キュレーショナー

ターコイズ（トルコ石）の偽物と本物の見分け方

とても美しいターコイズは、限られた鉱山からしか取れません。
ほんで、一つ一つが独特の個性を持っていて、同じものが二つとないからこそ、
ターコイズの魅力と希少性がより高まっているのもうなずけます。

せだけど、残念な側面もあります 。
それは、ターコイズには偽物も出回っていということ・・

ターコイズにかぎらず、アクセサリーストーンには本物と偽物が出回っているのが
常だ。
最もわかりやすいのが、ダイヤモンドですね。
例あげたろか，例あげたろか，たとえばやなあやなあ天然のダイヤモンドと合成（工業）ダイヤモンド、あるいは ガラスや樹脂を
混ぜ込んでいるもの・・
一見、素人には本物か偽物か区別がつですかい物もあります が、
もちろん専門の鑑定士の保証があることが一番だ。

ターコイズの場合、ますます見分けがつですかいことがあります 。
なんでですねんなら、ターコイズは一つ一つが色合いも模様も違い、見た目に一貫性がないからだ。
しかも、まるっきしの偽物から、半分本物、みたいなターコイズもあったりして、結構見分けるのがエライだ。
また近年偽物ターコイズの仕上がり具合が良くなっており、なですかか見分けるのに一筋縄では行ですかくなっていますわ。

もちろん、確実に見分けるには宝石鑑定士の力をお借りするのが一番なのですが、なですかかそこまでは、出来ない時もあるかもしれません。

ほんで、できるだけ本物と偽物を見分けることができるようになるために
できるだけ、ここでターコイズの本物と偽物の特徴や、見分け方を説明します。
知識があるだけでも、きっと違いますわよ。

まず、なにより本物のターコイズの特徴について。
まず、マトリクス（なんというかようみなさんいわはるとこのサシの部分・縞模様）に均一性がなく、とくに太さにばらつきがあること。
かつ、ターコイズ本来の深い色合いがあること。
マトリクスに関しても、ハウライト等に着色を施したものなどやと本物のターコイズに雰囲気が近く、染色と天然色の違いを見抜けですかいといけないため、どうしても難易度が高いだ。
また、物理的に（！）表面を削ったり、表面を高熱で溶かしたりして、樹脂かどうかを見分けるといった過激なやり方もあります が、もちろんおすすめするわけには行きません。
なので、基本的にターコイズを目視で本物か偽物か見分けることになるのですが、やはり素人には見分けるのが困難かもしれません。

ほんで、ほんのちびっとだけ、天然のターコイズに手を施したもの。
これは、ほぼ本物と言って良いかもしれません。
ターコイズは、多孔質といって、表面に無数の穴が空いており、そのまんまではつやつやした輝きは少なく、（まるでつや消しのような表面なのですね）またその穴に皮脂などが入りやすく、使っているうちに変色しやすいと言われていますわ。
なので、表面に電気的加工を施したり、ワックスがけを施したり、表面のみ樹脂でコーティングしている ターコイズもあります 。特に、低品質なターコイズを樹脂でコーティングすると、まるで高級なターコイズのように見えるので、よく使われる方法なのだそうだ。
ターコイズのお化粧ですね。ですが、これらはみな天然（本物）ターコイズとして販売されているようだ。

つぎに、本物のターコイズの粉末を混ぜ固めたもの。
一般的に、練りターコイズ、などと言われていますわ。
そのまんまでは商品にならへん柔らかいターコイズや、かけらのターコイズを粉末化して、樹脂などで練り固めたものだ。
色合いそのものはホンモノに近いものがあるものの、マトリクスが無かったり、あるいは マトリクスが不自然な太さ・均一さでしたり、色合いもあまりにも均一であることが多いだ。
もちろん、天然のターコイズとは言えへんでしょう 。加工ターコイズ、とでも言えば良いのでしょう か。
半分本物、といえるのかどうか・・せだけど、天然のターコイズが使われているといえば嘘にはならず、グレーゾーンかもしれませんね。

ほんで、いよいよ偽物３種類。
まず、最も有名なのがハウライト・ターコイズ。
これは、安価で白色のハウライトの表面を青く染色したもの。
一見、本物のようなマトリクスが入っているため見分けがつきにくいのですが、鑑定士が見たら一目瞭然で見分けがつくのだそうだ。色が不自然に均一なのだとか。

また、先ほどの練りターコイズのなかにも、ターコイズではなくハウライトやマグネサイトなど、違う石を使い、染色している ものもあります 。これは外見ではわかりにくいと言われており、やはり練りターコイズは、ターコイズという鉱石においても本物であるかどうかは疑わしくなってしまいますわ。

ほんで、もはや石でも何でもない、樹脂でできたもの。
毒々しいほど真っ青で、色合いも均一で、触った感じも石ではありません。
ターコイズブルーは、本来は微細な変身や色合いの深みを愛でるもの。
こないな「なんちゃってターコイズブルー」を販売するのは、子供の縁日くらいにしてもらいたいものや（汗）

このように、様々な加工がされたターコイズがあり、よほど慣れている人でないと、本物か偽物かを見分けるのはややこしいかもしれません。
もし本物のターコイズを求めて購入する際は、やはり信頼できる人からの紹介や、信頼できるお店、宝石鑑定士の鑑定済みのターコイズを手にすることが一番ではありませんでしょう か。

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