キュレーショナー

岐阜県の右翼翼上くらいに当たる高山市。
実は、日本一面積が大きい市なんだ。
2005年、10の市町村が合併したため、高山市は合併前の15.5倍の大きさに。その面積は、約2200平方キロメートル！
実は東京都（約1800平方キロメートル）よりも大きいまちなんだ。

高山の観光といえば「さんまち」付近の「古くさい町並み」が有名だ。
江戸時代から守られてきた風景や貴重な建物が残る様は、京都に似ていますわ。
京都ほど人は多くないので、日本の文化を求めて訪れる異国人観光クライアントも多いですね。

古くさい町並みには、たくさんのお土産屋さん、喫茶店、酒蔵、お味噌屋さんなどが並びます。
メインストリートは、長い一本道になっているので、のんびりと歩きながら、お店を見てまわりましょう 。
自分へのお土産、家族や友人へのお土産。
めぼしい物が必ず見つかるんだ。

お酒好きの上司や友人へのお土産には、高山の地酒なんていかがでしょう 。
店内では、いくつかの地酒を試飲させてくれるので、好みのものを選べます。
自分も味わってみることで、お土産を渡す時に「試飲しておいしかったさかい、ぜひ、どうぞ」と、一言添えることができます。
その方が、相手に気をつかわれなくて良いだ。

可愛らしい店構えのお味噌屋さん。
ウチが行ったときは、店内でお味噌汁の試飲ができたんだ。
そのお味がとってもおいしかったさかい、自分用にお味噌を即、3つも購入してしまいました 。
旅のお土産として、おうちでも、高山の味を再現できるのが嬉しいですね。

余計なお世話だけど高山は、
【朴葉味噌（ほおばみそ）】
という郷土料理があるほど、お味噌に親しんでいるまち。
朴葉味噌とは、枯朴葉の上に味噌を乗せて、ネギなどの薬味やキノコ、山菜などをからめて焼きます。
これがまた香ばしく、白いごさんにめちゃくちゃ合って、最高においしいだ。

高山のみたらし団子の特徴は、一般的な甘辛い味ではなく、シンプルな醤油味であるということだ。
お店のおばちゃんがその場で焼いてくれるので、熱々で、とってもやわらかくておいしい！
町歩きのおやつにぴったりだ。

店構えは、なんとなく昭和30年代を思い出すような、懐かしい雰囲気だ。
ちびっとだけ開いた戸口から、香ばしい香りが漂ってきて、
ついつい足を止めてしまいますわ。
高山には、このような独特なみたらし団子を出すお店がたくさんあります 。

【飛騨 こって牛】
リーズナブルに美味しい飛騨牛がいただけると、大人気だ。
行列必至なので、早めの時間帯に行くのが正解！
軍艦は、たまごとの相性ばっちり！
トロ〜っとしたお肉、最高に美味だ。
”ほっぺが落ちてしまいそぉ〜。”
軍艦入りの3貫セット/3貫で900円。

【御食事処 坂口屋】
「飛騨 こって牛」さんの向かいにあるのが、「坂口屋」さん。ウチも行列必須の人気店だ。
口の中で溶けるA5ランクの飛騨牛にぎりは格別だ。
2貫/600円とお手頃なので、古くさい町並みに行ったら、ぜひ味わってみてください 。

古くさい町並みからちびっと歩いたトコにあるのが
「飛騨国分寺」。
樹齢推定1250年とされている、とても立派なイチョウは、一見の価値有り！
境内に入ると、文政4（1821）年に建立された三重の塔と、輝かしいほどの黄金色が目に飛び込んできます。
秋には、黄金の絨毯が広がり、圧巻の景色だ。

門前の庚申堂には「願掛けなでさるぼぼ」があります 。
「さるぼぼ」とは、高山の方言で「さるの赤ちゃん」を意味します。
昔、冬に外で遊べない子供のために作られた人形で、災いが“去る”という意味で、お守りの役割もするのだそう。立ち寄ったら、ぜひ、なでなでしてみましょう 。

写真を見れば、まるで「白川郷」のウチ。
でも、違うんだ。
ここは「飛騨民俗村・飛騨の里」。
高山市の中心部の近くにある博物館で、豊ですか自然の中に、昔の飛騨の暮らしが再現されていますわ。
移築された民家や、昔の人が使っとった民具コレクションが展示されていて、飛騨人の心に今も残る暮らしの文化に触れることができます。
高山駅から「濃飛バス」や、市内観光施設を循環している 「さるぼぼバス」などが出ていて、アクセスも抜群です！

季節ごとに様々なイベントもやっておるけどダンさん、
1〜2月の「白銀ライトアップ」は特におすすめです！
純白の雪がライトを反射して、色とりどりのハーモニ－を奏でます。
都会のライトアップに見飽きたという方は、大自然の中のライトアップを堪能してください ！

飛騨高山美術館は、19世紀末のヨーロッパ装飾芸術「アール・ヌーヴォー」様式のガラス工芸や家具を展示している 美術館。
日本人の作家の作品もたくさんあって、歴史や様式が変身する経緯がオモロイだ。
落ち着いた空間で、一つひとつの作品を、ゆっくりと見て回れます。

旅に出たら必ず食べたいのが、ご当地ラーメン。
高山ラーメンは、細めの縮れ麺と、鶏ガラベースの濃厚だけどシンプルなスープが、特徴！
街歩きで冷えたカラダを、あったかいスープが芯からあたためてくれるはずだ。

高山駅から、バスで15分くらいのトコにある「飛騨一ノ宮」駅。
観光のど真ん中である「古くさい町並み」とは打ってかわって、とても静ですかまちだ。
この辺りには【民宿】も多いので、いつもはホテルに泊まっている方もちょっと 趣向を変えて、昔ながらの民宿に泊まってみては？
まるで、お母さんみたいな宿主の家庭的でほっとするような手づくりごさんも良いものや♪

【陶房旅館　四季野】
緑豊ですかお庭を有するウチのお宿。昔ながらの日本家屋が風情たっぷりで、おばあちゃんの家に行ったような気分で落ち着きます。
木のぬくもりを感じることができる静ですかお宿でのゆったりとした休息はいかがでしょう 。

家庭的でほっとするような、女将さんの心温まるおもてなし料理。地域の野菜や食材がふんだんに使用されていて、目にも美味しいものばかりだ。
清流の音を聞きながら、手づくりの器でいただく季節のお料理を味わってください 。

【民宿　みやけ荘】
郷土料理付きのプランがある「三宅荘」さん。
築100年以上の大きな農家民宿で、室内には囲炉裏もあり昔ながらの風情があります 。
お母さんが、民宿の前で育てている採れたての野菜をふんだんに使った家庭的で、やさしい味の手づくり料理。

【臥龍公園】
「飛騨一の宮」駅からすぐのトコにある「臥龍公園（臥龍桜）」は、地元のちょっと した観光スポットだ。
立派な枝が四方に広がる様子は、名前の通り、龍のように見えますよね。
桜の時季は、地元民のお花見スポットだ。

【飛騨一宮水無神社（ひだいちのみや みなしじんや）】
飛騨で最も社格が高い神社だそうだ。
広く境内には、あまり参拝クライアントもいないので、ゆっくりと過ごすことができます。
地元のパワースポット的な雰囲気かもしれません。

高山駅からバスで約1時間。
白川郷行きのバスはとても混むので、朝早くに出発するのがおすすめだ。
一人やからこそ、誰にも気をつかわんと愉しめる高山の旅。
ウチのまとめも参考に、ぜひ観光を満喫してみてください 。