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腱鞘炎になる人が急増中?!悪化させると手術が必要!7つの症状や病院での治療法に自分で出来る10の対策を知って予防しよう!

なかなか治らない?腱鞘炎とは

「腱鞘炎」って聞いたことがありますか?漫画家やピアニストなど、手をよく使う人になりやすい疾患です。最近では、パソコンやスマホの普及により職業に関係なくどの年代でも腱鞘炎になる人が増えてきているという話もあります。また、女性ホルモンの変化も関係していて、大人では男性よりも女性に多いと言われています。

よくある症状は指や手首の痛み、肘から前腕にかけての痛みです。最初はなんとなく動かしにくいなぁ、と思っていたのが、動かすたびに痛くなったり腫れて熱をもったりしてきます。そのまま放っておくと、動かせなくなってしまう!なんてこともあるようです。

しかも一度なると「なかなか治らない」場合もあるようで、命に関わることはない、とは言えかなり厄介な病気のようです。そんな腱鞘炎について、症状や原因・治療法・予防法についてまとめてみました。

腱鞘炎(tenosynovitis)とは?

「腱」と「腱鞘」の間の炎症

腱鞘炎とは「腱」と「腱鞘」の間に生じる炎症のことです。と言われても、何だかよくわからないですよね。順に説明していきたいと思います。腱とは、筋肉と骨とを結び付けている線維性の丈夫な組織のことです。手の指を広げるとスジ状の線が手の甲に浮いてきますが、これらが腱です。ちなみに、骨と骨を結び付けているものは「靭帯」と言います。

腱鞘とは、その腱を包んでいるもので、腱の走行を安定させ、筋肉の力を効率よく骨に伝える働きをしています。腱鞘の内側には滑膜と呼ばれる柔らかい膜があり、腱が頻繁に動かされ腱と腱鞘がすれて炎症が起きると滑膜が一番最初に炎症を起こします。これが腱鞘炎と呼ばれるものです。

ひどくなると動かせなくなる

腱鞘炎になると、動かすたびに擦れて痛みを感じるようになります。また、腫れることにより太くなりますので、腱が引っかかってスムーズに動かすことができません。次第に動かさなくても痛みを感じるようになってきます。そして腱自体も炎症を起こしてしまい、ひどくなると動かせなくなってしまいます。

腱鞘炎の種類

最も多いのは「狭窄性腱鞘炎」

腱鞘炎にはいくつかの種類があります。最も多いのが「狭窄性腱鞘炎」で、指の曲げ伸ばしが難しくなる「ばね指」と親指側や手首が痛くなる「ドケルバン病」が有名です。どちらも頻度が高いものになります。

子どもが腱鞘炎になることもありますが、成人の場合では、「女性」で「右手」に多く、指別では親指、中指、薬指、人差し指、小指の順になりやすいと言われています。手の関節の痛みや指のこわばりなども腱鞘炎よるものかもしれません。

狭窄性腱鞘炎の他には、関節リウマチのような自己免疫疾患による「びまん性浸潤性腱鞘滑膜炎」、アミロイドや尿酸などの沈着に伴う「腱鞘滑膜炎」、細菌やウイルスによる「化膿性腱鞘滑膜炎」といったものがあります。

ばね指(弾発指)

腱鞘炎の中でも最も多いのが指の腱鞘炎です。指を曲げる働きをする屈曲腱群(指の腹側にある腱)が炎症を起こして「腱鞘炎」になり、さらに進行すると曲げるときに痛みを感じるだけではなく、曲げた後に伸ばそうとするとひっかかるようになります。この引っかかった指を伸ばそうとする様子がまるでばねがはじける様ににているため、「ばね指」と呼ばれます。

指は腱によって曲げ伸ばしをしますが、指を曲げるときに屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靱帯性腱鞘(じんたいせいけんしょう)と呼ばれるものです。腱と腱鞘の関係は、ベルトとベルト通しに似ています。なんとなくイメージできましたか?

ドケルバン病 de Quervain病

親指や手首を動かすと痛みが生じる場合、それはドケルバン病かもしれません。

手の親指を広げると、手首の親指側に2本の線(腱)が浮かび上がると思います。この2本の線はそれぞれ「短母指伸筋腱」、「長母指外転筋腱」という名前がついています。これらが手首の背側(手の甲側)にある「手背第一コンパートメント」という部位を通るのですが、その部位に生じる腱鞘炎をドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)と呼びます。

短母指伸筋腱は、主に親指の第2関節を伸ばす働きします。一方、長母指外転筋腱は主に親指を広げる働きをします。このため、ドケルバン病になると手首の親指側が痛み、腫れます。また、親指を広げたり、動かしたりすると強い痛みが生じます。

*ドケルバンはスイス人医師の名前だそうです。
*手背第1コンパートメント(背側第一腱区画)内には、2種類の腱を分けて通過させる「隔壁」が存在するために「狭窄が生じやすい」そうです。

化膿性腱鞘炎

「化膿性腱鞘炎」とは、ただの炎症ではなく、細菌やウイルスが関与している腱鞘炎のことです。普通の腱鞘炎に比べ症状が悪化しやすく、放っておくと関節炎などを合併して後遺症が残ることがあります。このため、早めに治療することが大切です。

原因は、ケガをした時などに細菌が傷口から体の中に侵入し、体内で炎症が広がることだと考えられます。腱や腱鞘にも炎症が広がると「化膿性腱鞘炎」を発症します。治療法は、抗生物質の点滴です。そして安静第一、症状が治まるまで安静にしておくことが大事です。場合によっては、手術が必要となります。

アキレス腱鞘炎(アキレス腱炎)

足首にあるアキレス腱も腱鞘炎を起こすことがあり、「アキレス腱鞘炎」と呼びます。アキレス腱に炎症が起きると、アキレス腱に痛みが生じ、腫れてしまいます。バレーボールやバスケットボールの選手など、ダッシュやジャンプを繰り返すため、アキレス腱を傷める可能性が高いと言われています。

*ダッシュやジャンプなどの動作は、ふくらはぎの筋肉が一気に収縮し、それにつられてアキレス腱も引っ張られて伸びるため、大きな負荷がかかります。

なお、アキレス腱鞘炎と似た症状が起きる「アキレス腱断裂」という病気もあります。よく「アキレス腱を切った」なんて言うのはアキレス腱断裂のことです。見分け方は、ふくらはぎを強く握って、足の関節を足の裏の方に曲げられるかどうかをチェックします。曲げられなければ、アキレス腱断裂と考えられます。

若い人の場合は、無理な運動などでいきなりアキレス腱断裂になりがちですが、中高年の人の場合は、まずアキレス腱炎になってからアキレス腱断裂をおこすことが多いそうです。

パソコン腱鞘炎・マウス腱鞘炎

正式な病名ではありませんが、パソコン腱鞘炎やマウス腱鞘炎といったものがあります。長時間のパソコン作業によって腱鞘炎が起きてしまうことを指します。

パソコン作業は同じ動作を何度も繰り返し行いますよね。また、仕事だけではなく、ゲームなどで使う場合でも毎日に何時間も続けてパソコンに向かっていると、知らず知らずのうちに腱鞘炎になっていることがあります。ばね指になることもありますし、ドケルバン病になることもあります。腕や肘に痛みが出てくることもあります。

最初は、指や手首の関節あたりがこわばり、なんとなく指を延ばしにくいなぁ、とかものを掴もうとしたら痛みを感じた、などちょっとした違和感を感じるようになります。そのまま特に対策をせずに、パソコン作業を続けていると炎症がひどくなり、ちょっと手を動かすだけで激痛がおこり、日常生活にも困るようになってきますので早めの対策が必要です。

参考:テニス肘(上腕骨外側上顆炎)

ものを掴んで持ち上げたりタオルを絞ったりすると、肘のあたりが痛くなる「テニス肘」という疾患があります。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?中年以降のテニス好きに多いのでテニス肘と呼ばれており、正式名称は「上腕骨外側上顆炎」と言います。

テニス肘は、前腕伸筋群(手首を甲側にむかうような動きに関わる筋群)の起始部に引っ張る力が加わり、上腕骨の外側上顆に炎症が起きることを言います。原因は腱鞘炎と同じで「使いすぎ」によって起こると言われています。

また、テニス肘になるのはテニスやゴルフといったスポーツだけでなく、パソコン操作を長時間行う人や手を使う軽作業をする人もテニス肘になりやすいそうです。

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状は、炎症の程度と炎症が起きている部位によって異なりますが、一般的には次のような症状が認められるようです。

うまく動かせない

腱鞘炎になったばかりの頃は、炎症が起きた腱鞘の部分で腱がスムーズに動かなくなり、「うまく動かせない」といった感じがします。なんだかスムーズに動かせないけれど、痛みもないし気のせいかな、というふうに思ってしまう位の違和感ですが、腱鞘炎の前兆かもしれません。

ただ、これくらいの症状だと、整形外科などを受診しても「気のせいです」と言われてしまうかもしれません。悪化させないためには、指や手を使いすぎないようにするなど、自分自身で対策をとると良いでしょう。

動かすとだるい

うまく動かせない、と似た感じかもしれませんが、何だか動かすとだるいなぁ、という感じも腱鞘炎になり始めたばかりの頃に認められる症状です。この頃は違和感を感じる部位を冷やすと気持ち良い場合も多いようです。

押さえると痛い

炎症がひどくなってくると痛みを感じるようになります。何もしなければ痛くないけれど、違和感を感じる部位を押さえると痛み(圧痛)を感じるようになってきます。

動かすと痛い

違和感があるまま放っておくと、動かすと痛みを感じるようになってきます。特定の動作によって痛みが強くなるかどうかによって、どこの部位に炎症が起きているかがわかります。

それでも最初の頃は、動かすのをやめて休ませてあげれば、痛みはわからくなりますが、さらに炎症がひどくなってくると指や手を使うのをやめても痛みが続くなるようになります。何をしていなくてもだるくて力が入らず痛みが続きます。原因となった作業を再開すれば、激痛が走ります。

腫れる・熱をもつ

腱鞘炎になった部位が腫れて熱を持つようになります。痛みを感じないくらいの頃にも、よ~くみると腫れている場合もありますが、ひどくなってくると、反対側に比べて明らかに腫れて、熱を持つようになります。

動きに伴い音がすることもある

ばね指が悪化すると、指を曲げるたびに音がするようになります。腱が腱鞘に引っかかってしまうことによって音が出るそうです。「コキッ」とか「パキッ」とか「プチッ」とかいった音がするそうです。

動かそうと思っても動かせなくなる

腱鞘炎を放っておくと関節の動かしにくさが固定化されてしまい「動かそうとおもっても動かせなくなる」という状態になってしまいます。この状態を「関節拘縮」ここまで放っておくと手術が必要になってしまう可能性が高くなります。手術をしても元の状態に戻すのは難しくなってしまうそうなので、できれば早めに対策を取ることをお勧めします。

腱鞘炎の原因

手首や指の使いすぎによるもの

原因の多くは「使いすぎ」によるものだと言われています。特に同じ動作を繰り返す「反復動作」がよくないとか…。だから、手を毎日たくさん使うピアニストや漫画家、小説家に多いというのも納得ですね。

他にもパソコンのキーボードの打ちすぎやマウスの使いすぎ、長時間の編み物などでも腱鞘炎になります。ゴルフの練習を始めたばかりの人は、小指に力を入れ過ぎて、小指の腱鞘炎になりやすい、なんて話もあります。

妊娠・出産・更年期、女性ホルモンの変化によるもの

腱鞘炎は妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じることが知られています。特に20代と50代に多いことがわかっています。これは女性ホルモンの変化が関係していると考えられています。

妊娠・出産の際に多く分泌される「プロゲステロン(黄体ホルモン)」は、腱鞘を収縮させる作用があり、通常よりも腱と腱鞘の摩擦が起きやすく炎症を起こしやすい状態になります。さらに、育児による手の使いすぎが加わり、腱鞘炎になりやすくなると考えられています。

一方、更年期を迎えると、「エストロゲン」の分泌が著減します。エストロゲンには腱や腱鞘の弾力性を保持する作用がありますが、更年期によりエストロゲンが不足し、腱鞘炎になりやすくなると考えられています。

他の病気によるもの

ケガや病気が原因で、腱鞘炎になることがあります。代表的な傷病には以下のものが挙げられます。

・関節リウマチ
・痛風
・変形性関節炎
・骨折や脱臼後の後遺症
・感染症(結核による結核性腱鞘炎、細菌による化膿性腱鞘炎など)
・糖尿病
・透析をしている人

糖尿病やリウマチ、透析などが原因でなるばね指は多発性(複数の指に症状が出る)になることが知られています。

病院での治療

局所の安静

治療の基本は症状がある部位(局所)の「安静」です。といっても、手や手首はついつい動かしてしまう部位なので、テーピングやシーネで固定してもらうと良いでしょう。

*シーネ固定:シーネとは添え木(副木)のこと。固定の際にシーネを用いてるものをシーネ固定といいます。
*ギプス:ギプスは石膏を意味するドイツ語由来の言葉です。患部全体を多い固定します。

湿布

痛みや腫れといった炎症による症状を抑えるためには湿布も有効です。痛みが出たばかりの頃、急性期には冷湿布が有効です。湿布ではなく氷水などでアイシングをするのも良いそうです。

内服薬

安静にしても湿布などの外用薬を使っても痛みが軽減しない場合には、消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)を内服することもあります。

注射

腱鞘内ステロイド注射という治療方法があります。腱鞘内に局所麻酔剤入りのステロイドを注射することで、痛みや炎症を軽くします。特に「トリアムシノロン」という注射薬が有効のようです。

ステロイド(副腎皮質ホルモン)は炎症を抑え、局所麻酔剤は痛みを軽くしますので、注射をするとすぐに効果を実感できることが多く、3か月以上症状を抑えられることが多いとのことです。しかし、重症化している腱鞘炎では効果が長続きせず、再発することも少なくないようです。

また、ステロイドには炎症を抑える作用だけではなく、組織そのものを萎縮させてしまう副作用があります。このため、あまりこの治療を繰り返しすぎると腱そのものが萎縮(細く)なってしまう危険性があるので、どんなに効果を実感できる治療方法だとしてもこればかり繰り返しては良くないみたいです。

手術

上記のような治療法を続けても改善しない場合や再発を繰り返すような場合、また動かせなくなってしまったような場合には、手術の適応となります。腱鞘切開という手術で、腱鞘の一部を切開します。

手術といっても必要な部位にだけ麻酔をかける小手術なので、時間もあまりかかりませんし傷痕も目立ちにくい大きさです。ただし、術後しばらくはリハビリが必須となります。また、手術が成功しても痛みがしばらく続くことがあるようです。

自分で出来る対策

ストレッチ

腱鞘炎になったばかりのだるさや動かしにくさといった違和感がある頃にはストレッチが有効です。また、痛みが治まった後にもストレッチをすることで再び悪化することを防ぐことができます。

ここでは5分でできる2つのストレッチ方法をご紹介したいと思います。
1.両腕を前に伸ばして、手をグーパーグーパーするのを繰り返します。グーパーを1回として、50回を目安に行うと効果的です。慣れないうちは負担にならない回数でもOKです。
2.腕を伸ばしたまま、手首を内側に曲げて10秒間、次に外側に曲げて10秒間。これを1セットとし、5セット行います。

注意が必要なのは、痛みが強かったり、腫れや熱をもっていたりする時です。このような炎症が激しい時にストレッチを行うと逆に症状を悪化させてしまうことがあります。まずは安静やアイシングなどで症状を抑えてからストレッチをするようにしましょう。

マッサージ

マッサージをして血行を良くしてあげるのも有効です。肩から手首にかけて、特に前腕を重点的にマッサージしてあげると良いそうです。また、テーピングなどで固定する前にマッサージをしてから行った方が良いという話もありますので、試してみてください。

テーピング

腱鞘炎にならないためにも、腱鞘炎を悪化させないためにも、テーピングは有効です。ただし、テーピングを効果的に巻くのはなかなか難しいため、最初は病院などで巻き方の指導を受けた方がいいでしょう。

また、音大生を対象にテーピングをすることで腱鞘炎を悪化させずにピアノの練習を続けられるようにしたという試みが論文としてまとめられていたので、リンクしておきました。テーピングをしたまま試合に出ているスポーツ選手はみかけますが、ピアニストはテーピングして練習しているのかもしれないですね。なんだかすごい世界です。

サポーター

慣れるまでテーピングを自分で巻くのは難しいと思いますが、サポーターならば比較的簡単に巻くことができます。腱鞘炎用の商品もいくつか販売されていますので、自分の症状に合ったものを一つ持っているといいかもしれません。

腱鞘サポーター 手首らーく

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お灸

次の項で紹介するツボにお灸を据えるのも腱鞘炎の症状を和らげるのに有効なようです。ただし、痛みや腫れが強い時にお灸をすると逆効果になることがあるので、注意が必要です。

腱鞘炎に効くツボ

腱鞘炎に効くツボには次のようなものがあります。ただし、痛みが強い場合や熱をもった感じがある場合にはツボを刺激することで悪化させてしまうことがあるので、そのような場合には控えるようにしてください。特に腱鞘炎がある部位に近い陽谿(ようけつ)は要注意です。

合谷(ごうこく)

名前までは知らなくても、合谷(ごうこく)というツボを知っている人は多いと思います。親指と人差し指の間にあるツボです。強く長めに押してあげると効果的です。洗濯バサミで挟む、なんて方法も良いみたいです。

腱鞘炎だけではなく、肩こりストレスなどに効く万能のツボとも言われています。また、風邪のひきはじめや目、鼻、歯の痛みなど首から上の症状にも効果があるそうです。

大陵(だいりょう)

大陵(だいりょう)は、手首を手前に曲げた時に折れ曲がる部分の真ん中にあるツボです。反対の手の親指の腹で少し強めに3秒くらい押しては離すという動作を繰り返すと効果的です。

腱鞘炎だけではなく、不安で落ち着かない気持ちや動悸、不眠といった症状に効果があります。ここを丁寧に刺激してげると、全身のこわばりを軽減し心身ともにリラックスさせる効果があるそうです。

曲池(きょくち)

曲地(きょくち)は肘にあるツボです。手のひらを見ながら肘をまげ、しわをつくります。しわの端(親指側)にあります。親指の腹で少し強めに刺激してあげると効果的です。

肘の痛みや肩こり、テニス肘、パソコン疲れに効果があります。他にも歯痛をやわらげたり、胃腸を整えたりする効果も期待できます。

偏歴(へんれき)

偏歴(へんれき)は、前腕にあるツボです。手の甲を上にして親指を伸ばすと、親指側の付け根部分にくぼみがあるのがわかると思います。ここから肘方向へ指3-4本ほど離れたところにある筋肉のくぼみがそうです。少し痛いかなぁ、というくらいの強さで押してあげましょう。

外関(がいかん)

外関(がいかん)は、手の甲を上にして、手首の中央から指3本分ほどのところにあるツボです。少し痛いかなぁ、というくらいの強さで押してあげると効果的です。爪楊枝のような先のとがったもので押すのも良いそうです。腱鞘炎の他にも、体のだるさや頭痛、眼精疲労にも効くと言われています。

陽谿(ようけつ)

陽谿(ようけつ)は、親指の付け根にあるツボです。手の甲を上にして指を大きく広げた時にできる、親指の付け根のへこんだ部位にあります。1-2分ほど押してあげると効果的です。

腱鞘炎の予防

手に負担をかけない

同じ動作を繰り返すことが、腱鞘炎の一番の原因だと言われていますので、手に負担をかけないように心がけるのが、一番の予防方法になります。ストレッチやマッサージをこまめにしたり、テーピングを巻くなどして手に負担をかけないようしましょう。

正しい姿勢の維持

腱鞘炎になりにくい「良い姿勢」をご紹介したいと思います。
・足の裏をしっかりと地面につける
・背筋を伸ばし、軽く顎をひく
・肘の角度が90度になるようにする
・手首が曲がらないようにする

このような姿勢を自然に維持できるようになれば、腱鞘炎予防だけでなく肩こりや腰痛の予防にもなります。慣れるまでは意識して、時々自分の姿勢をチェックするようにしてみてください。

適度な休憩

腱鞘炎は使いすぎが原因となりますので、症状がひどくなる前に適度な休憩をとる習慣をつけることが予防につながります。集中している時や期日がせまっている時などは休憩しづらいかもしれませんが、適度な休憩は体のためだけではなく能率アップにもつながります。時間を決めて休憩を挟めると良いですね。

体の歪みを整える

先ほどの「正しい姿勢の維持」と似ていますが、体のゆがみを整えることも腱鞘炎を予防するのに有効です。

まとめ

腱鞘炎についてまとめてみましたが、いかがでした?日常的によく使う指や手首などが痛くなってしまう腱鞘炎、一度なってしまうとなかなか完全には治らない厄介な疾患みたいです。

なんとなく漫画家やピアニストなど特別な職業の人がなるイメージがありましたが、パソコンやスマホの普及により多くの人がなるようになったというのもビックリですね。

確かに、パソコンなら仕事で長く使う人は多いでしょうし、スマホに至っては肌身離さず持ち運び、同じような指の動作を繰り返している人も多いでしょうから、腱鞘炎になってしまうのも当然なのかもしれません。

一度腱鞘炎を悪化させてしまうと完治は難しいようなので、早めに気づいてストレッチやマッサージ、適度な休憩を取るなどして悪化しないようにするのが一番みたいです。とりあえず目の前のパソコンやスマホから一旦離れて手を休めてみるといいかもしれません。ここまで記事をお読みいただきありがとうございました。

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