神奈川県・東京都内を流れ、春には桜見、夏にはバーベキューや花火大会、秋には紅葉、そして冬には持久走など、四季それぞれの楽しみ方ができます。
国土交通省の京浜河川事務所によると、多摩川の歴史は長く、縄文時代の中期には河川の周りに敷石住居が建てられて住んでいたという記録があるようです。1974年には、「狛江水害」と名付けられた記録的な水害が起きた歴史があり、急勾配があるのが特徴です。
多摩川のおすすめサイクリングスポット10選
1年を通して楽しみ方がある多摩川で、特に「ここへは、ぜひサイクリングで行ってもらいたい!」という場所をご紹介します。
「多摩川ダイナー」ひとりでも友だちとも楽しめるダイナー風カフェ。
多摩川のサイクリングコース沿いにあるおしゃれなダイナー風カフェ。散歩途中でも立ち寄れることから、オープンから幅広い層の人が訪れます。
メインは、ジューシーでやわらかい「ローストビーフ」と、ダイナーらしいたらのフライとポテトフライをミックスした「フィッシュ&チップス」。前者は、100g単位でオーダーすることが可能で、ランチにはこれを挟んだサンドイッチが好評です。後者は、S〜Lのサイズが展開され、揚げたての状態で提供されるのが魅力です。
また、1日3部に分けてバーベキューができます。こちらは事前予約制で、貸切にすることも可能。牛ロースステーキやカプレーゼ、まぐろのカマ焼きなど、豪華な料理を堪能できます。どりんくは2時間制で飲み放題。さらにオプションとして、築地市場から直送で新鮮なシーフードも食べることができます。
ぶらっと寄って優雅な時間も過ごせ、複数人でパーティーをしても楽しめる多摩川ダイナーは、ぜひ利用してもらいたいショップです。
基本情報
郵便番号:〒145-0071
住所:東京都大田区田園調布1-55-20 浅間ビル5号
アクセス:東急東横線「多摩川駅」西口より徒歩5分
電話番号:03-5483-0770
ホームページ:http://www.delight-tmg.com/tmg/
「トキオプラージュ・ルナティック」昼と夜でガラリと変わる多摩川のおしゃれカフェ。
こちらも同じく多摩川沿いにあり、東急田園都市線「二子玉川駅」から徒歩20分ほど歩いたところにあるカフェ。ショップの外観をひと目見ると、「西洋のおとぎ話に出てきそう……」という感想を抱くかもしれませんが、休日にはサイクリングをしている人やカップルで賑わう人気店です。
オーナーがひとりで切り盛りしていることから、料理が完成したら1階のカウンターまで取りに行くセルフサービス制を採用。呼び出しの際には、メガホンで呼ばれるアナログ型も愛らしく感じます。
おすすめは、お店の2階のテラス席から眺める多摩川の風景。昼には爽やかな日差しを、夜は街灯や建物の光で都会的な景色を見られ、時間帯によって雰囲気が変わります。特に夜はカップルで優雅に過ごせる場所として、メディアでも度々取り上げられています。
料理に関しては、「牛フィレ肉ステーキ フォアフラのせ」がイチ押し。とろっと溶ける牛フィレ肉に、世界三大珍味であるフォアグラを贅沢に加え、高級料理店に負けない上品な味を堪能できます。
基本情報
郵便番号:〒158-0094
住所:東京都世田谷区玉川1-1-4
アクセス:東急田園都市線「二子玉川駅」より徒歩20分
電話番号:050-5872-4549(予約専用)
「スターバックス 二子玉川公園店」多摩川の風を浴びながら優雅にコーヒーを飲めるカフェ。
スターバックスといえば、人が集まる駅やビルに構える人気カフェチェーン、というイメージがあると思います。しかしこの二子玉川公園店は、公園内に設けられた珍しいショップ。お店の中だけでなく、外にも席が用意されており、晴れの日は外でのんびりとコーヒーを飲みながら過ごすことができます。
オープンは2013年7月。車椅子の人が利用しやすいように4脚テーブルを設置したり、子どもやお年寄りにコーヒーを渡しやすいようにカウンターの高さを低めに設定したりと、バリアフリーに徹底した設計をしています。
また、屋根にはアイビーを植え、お店の周りには芝生を植えるなど、環境に配慮した造りも他のスターバックス店舗とは異なったポイント。公園や多摩川を眺めながら、緑に囲まれ、いろんな人が行き交うショップとして、サイクリングの休憩がてら利用するのもありでしょう。
基本情報
郵便番号:〒158-0094
住所:東京都世田谷区玉川1-16-1
アクセス:東急田園都市線「二子玉川駅」より徒歩12分
電話番号:03-5797-5505
ホームページ:http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=1138
「ピース」もっとも多摩川に近い!?期間限定のオープンカフェ。
毎年春の4月〜秋の11月の期間限定でオープンするカフェ。”川カフェ”とも呼ばれ、多摩川の河川敷にオープンテラスが広々と展開されます。イタリアで3年、英国で1年料理の修業を積んできたシェフが運営していることもあり、イタリアンが中心のメニューとなっています。
春の桜、夏の爽やかな多摩川のせせらぎ、そして秋の紅葉と、季節折々の景色を直に観ながら食事ができるので、サイクリングしている人や近くに住む人だけでなく、車でそのお店をめがけて訪れる人もいるとのこと。
店内の内装や料理のメニューをみると、一見「大人しか行けないのでは?」と感じてしまう人もいるかもしれませんが、そう思うことなかれ!多摩川沿いに、子どもが遊べる空間があるため、お子さんたちは自然に任せ、大人は自分たちの時間を楽しめる配慮も整っています。
自然の中に溶け込んだ郊外のお店。再三述べていますが、このピースは期間限定オープンのため、興味がある人はホームページをチェックして行ってみてください。
基本情報
郵便番号:〒158-0094
住所:東京都世田谷区玉川3-2-1 多摩川河川敷 兵庫島公園
アクセス:東急田園都市線「二子玉川駅」より徒歩5分
電話番号:03-3709-0220
ホームページ:http://peacetokyo.com/indexpc.html
「多摩川台公園」サイクリングの休憩に”多摩川八景”が見られる歴史ある公園。
多摩川のサイクリングコース沿いにある、自然に囲まれた横長の公園。園内には見晴らし台が設けられており、そこから「多摩川八景」に含まれている都内有数の多摩川の絶景をパノラマで一望できます。
春になると、多くの桜の花が咲くことから、毎年多くの人がお花見をしに訪れます。また初夏になると、多くのブルーのあじさいが咲き誇る「あじさい園」が人気です。葉も新緑色に染まり、癒しの空間が誕生します。
この多摩川台公園には、都内を代表する前方後円墳「亀甲山古墳」と、関東地方の中で最古といわれている前方後円墳「宝来山古墳」があり、社会科見学で多くの小学生が訪れます。古墳から発見された土器や当時の生活様式を再現した古墳展示室があるので、歴史を学べる公園としても利用できます。
その他に、サッカーコートほどの広さがある「自由広場と」「運動広場」も設けられており、多摩川沿いでのんびりと過ごしたい人にとっては最適な場所でしょう。
基本情報
郵便番号:〒145-0071
住所:東京都大田区田園調布1-63-1
アクセス:東急東横線「多摩川台駅」より徒歩2分
ホームページ:http://www.nikotama-kun.jp/spot/institution/park/tamagawadai.html
「ワイズロード 府中多摩川店」サイクリングの途中で立ち寄れる頼もしい自転車屋。
首都圏を中心に展開する自転車チェーン店「ワイズロード」の中で、唯一多摩川沿いにあるのが、この府中多摩川店。休日には、自転車を買い換えるために見にくる家族連れから、大会に出場する本格的なレーサーまで幅広い人が訪れます。また、サイクリング中に自転車のトラブルがあれば、ここを利用すればすぐに解決できることでしょう。
ワイズロードでは、スポーツバイクを始めたいと考えている人向けの「ミニ講習会」が定期的に開催されます。特筆すべき点は、地域によって知りたいニーズが異なることから、店舗ごとで異なった内容の講習を実施していること。
この府中多摩川店は、特に家族で自転車を乗る人が多い地域ということもあり、内容は「タイヤ&チューブ交換」や「自転車全般メンテナンス」が多いとのこと。専門家のわかりやすい説明は普段ではあまり聞けないので、興味がある人は参加することをおすすめします。
また毎週土曜日には、スポーツバイクの安全な走り方を専門家がレクチャーする「サタデーライド」も実施中。店舗のスタッフも一緒になって走るので、気軽に情報交換もできます。詳しい日程や内容はホームページをご覧ください。
基本情報
郵便番号:〒183-0035
住所:東京都府中市四谷5-42-3
アクセス:ちゅうバス「四谷五丁目停留所」より徒歩3分
電話番号:042-352-3308
ホームページ:http://ysroad-fucyu.com
「ワイズロード 環八R1店」サイクリングからツーリングまで対応する本格自転車店。
全国に構えるワイズロードショップの中でも、日本最大級の350坪を構える巨大店。完成車が店内に500台も展開しており、定番の人気車から他のショップでは見ることができない珍しい外国車など幅広く試乗することができます。
ここでは、ツーリング向けの商品が充実しているのがポイント。ツーリングとは、自転車を使って旅をすることをいいます。よって、途中でアクシデントに見舞われた際に対処できる携帯エマージェンシーアイテムや、フロントや後輪のサイドに付けられるバッグなど、サイクリングでも使用できる便利なアイテムも取り扱っています。
また、ここではワイズロード最高峰の自転車修理サービス「ワイズテック」があります。出張修理もやっているので、「サイクリングをしたいんだけど、壊れたものをお店に持っていくのは辛い……」という人は、ここに注文すれば直しに来てもらえます。
さらに、各店舗で実施しているミニ講習会は、他の店舗と比べてバリエーションが多く、毎回多くの自転車利用者が参加します。「チェーンの洗浄と注油」や「バーテープ交換」といった、より専門的な内容もやっているとのこと。
基本情報
郵便番号:〒146-0095
住所:東京都大田区多摩川1-36-27
アクセス:東急多摩川線「矢口渡駅」より徒歩10分前後
電話番号:03-5732-0840
ホームページ:http://ysroad.co.jp/kanpachi-r1/
「玉川兄弟像」多摩川の歴史を知るなら、まずはこの人たちから!
玉川上水の取水口「羽村堰」があり、多摩川のスタート地点付近にある像。この像の人物は、多摩川庄右衛門・清右衛門兄弟。いまも流れる多摩川を築き上げ、当時周辺の住人が飲む水を供給することに成功した功績を称え、作られました。
徳川家康公が江戸に幕府を開いてから、片田舎だった江戸が大都会へと変貌し、それに伴って人口が増えていきました。その一方で、慢性的な水不足に見舞われ、近隣の住民だけでなく役人も頭を悩ませていました。
1653年に、当時の将軍である徳川家綱公(四代目将軍)は、江戸住民への飲料水を確保するために、多摩川庄右衛門・清右衛門兄弟に生活用水を構築するように命じます。試行錯誤と苦労の結果、同年4月に着工し、同年11月に完成する最速工事に成功しました。
彼らは、町人や農民だったという説がありますが、この功績によって苗字帯刀が許可され、武士になったといいます。当時は平民が武士になるのは異例だったと言われており、庄右衛門・清右衛門ともに歴史に名を刻む大仕事を成し遂げたのです。
そんな歴史を学び、彼らの意欲を感じてサイクリングの始点としてスタートするのもありかもしれません。ぜひ一度、行ってみてはいかがでしょうか?
基本情報
郵便番号:〒205-0024
住所:東京都羽村市玉川1-1
アクセス:JR青梅線「羽村駅」より徒歩10分前後
「湯楽の里」多摩川沿い随一の全身癒しスポット。
関東圏内を中心に展開する温泉チェーン「湯楽の里」の国立店。多摩川沿いにあることから、周辺に住む地元の人だけでなくサイクリングやツーリングをする人も多く訪れます。晴れの日には富士山を眺めることができ、休日を中心に多くの人が露天風呂を利用します。
平成23年6月に湧水したことからスタートしたこちらは、「熱の湯」と呼ばれるほど高温の温泉に浸かることができ、筋肉痛や冷え性、疲労回復に効果的とされています。また温泉以外にも、ひとりで利用できるようにテレビ付きのマッサージチェアや大広間も用意されています。
営業時間は朝の9時から深夜の1時までと、長時間にわたって営業しているのが嬉しいポイント。ここをめがけてサイクリングするのも、またいい楽しみではないでしょうか。
基本情報
郵便番号:〒186-0011
住所:東京都国立市谷保3143-1
電話番号:042-580-1726
ホームページ:http://www.yurakirari.com/s/kunitachi/
「羽田空港」飛行機の行き来を見渡せる穴場スポット
多摩川のサイクリングロード最終地点である羽田。ここから眺める羽田空港の空は、頻繁に行き来する飛行機をパノラマで見渡すことができる穴場スポットです。
自転車では、羽田空港の国際線の建物の近くまで行けます。しかし、その周辺には駐輪場はなく、建物の近くには多くの違法駐輪車があり、頻繁に撤去されることから、そこに止めて中に入るのはあまりおすすめしません。
建物の5階は展望デッキが設けられており、飛行機をさらに間近で観ることができます。24時間解放されているとのことで、昼の青空や夜のライトアップされた空港の夜景など、羽田空港の風景を堪能できます。
基本情報
郵便番号:〒144-0041
住所:東京都大田区羽田空港2-6-5
電話番号:03-6428-0888(インフォメーション直通)
ホームページ:https://www.tokyo-airport-bldg.co.jp
多摩サイで健康かつ優雅な休日を過ごそう!
カフェにレストラン、絶景ポイントなど、食べたり飲んだり観たりと、様々な形で楽しむことができる、多摩サイこと多摩川サイクリングロード。整備された道をひとりでひたすらと、もしくは友だちや家族とわいわい楽しみながら走ってみると、すっきりした気持ちになれて優雅な時間が味わえられるでしょう。ぜひ自転車を使って、多摩川サイクリングロードを走ってみてください。